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【2025年最新】サラ・ピンスカーのおすすめ小説2選

サラ・ピンスカーのおすすめ小説は?現代SFの旗手が描く魅力と読むべき傑作
サラ・ピンスカーは、現代SF(サイエンス・フィクション)界で今最も注目されている作家の一人です。彼女の作品は、奇抜なアイデアと日常的な感情が絶妙に融合しているのが大きな魅力です。
幻想的な設定の中にも、誰もが経験するような喪失感や痛みが丁寧に描かれており、多くの読者の心を掴んでいます。また、自身がミュージシャンでもあるため、音楽をテーマにした物語が多いのも特徴の一つです。不思議で、どこか愛おしい。そんな唯一無二の世界観を持つサラ・ピンスカーの小説は、私たちに新しい読書体験をもたらしてくれるでしょう。
まず知りたい!数々の文学賞を受賞する作家サラ・ピンスカーとは
サラ・ピンスカーは、アメリカのニューヨーク州で生まれたSF作家です。作家としてだけでなく、シンガーソングライターとしても活動しており、これまでに複数のアルバムをリリースしています。
彼女の才能は文学界でも高く評価されており、その輝かしい受賞歴が実力を物語っています。世界で最も権威のあるSF文学賞の一つであるネビュラ賞を複数回受賞しているほか、数々の名誉ある賞に輝いています。
- 『新しい時代への歌』:2020年度 ネビュラ賞 長篇部門 受賞
- 『いずれすべては海の中に』:2020年度 フィリップ・K・ディック賞 受賞
- 「オープン・ロードの聖母様」(『いずれすべては海の中に』収録):2016年度 ネビュラ賞 中篇部門 受賞
これらはほんの一部であり、収録されている短編一つひとつがヒューゴー賞やローカス賞といった名だたる賞を受賞、またはノミネートされています。まさに、現代SFを代表する実力派作家と言えるでしょう。
サラ・ピンスカーのおすすめ小説2選
サラ・ピンスカーの魅力を存分に味わえる、おすすめの小説を2作品ご紹介します。
短編集と長編、それぞれ異なる魅力を持つ物語の世界に、あなたもきっと引き込まれるはず。まずは気になる方から手に取ってみてください。
1位『いずれすべては海の中に』
まず最初におすすめしたいのが、2020年度のフィリップ・K・ディック賞を受賞した短編集『いずれすべては海の中に』です。本書には、奇想天外な設定が光る13篇の物語が収録されています。
例えば、「最新の義手が道路と繋がってしまった男の話」や「並行世界のサラ・ピンスカーたちが集まるイベントで殺人事件が起きる話」など、あらすじを聞いただけでも思わず読んでみたくなりませんか?
しかし、本作の魅力はただ奇抜なだけではありません。物語の根底には、喪失や痛みといった、私たちの身近にある感情が静かに、そして丁寧に描かれています。奇妙で不思議なのに、どこか愛おしい。そんなピンスカー独自の世界観に浸れる、入門にぴったりの一冊です。
ふくちい奇妙な話なのに、登場人物の気持ちがすごくリアルに伝わってくるんだ。読み終わったあとの余韻がたまらないよ。
2位『新しい時代への歌』


次におすすめするのは、2020年度のネビュラ賞長篇部門を受賞した『新しい時代への歌』です。この物語の舞台は、テロと感染症のパンデミックによって、人々が集まるライブなどが法律で禁止されてしまった近未来のアメリカです。
原著が発表されたのは2019年。まるでコロナ禍の現代を予見していたかのような設定に、誰もが衝撃を受けるでしょう。物語は、非合法なライブに情熱を燃やすミュージシャンと、VRライブのスカウトとして働く女性、二人の視点から描かれます。
音楽の力、そして人と人との繋がりの大切さを力強く描き出した、まさに「今、読むべき」音楽SFの傑作と言えるでしょう。読み応えのある長編小説を求めている方に、ぜひおすすめしたい一冊です。



わたしも音楽が好きだから、ライブの熱が伝わってきて最高だったよ!今の時代だからこそ、心に響くものがあるんじゃないかな。
サラ・ピンスカーのおすすめ小説を読んで、唯一無二のSF体験を
サラ・ピンスカーの小説は、「SF」というジャンルの枠を超えた普遍的な魅力を持っています。奇想天外なアイデアで読者を驚かせながらも、その中心で描かれるのは、誰もが共感できる人間の心の機微です。
ハードSFのような難解な科学理論はほとんどなく、ごく普通の登場人物たちの視点を通して、少し不思議な世界が描かれます。そこに、彼女自身の経験が反映された音楽のテーマが加わることで、物語はさらに深みと彩りを増しているのです。
静かな筆致で紡がれる物語は、読後に深い余韻を残し、私たちに新たな視点を与えてくれます。日常から少しだけ飛躍した、唯一無二のSF体験を、あなたもぜひ味わってみてください。

