【2025年最新】10代・高校生向け恋愛小説のおすすめランキングTOP40

10代・高校生の心に響く、おすすめ恋愛小説40選

恋愛小説は、登場人物の気持ちに共感したり、自分の知らない世界を体験できたりと、10代の多感な時期に読むからこそ得られるものがたくさんあるんだ。普段あまり本を読まない人でも、映画化やドラマ化された話題作なら、手に取りやすいかもしれないね。

主人公が同年代の高校生だと、より感情移入しやすく、物語の世界に没頭できるはずだよ。この記事では、甘酸っぱい青春ストーリーから、涙なしには読めない感動の名作まで、さまざまなテイストの作品をランキング形式でご紹介するね。ぜひ、心に残る一冊を見つけてみてね。

【2025年最新】10代・高校生におすすめの恋愛小説ランキングTOP40

ここからは、2025年最新版として10代・高校生にぜひ読んでほしい恋愛小説を、ランキング形式で40作品ご紹介するね。誰もが知るベストセラーから、最近話題の作品まで幅広く選んでみたよ。

物語のあらすじやおすすめポイントも解説していくから、本選びの参考にしてみてね。きっと、あなたの心に響く最高の恋愛小説と出会えるはずだよ。

1位『君の膵臓をたべたい』住野よる

住野よるのデビュー作で、2016年の本屋大賞で第2位に輝いた作品だよ。高校生の「僕」が病院で拾った一冊の「共病文庫」は、クラスメイトである山内桜良が膵臓の病気で余命わずかであることを綴った日記だったんだ。

この偶然の出会いをきっかけに、正反対の性格の2人が心を通わせていく姿が描かれているよ。単なる甘いラブストーリーではなく、人が生きることの意味を問いかける、感動的な物語なんだ。

2位『汝、星のごとく』凪良ゆう

2023年の本屋大賞を受賞した、今話題の一冊だよ。瀬戸内の島で育った高校生の暁海（あきみ）と、母親の都合で島へやってきた櫂（かい）。心に孤独と欠落を抱えた2人が惹かれ合い、すれ違いながらも成長していく姿を描いた物語なんだ。

全体的に切ない雰囲気が漂い、2人の愛と人生の物語に涙が止まらないと評判だよ。リアルで深いテーマに切り込んだ作品を読みたい高校生におすすめするね。

3位『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』汐見夏衛

マスクが手放せない優等生の茜と、自由奔放で絵を描くことが好きな銀髪のクラスメイト・青磁。正反対の2人が惹かれ合い、お互いの抱える痛みや過去を乗り越えようとする姿を描いた物語だよ。

純粋でまっすぐな恋愛模様に、胸がキュンとなること間違いなしだよ。高校生らしい等身大の悩みや葛藤も描かれており、共感できるポイントがたくさん見つかるはずだよ。

4位『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文

京都の美大に通う学生・南山高寿が、電車で一目惚れした女性・福寿愛美に声をかけたことから始まるラブストーリーだよ。意気投合した2人は付き合うことになるんだけど、彼女にはある大きな秘密が隠されていたんだ。

ファンタジー要素がありながらも、切ない運命に翻弄される2人の恋に涙する読者が続出したんだ。物語の仕掛けがわかったとき、もう一度最初から読み返したくなる作品だよ。

5位『桜のような僕の恋人』宇山佳佑

美容師の美咲に恋をした晴人。彼女の夢を応援する晴人だったんだけど、美咲は人の何十倍もの速さで年老いていく難病を発症してしまうんだ。好きな人と同じ速度で歳月を重ねることができない、という切ない現実を描いたラブストーリーだよ。

儚くも美しい2人の恋の行方に、涙なしではいられないよ。恋愛の喜びと、避けられない運命の残酷さが胸に迫る一冊なんだ。

6位『世界の中心で、愛をさけぶ』片山恭一

2004年に映画化され、社会現象にもなった大ベストセラー小説だよ。高校2年生の朔太郎と、彼の恋人アキ。輝かしい青春を送る2人だったんだけど、アキは白血病を発症し、彼らの運命は大きく変わってしまうんだ。

本作はアキの死から物語が始まるんだ。最愛の人を失う辛さと、純粋な愛が鮮明に描かれており、多くの読者の涙を誘ったんだ。純愛小説の金字塔として、今もなお読み継がれる名作だよ。

