【2025年最新】辻村深月の小説おすすめランキングTOP35

小説ヨミタイ編集部 監修者
株式会社viviane
小説ヨミタイ編集部

あらゆる面白いおすすめ小説を紹介する小説専門サイト「小説ヨミタイ」の編集部です。

目次

辻村深月の小説、どれから読む? 選び方のポイント

辻村深月さんの作品は、心温まる物語から息をのむようなミステリーまで、その作風の幅広さに驚かされますよね。だからこそ、「どれから読もう?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そんなときは、「どんな読書体験をしたいか」を基準に選ぶのがおすすめです。心温まる感動を求めているのか、それともハラハラドキドキする展開に身を委ねたいのか。その日の気分にぴったりの一冊を選ぶことが、辻村作品の奥深い世界を存分に味わうための秘訣ですよ。

まずはコレ!初心者におすすめの名作3選

「とにかく面白い作品を読みたい!」という初心者の方には、まず代表作から読み始めるのがおすすめです。特に、これからご紹介する3作品は、辻村深月さんの魅力がぎゅっと詰まっていて、入門編としてぴったりですよ。

  • 『かがみの孤城』:本屋大賞を受賞した、世代を問わず多くの人の心を揺さぶる傑作です。
  • 『ツナグ』:死者との再会をテーマにした、心温まる感動的な物語です。
  • 『傲慢と善良』:婚活をテーマに、現代人の恋愛観や価値観を鋭く描いた作品です。

どれも多くの読者から愛されており、きっとあなたもスムーズに辻村深月さんの世界観に引き込まれるはずです。

ふくちい

どれも読みやすくて、あっという間に読めちゃう作品ばかりだよ。まずはこの3冊から読んでみてほしいな。

作品世界を深く楽しむための読む順番

辻村深月さんの作品には、異なる物語の間に登場人物がリンクする、ファンにはたまらない仕掛けが隠されています。そのため、発表された順番に読んでいくと、作家の作風がどのように変化していったのかを追体験できるだけでなく、作品同士の思わぬつながりを発見する喜びも味わえますよ。デビュー作『冷たい校舎の時は止まる』から読み進めれば、辻村深月ワールドの奥深さにきっとどっぷり浸れるはず。全作品制覇を目指す熱心なファンの方は、ぜひ刊行順に読んでみてくださいね。

ふくちい

作品を読み進めると「あっ、この人、前の作品にも出てた!」って発見があるんだ。わたし、そういうつながりを見つけるのがすごく楽しいんだよね。

心温まる「白辻村」と、人間の闇を描く「黒辻村」

辻村深月さんの作品は、その作風からファンの間で「白辻村(しろつじむら)」と「黒辻村(くろつじむら)」という愛称で呼ばれることがあります。「白辻村」は、『かがみの孤城』や『ツナグ』のように、優しさや温かさに満ちた感動的な物語を指します。一方、「黒辻村」は、人間の心の闇や複雑な感情を鋭く描いた、少しビターでミステリアスな作品群です。どちらの作風も辻村さんの大きな魅力。その日の気分に合わせて「白」と「黒」を選んでみるのも、作品を楽しむ素敵な方法ですよ。

ふくちい

わたしはどっちの辻村さんも好きだなあ。優しい気持ちになりたい時は「白」、ちょっと刺激がほしい時は「黒」って感じで選んでるよ!

辻村深月のおすすめ小説ランキングTOP35

ここからは、いよいよ辻村深月さんのおすすめ小説をランキング形式でご紹介していきます!数々の名作の中から、小説ヨミタイ編集部が厳選した作品ばかりです。きっとあなたのお気に入りの一冊が見つかるはず。ぜひ、このランキングを参考にしながら、次に読む一冊を選んでみてくださいね。

1位『かがみの孤城』

学校に居場所をなくし、自室に閉じこもっていた中学生のこころ。ある日、部屋の鏡が突然光り始め、吸い込まれるように中に入ると、そこには不思議な城と、見知らぬ中学生たちがいました。2018年に本屋大賞を受賞したこの作品は、幅広い世代から熱い支持を集めています。繊細な心の動きを丁寧に描き出し、生きづらさを抱える人々の心を優しく包み込む物語です。

