かんたんクラウドライブラリーwook Gakken Group

インタービュー

vol.11 ファンからの「これが欲しい!」に電子書籍で対応

新刊の雑誌・単行本は、デジタルで試し読み
在庫切れバックナンバーは、デジタル化して販売を

株式会社エムピージェー

株式会社エムピージェーは、観賞魚の総合情報誌月刊『アクアライフ』を基軸に熱帯魚、水草、海水魚から観賞魚全般と水辺の生き物の飼育情報を発信する雑誌書籍を制作発行する出版社です。
『アクアライフe-Bookサイト』は、同社が展開する雑誌書籍のプロモーションを図るため、新刊の“試し読み”をデジタルで無料提供。 加えて、紙の在庫が無くなったバックナンバーについては電子書籍化して販売しています。
書店オープンから2年。次第に固定ファンもついてきたという、株式会社エムピージェー代表取締役社長 黒澤慶司さんにお話を伺いました。

株式会社エムピージェー
『アクアライフe-Bookサイト』とは?
観賞魚の総合情報誌月刊『アクアライフ』をはじめ、株式会社エムピージェーが展開する熱帯魚、水草、海水魚から観賞魚全般と水辺の生き物の飼育情報の雑誌書籍の試し読み(無料)ができるほか、在庫切れとなったバックナンバーを電子書籍で販売。

◇ 書店サイト http://mpj.wook.jp/
◇ 企業サイト http://www.mpj-aqualife.com/

プロモーションの一環として“試し読み”を活用

――  『アクアライフe-Bookサイト』開設のきっかけは?
wook(ウック)を使い始めたのは2013年からですから、現在、だいたい2年ほど使っています。基本的に、当社出版物のプロモーションの一環と考えて使っています。20~30ページの試し読みが出来るというのがそれですね。立ち読みをしていただいて、それから紙で買っていただくという流れになっています。
――  プロモーションの効果はいかがですか?
正直、プロモーションの効果を計るのは難しいです。これ以外にも色んなことをやっていますし、それらの相乗効果で評価しています。それこそ、ここで立ち読みした後、どうやって買ってくれているかまでも追えるわけではありません。ネット通販や、書店、ペットショップなど、お好きなところでご購入いただいています。
――  効果測定は、どのようにしているのですか?
基本的に、アクセス数を見ています。wookの場合、管理画面から細かな情報まで見れるので、とても便利だと思います。月刊誌なので、月々の動きを見るのが基本ですが、単行本や増刊号も出ますので、それらの試し読みがどうなっているか個々の商品ごとにチェックします。だいたい、発行の前後にアクセス数が伸びますね。1つの号で、確実に2000アクセスくらいはあるので、固定ファンもついてきていると思います。

在庫切れのバックナンバーを電子化して販売

――  電子書籍の販売もしているんですよね?
紙の在庫が無くなったものを、デジタル化して販売しています。当社の雑誌は、バックオーダーがけっこう多いんですよ。特集の内容によって、“これが欲しい”っていう方の注文が入ります。ただ、人気の号だと、半年後にはもう紙のバックナンバー(在庫)が無くなってしまうことがあるんですね。そうした時に、「デジタルがありますよ」ということでやっています。
――  古い号もすべて揃えているんですか?
あまり古いものまでは揃えていません。需要との兼ね合いですね。手間もかかりますし、たくさんアップすると容量がかさんで費用も掛かっちゃいます。毎月コンスタントに売れているといっても、デジタルで買いたいという人は全体的にはまだこれからという気がします。ただ、その辺はニワトリとタマゴで、アイテム数が少ないから売れないということもあるんでしょうけど…。どの辺までやったらいいのか、難しいところです。
  • 最新号は、試し読みとして活用
    (2015年10月号)

  • 人気の書籍はデジタル化し販売
    (2014年5月号)

若い女性に大人気の“フトアゴヒゲトカゲ”

――  いま、人気のコンテンツはどんなものですか?
ここ数年は、『ニホンメダカ』がブームですね。『ヒメダカ』と言えばご存じの方も多いと思いますが、新しい品種が次々と登場していて、最近はテレビでも紹介されるくらいになりました。
――  どんなふうに飼うのですか?
交配して品種改良をしているんですね。ピカピカの真っ白なものとか、3色のものとか、ひれが長かったり、目が出ていたり、短くて“だるま”と呼ばれているものだったり…。それぞれ名前が付けられ、品種がいっぱい増えています。金魚に色んなタイプがあるのと同じですね。高いものだとペアで2~3万ということもあるんですよ。
――  すごいですね!
日本人は、品種改良するのが好きなんですね。錦鯉とか金魚とか、伝統的に育種が好きなんです。そんな中で、メダカは成長も早くライフサイクルが短いので、品種改良しやすいんです。
あと、都会のマンション暮らしで飼えるサイズというのもポイントですね。東南アジア原産のエビ“ビーシュリンプ”も人気ですね。赤と白がくっきりときれいなものや、黒と白の縞模様だったり…。
――  かわいいエビなんて、女性の人気も高そうです。
ちょっと意外かもしれませんが、若い女性に人気なのは実は爬虫類なんですよ。カラーバリエーションが非常に豊富で、『ヒョウモントカゲモドキ』など、小さくてカラフルなものが多いんです。ヘビでいうと、『ボールパイソン』『コーンスネーク』『キングスネーク』なんかが人気です。
それから、いまイチオシなのが、『フトアゴヒゲトカゲ』!いろんなタイプがあるんですが、尖ったトゲトゲがかわいいんですよ(笑)。だいたい60センチくらいで、狭いところでも複数飼えます。感覚的には犬とか猫とかとあまり違わないですね。ちょうど、『ビバリウム』の68号(http://i.wook.jp/000238/238975/)の表紙がフトアゴです。
  • 都会でも比較的飼いやすい
    『ビーシュリンプ』
    (月刊アクアライフ2015年2月号)

  • 若い女性に人気の
    『ヒョウモントガケモドキ』
    (ヒョウモントカゲモドキと暮らす本)

  • イチオシの
    『フトアゴヒゲトカゲ』
    (ビバリウムガイド 68号より)

――  今後、さらに電子化を進めていく予定はありますか。
当社の雑誌はページでレイアウトしているので、スマホなど小さな画面で見るにはちょっと見づらいんじゃないかなと思います。文字モノ(リフロー型)なら、小さくてもよいんでしょうけど。パソコンくらい画面サイズがあればいいんですけど、タブレットでもまだちょっと小さい感じがします。そういうところがもっと良くなっていくといいなと思います。
あとは、登録する時、1冊あたりの容量制限をもっと大きくしてほしいですね。たしかアップロード前の1ファイル容量が300MB以内でしたよね。本当は、きれいな写真をそのままきれいな画質で見ていただきたいんですけど、これだとちょっと小さいんで画質を調整しなきゃいけない。そのままのサイズで見るには十分ですけど、拡大するとちょっと気になる時があるんです。いろいろ大変なんでしょうけど、なんとか対応していただければと思います。
――  PDFファイルの画質向上方法についてはこちらでご案内しておりますが、今後も新デバイス、ビューワー市場動向をにらみながら適宜対応しサービス改善してまいります。ご要望ありがとうございました。
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