7位『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦

クラブの後輩である「黒髪の乙女」に想いを寄せる「先輩」が、彼女の姿を追い求めて京都の街を奔走する物語だよ。奇妙で個性的なキャラクターたちが次々と登場し、不思議な出来事が巻き起こる、ユニークな恋愛ファンタジーなんだ。

独特の世界観とリズミカルな文章が魅力で、読者を飽きさせないよ。普通の恋愛小説では物足りない、という人におすすめの一冊なんだ。

8位『図書館戦争』シリーズ 有川浩

「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる」という法律が施行された架空の現代日本が舞台だよ。不当な検閲から本を守るための組織「図書隊」に入隊したヒロイン・笠原郁の成長と恋を描いた物語なんだ。

厳しい訓練や戦闘シーンなどハードな要素もありつつ、教官である堂上との甘い恋愛模様に胸がキュンとするよ。アクションもラブコメも楽しめる、エンターテイメント性の高いシリーズなんだ。

9位『君は月夜に光り輝く』佐野徹夜

クラスの寄せ書きを届けるために病院を訪れた卓也は、そこで入院中の同級生・まみずと出会うんだ。彼女は、細胞が異常な光を放ち、死に近づく「発光病」という不治の病を患っていたんだ。

卓也は、まみずが死ぬまでにやりたいことを代わりに体験し、その感想を伝える「代行体験」を始めるんだ。命の儚さと恋の切なさが描かれた、感動のラブストーリーだよ。

10位『ノルウェイの森』村上春樹

世界的に有名な村上春樹の代表作の一つだよ。主人公のワタナベトオルが、高校時代の親友の恋人だった直子と、大学で出会った快活な緑との間で揺れ動く姿を描いているんだ。

生と死、そして愛をテーマにした物語は、10代の心に深く響くものがあるはずだよ。『ノルウェイの森』は、生と死、愛といったテーマを大人びた雰囲気で描いた恋愛小説であり、高校生に深い影響を与える可能性のある作品なんだけど、性描写の多さから、読者を選ぶ可能性があるんだ。

11位『陽だまりの彼女』越谷オサム

交通広告代理店の営業マンである浩介は、仕事で偶然、中学時代の同級生・真緒と再会するんだ。かつていじめられっ子だった彼女は、魅力的な女性に変身していたよ。2人は恋に落ち、結婚するんだけど、真緒には誰にも言えない不思議な秘密があったんだ。

ファンタジックな設定でありながら、心温まる優しいラブストーリーが展開されるよ。読み終わった後、温かい気持ちになれる一冊なんだ。

12位『阪急電車』有川浩

兵庫県を走る阪急今津線を舞台に、たまたま同じ電車に乗り合わせた人々の人間模様を描いた連作短編集だよ。婚約者を後輩に奪われた女性や、DV彼氏と別れられない女子大生など、さまざまな悩みを抱えた登場人物たちが、車内で交わす何気ないやりとりから少しだけ前に進む勇気をもらうんだ。

心温まるエピソードがリレー形式で繋がっていく構成が魅力だよ。読後、優しい気持ちになれる爽やかな一冊なんだ。

13位『いま、会いにゆきます』市川拓司

妻に先立たれ、6歳の息子と暮らす巧。雨の季節になったら戻ってくると言い残した妻の言葉を信じる彼の前に、ある日、亡くなったはずの妻・澪が姿を現すんだ。しかし、彼女はすべての記憶を失っていたよ。

再び始まる家族3人の生活と、巧と澪の恋の行方を描いたファンタジー恋愛小説だよ。家族の愛と絆に涙が止まらない、感動の名作なんだ。

14位『植物図鑑』有川浩

OLのさやかが、ある夜、マンションの前で倒れていた青年・樹を拾ったことから始まる物語だよ。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」という不思議な出会いから、2人の同居生活がスタートするんだ。

樹は料理が得意で、道端の草花（野草）に詳しいため、2人の食卓はいつも豊かだよ。野草を通じて育まれる、心温まる恋愛模様が描かれているんだ。読んでいるとお腹が空いてくる、美味しい一冊だよ。

15位『パラレルワールド・ラブストーリー』東野圭吾

ミステリーの巨匠・東野圭吾が描く恋愛小説だよ。親友の恋人は、かつて自分が一目惚れした女性だったんだ。しかしある朝目覚めると、彼女は自分の恋人として隣にいたんだ。2つの異なる世界「パラレルワールド」で、主人公の記憶が混乱していく様を描いているんだ。