ふくちい

ラストの感動がすごいんだよ。自分の居場所を見つけたいって思ってる人に、ぜひ読んでほしいな。

2位『ツナグ』

一生に一度だけ、死者と再会させてくれるという仲介人「使者(ツナグ)」。心残りを抱えた依頼者たちがツナグの元を訪れ、亡き人との再会を果たします。突然亡くなったアイドルに会いたいOL、癌であることを伝えられなかった母に会いたい息子など、様々な境遇の人々の物語が描かれる連作短編集です。2011年には吉川英治文学新人賞を受賞した、心温まる傑作ですよ。

ふくちい

誰かを大切に思う気持ちに、涙が止まらなくなるんだ。読み終わった後、優しい気持ちになれるよ。

3位『傲慢と善良』

婚約者が突然失踪したことから始まる、恋愛ミステリー。失踪した彼女の過去を探るうちに、現代社会に生きる人々の「傲慢さ」と「善良さ」が浮き彫りになっていきます。婚活をテーマに、恋愛や結婚における男女の価値観のズレを鋭く描き出し、多くの読者の共感を呼んだ作品です。自分自身やパートナーとの関係を見つめ直す、大切なきっかけになるかもしれませんよ。

ふくちい

耳が痛い言葉もたくさん出てくるけど、すごく考えさせられるんだ。恋愛や結婚に悩んでる人は、ぜひ読んでみてほしいな。

この本を読む

4位『冷たい校舎の時は止まる』

雪が降る日、学校に閉じ込められた8人の高校生。時が止まった校舎で、彼らは2ヶ月前に自殺した同級生のことを思い出そうとしますが、その顔も名前も思い出せません。辻村深月さんのデビュー作であり、第31回メフィスト賞を受賞した長編ミステリーです。閉鎖された空間で起こる不可解な現象と、高校生たちのリアルな心理描写が読者を深く引き込みます。

ふくちい

デビュー作とは思えない完成度の高さに驚かされるよ。青春ミステリーの傑作なんだ。

5位『スロウハイツの神様』

人気作家チヨダ・コーキが住むアパート「スロウハイツ」を舞台に、クリエイターを目指す若者たちの人間模様を描いた青春群像劇です。夢を追いかけることの輝きと、その裏にある葛藤や嫉妬がリアルに描かれています。他の辻村作品とのリンクも多く、ファンにとってはたまらない一冊。夢に向かって頑張っている人、何かに打ち込んでいる人にぜひ読んでほしい作品です。

ふくちい

クリエイターたちの熱い想いに胸が打たれるんだ。夢を追いかけてる人なら、きっと共感できるはずだよ!

6位『凍りのくじら』

少し不思議な視点を持つ少女、芦沢理帆子を主人公にした物語です。藤子・F・不二雄の世界を愛する彼女が、日常の中で経験する様々な出来事を通して成長していく姿を描きます。他の作品にも登場する重要人物、理帆子の物語であり、辻村深月ワールドを深く知る上では欠かせない一冊。思春期の揺れ動く心情を繊細に描いた、切なくも温かい青春小説です。

ふくちい

理帆子の少し変わった視点が面白いんだ。ドラえもんの「すこし・ふしぎ」な世界観が好きな人には、特におすすめだよ。

この本を読む

7位『鍵のない夢を見る』

地方の町で暮らす女性たちの、ままならない日常と内に秘めた切実な願いを描いた5つの物語が収録された短編集です。ささいなきっかけで綻びていく人間関係や、心の奥底に潜む欲望が巧みに描かれています。この作品で辻村さんは第147回直木三十五賞を受賞しました。日常の中に潜む人間の複雑な心理を鋭く切り取った、読み応えのある一冊です。

ふくちい

日常に潜むちょっとした狂気がリアルでぞくっとするんだ。人間の多面性を感じさせる作品だよ。

8位『ぼくのメジャースプーン』

ある事件によって心を閉ざしてしまった少女を救うため、「ぼく」が奔走する物語です。罪と罰、そして赦しという重いテーマを扱いながらも、そこには純粋な祈りと願いが込められています。物語の核心を担う重要な作品であり、多くの読者の心に深く刻まれることでしょう。読み進めるのが辛くなる場面もありますが、それでも最後まで見届けたくなる力強い作品です。

ふくちい

すごく重いテーマだけど、読み終わった後に希望を感じられるんだ。優しさとは何かを考えさせられるよ。

この本を読む

9位『ハケンアニメ!』

アニメ業界を舞台に、監督、プロデューサー、声優など、アニメ制作に情熱を注ぐ人々を描いたお仕事小説です。一つの作品を作り上げるための熱量や、クリエイターたちの葛藤がリアルに描かれています。2015年の本屋大賞で第3位に選ばれるなど、高い評価を得た作品。何かを「作る」ことの面白さと大変さが詰まった、胸が熱くなる物語です。

ふくちい

アニメ制作の裏側が知れてすごく面白い!登場人物たちの仕事にかける情熱に、わたしまで燃えてくるよ!