恋愛と友情、そして謎解きが絡み合うストーリーに引き込まれるよ。恋愛小説でありながら、ミステリーならではのドキドキ感も味わえる作品なんだ。

16位『クジラの彼』有川浩

有川浩の「自衛隊シリーズ」のスピンオフ作品で、6つの恋愛短編集だよ。潜水艦乗りの男性に恋をした女性や、戦闘機パイロットの彼を持つ女性など、自衛官と一般女性のさまざまな恋愛が描かれているんだ。

なかなか会えない、連絡も取れないという特殊な環境での恋愛は、もどかしくも純粋だよ。働く男性のかっこよさと、彼らを支える女性の健気さに胸が熱くなるよ。

17位『ジョゼと虎と魚たち』田辺聖子

大学生の恒夫は、ある日、坂道を転がり落ちてきた乳母車に乗った少女・ジョゼと出会うんだ。足が不自由な彼女は、ほとんど家から出たことがなく、本の世界だけがすべてだったんだ。恒夫はそんなジョゼを外の世界へ連れ出すよ。

少しビターで現実的な恋愛模様が、多くの読者の共感を呼んだんだ。爽やかな青春小説とは一味違う、心に深く残る物語だよ。

18位『舟を編む』三浦しをん

2012年の本屋大賞を受賞し、映画化やアニメ化もされた作品だよ。辞書編集部に異動になった、真面目で口下手な主人公・馬締光也が、新しい辞書「大渡海」の完成を目指す物語なんだ。

一見、恋愛小説とは思えないかもしれないけど、馬締が下宿先の大家の孫娘・香具矢に寄せる不器用ながらも一途な想いに、胸が温かくなるよ。言葉を大切にする辞書作りの世界と、ゆっくりと進む恋模様が丁寧に描かれているんだ。

19位『レインツリーの国』有川浩

主人公の伸行が、学生時代に大好きだった小説の感想を検索したことがきっかけで、あるブログの管理人・ひとみとメールのやりとりを始めるところから物語は始まるんだ。意気投合した2人なんだけど、ひとみには伸行に会えない理由があったんだ。

彼女は感音性難聴というハンディキャップを抱えていたんだ。障害を乗り越えようとする2人の純粋な恋愛に、心が洗われるよ。顔も知らない相手とのメールから始まる、現代的なラブストーリーだよ。

20位『マチネの終わりに』平野啓一郎

世界的なクラシックギタリストの蒔野と、海外の通信社に勤務するジャーナリストの洋子。出会った瞬間から強く惹かれ合った2人なんだけど、さまざまな現実の壁が立ちはだかるんだ。

出会うタイミングの大切さや、すれ違う大人の恋が描かれており、甘いだけの恋愛小説では物足りない人におすすめだよ。少し背伸びして、大人の恋愛観に触れてみたい高校生に読んでほしい一冊なんだ。

21位『塩の街』有川浩

有川浩のデビュー作で、「自衛隊三部作」の第一作目だよ。謎の塩の結晶によって、人が塩の塊になって死んでしまう「塩害」が蔓延した世界が舞台なんだ。

崩壊した東京で暮らす男と少女の、静かで穏やかな日常と恋愛を描いているんだ。過酷な世界だからこそ際立つ、2人の絆と愛情に心打たれるよ。SF的な設定と、切ないラブストーリーが見事に融合した作品だよ。

22位『きみはポラリス』三浦しをん

さまざまな愛の形を描いた11編からなる恋愛短編集だよ。誘拐犯と少女の奇妙な関係や、男性同士の報われない片思いなど、いわゆる「普通」ではない恋愛がテーマになっているんだ。

どの物語も個性的でありながら、登場人物たちの心情が美しく表現されており、自然と物語に引き込まれるよ。ストレートな恋愛小説に飽きた人や、多様な愛の形に触れたい人におすすめだよ。

23位『僕らのごはんは明日で待ってる』瀬尾まいこ

無口でネガティブな亮太と、太陽のように明るい小春。正反対の2人が高校生で出会い、恋に落ち、やがて大学生、社会人へと成長していく7年間の軌跡を描いた物語だよ。

ファミレスでの食事や、体育祭の二人三脚など、何気ない日常の風景が温かく、リアルに描かれているのが魅力だよ。当たり前の日常が愛おしくなるような、心温まるラブストーリーなんだ。