この本を読む

10位『朝が来る』

特別養子縁組をテーマに、子どもを産めなかった夫婦と、子どもを手放さざるを得なかった女性、二つの家族の運命が交差する物語です。それぞれの立場から描かれる「母」の想いが、深く胸に突き刺さります。血の繋がりだけではない、多様な家族の形を問いかける社会派ミステリーであり、感動の長編です。

ふくちい

「母親」とは何かを深く考えさせられる作品だよ。それぞれの愛情の形に、涙なしでは読めないんだ。

この本を読む

11位『琥珀の夏』

ある夏に起きた少女失踪事件。事件から数十年後、大人になった登場人物たちが、封印された過去と向き合うミステリーです。カルト宗教や家族の問題など、社会的なテーマを扱いながら、人間の心の脆さや複雑さを丁寧に描いています。過去の事件が現在にどう影響を与えているのか、少しずつ真相が明らかになっていく展開から目が離せません。

ふくちい

過去の事件の真相が気になって、ページをめくる手が止まらなくなるよ。人間の心の闇が描かれていて、少し怖いけど面白いんだ。

12位『この夏の星を見る』

コロナ禍の高校を舞台に、文化祭の中止に直面した天文部の高校生たちの夏を描いた青春小説です。当たり前の日常が奪われた中で、彼らが何を見つけ、どう行動するのかが瑞々しく描かれています。2024年の読書メーター OF THE YEARでは第3位にランクインしました。今を生きる高校生たちのリアルな葛藤と希望が詰まった、爽やかな読後感の一冊です。

ふくちい

コロナ禍の高校生の気持ちがすごくリアルに描かれていて、共感しかなかったな。青春のきらめきが詰まってるよ!

この本を読む

13位『島はぼくらと』

瀬戸内海に浮かぶ小さな島を舞台に、島で暮らす4人の高校生たちの成長と、島での暮らしを描いた物語です。島の美しい自然や、そこに住む人々との温かい繋がりが丁寧に描かれています。進学や就職を控え、それぞれの未来について悩む4人の姿に、誰もが自分の青春時代を重ね合わせることでしょう。爽やかで心温まる青春小説です。

ふくちい

島のゆったりした時間と、高校生たちの友情がすごく心地いいんだ。読んだら、わたしも旅に出たくなるかも!

14位『名前探しの放課後』

同じ高校に通うクラスメイトでありながら、ほとんど接点のない男女。ある日、二人はひょんなことから、自殺した同級生が遺した謎を一緒に追いかけることになります。他の作品の登場人物も関わってくるため、シリーズのファンにはたまらない一作。思春期特有の自意識や、人と関わることの難しさを描きつつ、ミステリーとしても楽しめる青春小説です。

ふくちい

登場人物たちの心の距離が少しずつ縮まっていく様子がすごくいいんだ。ミステリーとしても読み応えがあるよ。

15位『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』

主人公のチエミは、母親から過剰な期待をかけられ、息苦しい日々を送っています。ある日、母親が失踪したことをきっかけに、彼女の日常が少しずつ変化していきます。親子の関係や、女性同士の友情の複雑さをリアルに描いた作品です。第142回直木賞の候補作にもなりました。自分の人生を生きることの難しさと大切さを考えさせられる物語です。

ふくちい

親からの期待って、時にすごく重いよね。チエミの気持ちが痛いほどわかるから、読んでいて苦しくなっちゃった。

16位『子どもたちは夜と遊ぶ』

大学生の木村浅葱が「i」と呼ばれる人物と殺人ゲームを展開する物語です。謎の人物「i」の正体と、連続殺人事件の真相が焦点となります。物語が進むにつれて、登場人物たちの隠された過去や秘密が明らかになっていきます。他の作品との関連も深い一作で、辻村ワールドの謎を解く鍵が隠されています。ミステリーとしての完成度も高く、読者を巧みに翻弄します。

ふくちい

誰が嘘をついているのか、最後まで分からないんだ。人間の怖さをじわじわと感じるミステリーだよ。

17位『ロードムービー』

『冷たい校舎の時は止まる』など、初期の作品に登場したキャラクターたちのその後や過去を描いた短編集です。本編では語られなかったエピソードが明かされ、それぞれの物語をより深く理解することができます。ファンにとっては必読の一冊と言えるでしょう。各作品を読んだ後に手に取ると、感動もひとしおです。

ふくちい

あのキャラクターのその後が読めるなんて最高!ファンにはたまらない一冊だよね。みんなの人生が続いている感じがして、わたしも嬉しくなるな。

18位『闇祓』

辻村深月さん初の本格ホラーミステリー長編です。主人公のクラスにやってきた転校生・白石要。彼の周りでは次々と不可解な出来事が起こり始めます。日常に潜む悪意や恐怖をじわじわと描き出し、読者を心理的な恐怖の渦に引き込みます。これまでの作風とは一味違った、辻村さんの新境地が楽しめる作品です。

ふくちい

本作における静かな恐怖の描写は、日常に潜む悪意の本質を的確に捉えている。読後感が非常に重い。

この本を読む

19位『嘘つきジェンガ』

詐欺をテーマにした3つの短編からなる作品集です。「2020年のロマンス詐欺」「五年目の受験詐欺」「あの人のサロン詐欺」といった、異なる状況下での詐欺にまつわる物語が収録されています。登場人物たちの嘘や秘密が巧みに暴かれていく構成は見事で、思い込みの怖さを感じさせる一作です。

ふくちい

みんなの話が少しずつズレていくのが、すごくリアルで怖いんだ。誰の言っていることが本当なのか、最後までドキドキしちゃうよ。

20位『盲目的な恋と友情』

美貌の持ち主である蘭花と、彼女の恋人である指揮者の星近。そして、蘭花の親友である留利絵。二人の視点から、一つの恋愛が全く異なる様相を見せる物語です。恋に溺れることの愚かさや、女性同士の嫉妬や執着を強烈に描き出しています。特に、女性の美醜をめぐる劣等感の描写は鬼気迫るものがあります。

ふくちい

女性のドロドロした感情がこれでもかと描かれていて、圧倒されちゃった。恋と友情って、時にすごく残酷だよね。

21位『本日は大安なり』

ある大安の日、同じ結婚式場で式を挙げる4組のカップルたち。それぞれが様々な事情や秘密を抱える中、物語は同時進行で進んでいきます。美人の双子姉妹、クレーマーのカップルなど、個性的な登場人物たちが織りなす人間模様がコミカルに描かれています。最終的には全ての物語が一つに繋がり、爽快な読後感を味わえるエンターテインメント小説です。

ふくちい

いろんなカップルの結婚式が同時進行して、最後には全部繋がるのが面白い!ハッピーな気分になれる一冊だよ。

この本を読む

22位『オーダーメイド殺人クラブ』

「自分のことを殺してくれる人」を、同じクラスの少年に依頼する少女。歪んだ形で繋がった二人の関係を描く、衝撃的な物語です。思春期の少女が抱える孤独や承認欲求、そして危うさが痛々しいほど伝わってきます。第145回直木賞や第25回山本周五郎賞の候補にもなった作品です。

ふくちい

本作が描き出す少女の孤独と絶望は、現代社会の病理を鋭く抉り出している。その筆致は冷徹でさえある。

23位『サクラ咲く』

中学・高校を舞台にした、甘酸っぱくて少し切ない青春を描く短編集です。クラスメイトとの何気ない会話、部活動の帰り道、卒業式の日の空気感など、誰もが経験したことのあるような日常の風景が、瑞々しい筆致で描かれています。思春期ならではの悩みや、友情、淡い恋心が詰まった一冊。読めばきっと、自分の学生時代を懐かしく思い出すことでしょう。

ふくちい

青春のきらめきが詰まってて、すごくキュンとするんだ。自分の学生時代を思い出して、懐かしい気持ちになったよ。

24位『光待つ場所へ』

『スロウハイツの神様』や『冷たい校舎の時は止まる』に登場したキャラクターたちの、新たな物語が描かれる短編集です。それぞれの作品のファンにとっては、待望の続編と言えるでしょう。彼らがその後どのような人生を歩んでいるのかを知ることができ、物語の世界がさらに広がります。各作品を読み終えた後に読むことで、より一層楽しめる一冊です。