24位『秒速5センチメートル』新海誠

大ヒット映画『君の名は。』で知られる新海誠監督が、自ら執筆した小説版だよ。小学生の時に離れ離れになった貴樹と明里の、時間と距離によって変化していく関係性を描いているんだ。

美しい情景描写と、登場人物たちの心の機微を繊細に綴った文章が魅力だよ。誰もが経験するかもしれない、初恋の切なさやもどかしさが胸に迫るよ。

25位『いちご同盟』三田誠広

中学3年生の主人公・良一は、ひょんなことから陸上部に所属する不良少年・徹也と、病弱な美少女・直美と出会うんだ。3人は「いちご同盟」を結成し、残された時間を精一杯生きようとするよ。

青春のきらめきと、生と死という重いテーマが描かれた、10代の心に深く刻まれるであろう物語だよ。刊行から長い年月が経っても色褪せない、青春小説の不朽の名作なんだ。

26位『カフーを待ちわびて』原田マハ

第1回日本ラブストーリー大賞を受賞した、原田マハのデビュー作だよ。沖縄の小さな島で雑貨店を営む明青が、冗談で書いた「嫁に来ないか」という絵馬。それを見て、幸と名乗る美しい女性が本当に島へやってくることから物語は始まるんだ。

沖縄の美しい自然を舞台に、不器用な主人公と謎めいたヒロインの恋模様が描かれるよ。心温まる奇跡のラブストーリーで、読後は心が浄化されるような気持ちになるんだ。

27位『TSUGUMI』よしもとばなな

海辺の町を舞台に、病弱だけどわがままで、周りを振り回す美少女・つぐみと、彼女を取り巻く人々とのひと夏の出来事を描いた物語だよ。主人公のまりあが、都会から叔母の営む旅館に滞在するところから始まるんだ。

つぐみの激しい性格にハラハラさせられながらも、彼女が内に秘めた繊細さや、登場人物たちの心の交流に引き込まれるよ。どこか懐かしく、切ない読後感が魅力の一冊なんだ。

28位『そのときは彼によろしく』市川拓司

『いま、会いにゆきます』の市川拓司が描く、もう一つの感動的なラブストーリーだよ。水草店を経営する青年・智史の前に、ある日、謎の美女・花梨が現れるんだ。彼女は、智史が幼い頃に仲良くしていた「美少女」にそっくりだったよ。

過去と現在が交錯しながら、少しずつ謎が解き明かされていく構成が見事だよ。ファンタジックで切ない、ピュアな恋愛物語が好きな人におすすめだよ。

29位『砂時計のくれた夏』汐見夏衛

高校2年生の杏奈は、夏休みに訪れた祖母の家で、不思議な少年・楓と出会うんだ。彼は、杏奈が幼い頃に亡くした初恋の相手にそっくりだったよ。2人は一緒に過ごすうちに惹かれ合うんだけど、楓にはある秘密があったんだ。

夏を舞台にした、切なくて儚いラブストーリーだよ。美しい情景描写とともに描かれる、ひと夏の恋に胸が締め付けられるよ。

30位『ずっとあなたが好きでした』歌野晶午

ミステリー作家として知られる歌野晶午が描く、恋愛にまつわる13の短編集だよ。しかし、ただの恋愛小説ではないんだ。どの話にも巧妙な仕掛けが施されており、最後には驚きの結末が待っているんだ。

甘いラブストーリーかと思いきや、背筋がぞっとするような展開もあるよ。恋愛小説とミステリーの融合を楽しみたい、刺激を求める読者におすすめの一冊なんだ。

31位『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』汐見夏衛

現代の女子中学生・百合が、1945年の戦時中の日本にタイムスリップしてしまう物語だよ。そこで出会った特攻隊員の彰と恋に落ちるんだけど、彼には過酷な運命が待ち受けていたんだ。

戦争という時代背景の中で育まれる、切なくも美しい愛に涙する読者が続出したよ。平和な現代に生きることの尊さを改めて考えさせられる作品なんだ。

32位『放課後の音符（キイノート）』山田詠美

名門お嬢様学校に通う主人公・兎子が、ある日、他校の男子生徒・昇と出会うことから始まる物語だよ。クラシック音楽を愛する兎子と、ロックに情熱を燃やす昇。育った環境も好きな音楽も全く違う2人が、次第に惹かれ合っていくんだ。