ふくちい

あのキャラクターたちの「その後」が読めるなんて最高!みんなが新しい場所で頑張っている姿に、わたしも元気をもらえたよ。

25位『V.T.R.』

辻村深月 V.T.R. 小説
引用:V.T.R. [書籍]

『スロウハイツの神様』に登場する人気作家、チヨダ・コーキが執筆した作中作を、実際に一冊の本として刊行した作品です。物語の中に登場した小説を、読者も同じように読むことができるというユニークな試みで、ファンを喜ばせました。『スロウハイツの神様』の世界に、より深く没入することができる一冊です。

ふくちい

作中作が本当に読めるなんて、面白い試みだよね!『スロウハイツの神様』を読んだ人は、絶対に楽しめるはずだよ。

26位『噛みあわない会話と、ある過去について』

大学のサークルのOBたちが、友人の結婚を祝うために集まります。しかし、彼らの会話はどこか噛み合わず、それぞれが語る後輩の思い出には食い違いがありました。会話の中から少しずつ明らかになる真実と、人間関係の裏に隠された悪意が、じわじわとした恐怖を感じさせます。ミステリーとしての構成が巧みで、最後まで緊張感が続く一作です。

ふくちい

会話だけで物語が進んでいくんだけど、その会話が噛み合わないのがすごく不気味なんだ。人間の悪意って怖いなって思うよ。

27位『青空と逃げる』

夫が人気女優と交通事故を起こし、失踪したことから、母と息子の逃亡生活が始まります。マスコミに追われながら全国を転々とする中で、二人は様々な人々と出会い、家族の形を再確認していきます。母と息子のそれぞれの視点から物語が語られることで、一つの出来事が多角的に見えてくる構成になっています。希望の持てるラストが待っているロードムービーです。

ふくちい

逃亡生活は大変だけど、旅先での出会いがすごく温かいんだ。親子の絆に感動するよ。

28位『家族シアター』

様々な家族の形を、演劇の脚本のような形式で描いたユニークな短編集です。「もしも、お父さんが俳優だったら?」といった設定で、日常の中に潜む家族のドラマを浮き彫りにします。会話文を中心に物語が構成されており、テンポよく読み進めることができます。笑いあり、涙ありで、読んだ後に心が温かくなる作品です。家族について改めて考えるきっかけをくれるでしょう。

ふくちい

脚本形式っていうのがすごく新鮮で面白かった!いろんな家族の形があって、どれも愛おしく感じられるんだ。

この本を読む

29位『きのうの影踏み』

「怪談」をテーマにした短編集です。しかし、ただ怖いだけではなく、そこには失われた大切な人への想いや、残された人々の絆が描かれています。人の喪失に寄り添う、辻村深月さんならではの視点で描かれた怪談は、切なくも温かい読後感を残します。ホラーが苦手な人でも楽しめる、絆を感じる傑作短編集です。

ふくちい

怖い話なのに、読んだ後に温かい気持ちになる不思議な短編集だよ。大切な誰かを思い出しながら読んでほしいな。

この本を読む

30位『太陽の坐る場所』

高校時代、クラスの女王として輝いていた響子。しかし、同窓会で再会した彼女は、昔の面影もないほど変わってしまっていました。学生時代のスクールカーストや、時を経て変化していく人間関係の残酷さをリアルに描いた作品です。女性同士の嫉妬や見栄、承認欲求などが渦巻く世界観に、引き込まれること間違いなし。読後、自分の学生時代を振り返りたくなるかもしれません。

ふくちい

学生時代のクラスの力関係って、大人になっても続くことがあるよね…。人間の嫌な部分がリアルに描かれてて、心がざわついたよ。

31位『水底フェスタ』

ロックフェスで有名な過疎の村を舞台に、村長の息子である高校生・広海と、復讐のために村へ帰ってきた女優・由貴美の物語が描かれます。閉鎖的な村社会の闇や、そこで生きる人々の複雑な人間関係が濃密に描かれた心理ミステリーです。由貴美の復讐計画に巻き込まれていく広海の運命から目が離せません。

ふくちい

村の閉鎖的な雰囲気がすごく息苦しいんだ。人間の欲望が渦巻いていて、ハラハラする展開だよ。

この本を読む

32位『ふちなしのかがみ』

日常に潜む恐怖を描いた、5編のホラー短編集です。合わせ鏡、公衆電話、赤い傘など、身近なものが恐怖の対象として描かれており、読んだ後にじわじわと怖さがこみ上げてきます。辻村深月さんの描くホラーは、ただ怖いだけでなく、人間の心の弱さや孤独に寄り添うような切なさも感じさせます。ホラー好きはもちろん、普段あまり読まない人にもおすすめの一冊です。

ふくちい

本作に描かれる恐怖は、超常現象そのものよりも、それを引き起こす人間の心の闇にある。その静かな筆致が、かえって恐怖を増幅させる。

33位『クローバーナイト』

共働きの夫婦が、二人の幼い子どもを育てながら、子育てや家族関係の課題に直面していく物語です。血の繋がりだけではない、様々な形の愛情が描かれており、読んだ後に心が温かくなります。「家族とは何か」を改めて考えさせてくれる、優しさに満ちた一冊です。

ふくちい

家族の愛情って、いろんな形があるんだなって思わせてくれるんだ。読み終わった後、自分の家族に会いたくなったよ。

34位『東京會舘とわたし』

大正時代から続く歴史ある社交場「東京會舘」を舞台に、そこで働く人々と訪れる客たちの人生が交差する物語です。時代を超えて受け継がれていく想いや、人々の繋がりが温かく描かれています。実在の場所を舞台にしているため、リアリティがあり、物語の世界に没入しやすくなっています。読んだ後、実際に東京會舘を訪れてみたくなるかもしれませんね。

ふくちい

歴史ある場所を舞台にした物語って、ロマンチックだよね。いろんな人の人生が交差する様子が素敵なんだ。

35位『ツナグ 想い人の心得』

大ヒット作『ツナグ』の続編です。前作で使者の見習いだった歩美が、正式に使者として依頼者と向き合う姿が描かれます。新たな依頼者たちの物語を通して、人と人との繋がりの尊さや、生きることの意味を改めて問いかけます。前作を読んでいなくても楽しめますが、合わせて読むことでより深く物語を味わうことができます。心が疲れた時に、優しく寄り添ってくれる一冊です。

ふくちい

歩美くんの成長した姿に感動しちゃった。前作が好きだった人は、絶対に読んでほしいな。

著者を知ればもっと面白い!辻村深月のプロフィールと受賞歴

数々のヒット作を生み出し続ける辻村深月さん。その作品をより深く楽しむために、作家自身のプロフィールや受賞歴を知っておくのもおすすめです。ここでは、辻村深月さんの経歴や、これまでに受賞した主な文学賞についてご紹介します。

直木賞作家・辻村深月のプロフィール

辻村深月さんは、1980年2月29日生まれ、山梨県笛吹市出身の小説家です。千葉大学教育学部を卒業後、2004年に『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞し、作家デビューを果たしました。思春期の若者が抱える心の機微を捉えた、透明感のある文章が特徴で、特にミステリー作品で高い評価を得ています。小学生の頃に綾辻行人さんの『十角館の殺人』を読んで衝撃を受け、大ファンになったというエピソードは有名で、ペンネームの「辻」は綾辻さんから取られているんですよ。

主な受賞歴一覧

受賞年賞の名称受賞作品
2004年第31回メフィスト賞『冷たい校舎の時は止まる』
2011年第32回吉川英治文学新人賞『ツナグ』
2012年第147回直木三十五賞『鍵のない夢を見る』
2018年第15回本屋大賞『かがみの孤城』

これらの受賞作は、いずれも辻村さんの代表作として知られており、彼女の作品を初めて読む方にも自信を持っておすすめできます。

お気に入りの一冊を見つけて辻村深月の小説世界に浸ろう

ここまで、辻村深月さんのおすすめ小説をランキング形式でご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。心温まる感動的な物語から、人間の心理を鋭く描いたミステリーまで、辻村さんの作品は本当に多彩です。ぜひ、この記事を参考に、あなたの心に響く一冊を見つけて、その奥深い物語の世界に浸ってみてください。きっと、忘れられない読書体験が待っているはずですよ。

  • URLをコピーしました!
目次