繊細で瑞々しい10代の恋愛模様が、美しい文章で描かれているよ。背伸びしたい気持ちや、大人への憧れといった、高校生ならではの感情が巧みに表現された一冊なんだ。

33位『うさぎパン』瀧羽麻子

高校生活を舞台に、4人の男女が織りなす青春と恋愛を描いた物語だよ。主人公の優子と、パン好きの同級生・富田くんとの出会いをきっかけに、物語は展開していくんだ。

パン作りを通して深まる友情や、甘酸っぱい恋模様に、心が温かくなるよ。登場するパンがどれも美味しそうで、読んでいるとお腹が空いてくるかもしれないね。

34位『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』浅原ナオト

ゲイであることを隠して生きる高校生・純と、BL好きの同級生・紗枝。ひょんなことから付き合うことになった2人の、少し変わった恋愛模様を描いた物語だよ。

LGBTQ+やスクールカーストといった現代的なテーマを扱いながらも、普遍的な「好き」という感情について考えさせられるよ。切なくもリアルなストーリーが、多くの共感を呼んでいるんだ。

35位『ラビット病』山田詠美

主人公のゆりと、彼女が恋するロバート。2人の恋愛を通して、少女が大人へと成長していく姿を描いた物語だよ。

失恋の痛みや嫉妬といった、恋愛のほろ苦い側面がリアルに描かれているよ。恋愛の綺麗な部分だけでなく、複雑な感情にも触れたい人におすすめだよ。

36位『あなたを独りで、泣かせはしない』楡井亜木子

高校3年生の主人公・水島優希が、喫茶店で働く32歳の秋山悟と出会うことから物語は始まるんだ。年の離れた2人の距離が、少しずつ縮まっていく様子が描かれているよ。

年の差というテーマを扱いながらも、爽やかで純粋な恋愛模様が描かれているんだ。人を好きになる気持ちの美しさを、改めて感じさせてくれる一冊なんだ。

37位『檸檬のころ』豊島ミホ

田舎の高校に通う男女の、卒業を控えた1年間を描いた連作短編集だよ。野球部のエース、吹奏楽部の女子、成績優秀な男子など、さまざまな生徒たちの視点から、それぞれの片思いや友情、進路への悩みが語られるんだ。

誰もが経験するであろう、高校時代の甘酸っぱくて切ない感情が詰まっているよ。ノスタルジックな雰囲気に浸れる、青春小説の傑作なんだ。

38位『魔女の宅急便』角野栄子

言わずと知れたスタジオジブリの映画の原作小説だよ。13歳になった魔女のキキが、一人前の魔女になるために親元を離れ、新しい町で宅急便屋を始める物語なんだ。

映画ではあまり描かれていない、とんぼとの淡い恋模様も、小説では丁寧に描かれているんだ。キキの成長とともに、少しずつ変化していく2人の関係に、ほんわかとした気持ちになるよ。

39位『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』沖田円

主人公のセイが恋をしたのは、短期記憶障害を抱え、一日の記憶しか保つことができない少女・ハナ。毎日記憶がリセットされてしまう彼女に、セイは毎日「はじめまして」と声をかけ、恋をするんだ。

何度忘れられても、一途に想い続けるセイの姿に胸を打たれるよ。切ないけれど、とてもピュアで温かいラブストーリーだよ。

40位『初恋素描帖』豊島ミホ

『檸檬のころ』の豊島ミホが描く、初恋をテーマにした連作短編集だよ。中学生たちの、不器用で、もどかしくて、でもキラキラした初恋の瞬間が切り取られているんだ。

甘酸っぱいエピソードの数々に、自分の初恋を思い出してキュンとする大人も多いはずだよ。恋愛小説の入門編としても、ぴったりの一冊なんだ。

ランキングを参考に10代・高校生時代に最高の恋愛小説と出会おう

ここまで、10代・高校生におすすめの恋愛小説を40作品、ランキング形式でご紹介したよ。気になる作品は見つかったかな？恋愛小説を読むと、登場人物に感情移入することで、さまざまな恋愛を疑似体験できるんだ。

また、読書は語彙力や想像力を豊かにしてくれるだけでなく、脳のリフレッシュにも繋がるんだ。ぜひこのランキングを参考にして、心に残る一冊を見つけ、読書の世界を楽しんでみてね。