【2025年最新】有川浩のおすすめ小説ランキングTOP33

はじめに：エンタメ小説の女王・有川浩の魅力とは

有川浩（ありかわ ひろ）は、高知県出身の女性小説家です。2004年に『塩の街』で第10回電撃小説大賞を受賞しデビューしました。恋愛、SF、ミリタリーなど幅広いジャンルの小説を手がけ、その読みやすさと魅力的なキャラクター描写で、多くの読者から支持されています。

有川作品の大きな魅力は、なんといっても「ベタ甘」と公言されるほどの甘い恋愛模様です。それでいて、自衛隊や架空の組織を舞台にしたリアルな描写や、心温まる人間ドラマなど、多彩な要素が詰まっています。そのため、普段あまり本を読まない人でも、きっと夢中になれる一冊が見つかるでしょう。

有川浩のおすすめ小説ランキングTOP33

それでは、いよいよ有川浩のおすすめ小説ランキングを発表します！

数々の名作の中から、特に人気の高い33作品を厳選しました。恋愛小説からお仕事小説、SF作品まで、あなたの「読みたい！」がきっと見つかるはずです。気になる作品をチェックして、有川浩の世界に飛び込んでみましょう！

1位: 『図書館戦争』

有川浩の代表作といえば、まず挙げられるのが『図書館戦争』シリーズです。この物語の舞台は、国家によるメディア検閲が合法化された架空の現代日本。本を守るために組織された「図書隊」の隊員たちの戦いと、恋愛模様を描いた作品です。

SF的な世界観でありながら、主人公・笠原郁と鬼教官・堂上篤のもどかしくも甘い恋愛模様が大きな魅力。アニメ化や映画化もされ、幅広い層から絶大な人気を誇るシリーズです。

2位: 『阪急電車』

片道わずか15分の阪急今津線を舞台に、そこに乗り合わせた人々の人生が交差する様子を描いた物語です。各章が駅の名前になっており、それぞれの駅で異なる登場人物のドラマが繰り広げられます。

何気ない日常の中にある小さな奇跡や人の温かさを感じさせてくれる作品で、読後は心がほっこりと温かくなります。2011年には映画化もされ、100万部を超えるベストセラーとなりました。

3位: 『植物図鑑』

「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」という印象的な一言から始まる、甘いラブストーリーです。主人公のOL・さやかが、マンションの前で倒れていた青年・樹（いつき）との同居生活を通して、恋と料理の楽しさに目覚めていく様子が描かれます。

樹が作る美味しい野草料理の数々と、とことん甘い二人の恋愛模様に、思わず顔がほころんでしまうこと間違いなし。2016年には映画化もされ、話題を呼びました。

4位: 『旅猫リポート』

猫が主人公という、猫好きにはたまらない一作です。ある事情から飼えなくなってしまった愛猫ナナの新しい飼い主を探すため、青年サトルが日本各地を旅する物語が、ナナの視点から描かれます。

サトルの過去や友人たちとの絆が明らかになるにつれて、旅の本当の目的がわかってきます。その結末には、涙なしではいられない感動が待っています。2018年に映画化もされた、心温まる作品です。

5位: 『塩の街』

有川浩のデビュー作であり、「自衛隊三部作」の第一作目にあたるSF小説です。ある日突然、人間が塩の結晶となって崩れ落ちる謎の現象によって崩壊しかけた世界が舞台。塩の結晶が降る街で暮らす男女の切ない恋愛模様を描いています。

絶望的な世界観の中で描かれる純粋な愛と希望の物語は、多くの読者の心を打ちました。ライトノベルとしてデビューしましたが、後にハードカバーで再出版されるなど、異例の経歴を持つ作品でもあります。

6位: 『空の中』

『塩の街』、『海の底』と並ぶ「自衛隊三部作」の一つで、航空自衛隊が舞台のSF小説です。謎の航空機事故の調査に乗り出した自衛隊パイロットとメーカーの担当者が、上空で驚くべき秘密と未知の生物に遭遇します。

SFとしてのスケールの大きな物語と、有川浩ならではの細やかな恋愛描写が融合した作品です。登場人物たちの軽快なやり取りも魅力で、エンターテイメント性の高い一冊となっています。

7位: 『海の底』

「自衛隊三部作」の最後を飾る作品で、今度は海上自衛隊が舞台です。横須賀の街が巨大な甲殻類に襲われるというパニックストーリー。潜水艦に取り残された自衛隊員と子供たちが、絶望的な状況で生き残りをかけて戦います。

手に汗握る緊迫した展開と、極限状態の中で描かれる人間ドラマが魅力です。三部作の中では最もパニックホラーの色が濃い作品ですが、読者を惹きつけてやまないエンタメ小説に仕上がっています。

8位: 『フリーター、家を買う。』

3ヶ月で仕事を辞めてしまったフリーターの主人公が、家族のために一念発起し、家を買うという目標に向かって奮闘する物語です。2010年にはテレビドラマ化もされ、大きな話題を呼びました。

現代社会が抱える問題に触れつつも、主人公の成長と家族の再生を温かく描いています。仕事や将来に悩む人に、勇気と希望を与えてくれる一冊です。

9位: 『空飛ぶ広報室』

不慮の事故で戦闘機パイロットの夢を絶たれた主人公・空井大祐が、航空自衛隊の広報室に配属されるところから物語は始まります。個性的な仲間たちとの出会いや仕事を通して、新たな夢を見つけていくお仕事小説です。

実際に航空自衛隊の広報室を取材して書かれており、リアルな仕事の描写が魅力。登場人物たちのひたむきな姿に、胸が熱くなること間違いなしです。

10位: 『レインツリーの国』

『図書館戦争』シリーズに登場する作品が、実際に一冊の小説になったスピンオフ作品です。主人公の男性が、あるブログをきっかけに出会った女性とメールのやり取りを始めるところから物語が展開します。

しかし、彼女にはどうしても会えない理由がありました。不器用で真っ直ぐな二人の恋愛を通して、人と人が理解し合うことの大切さを描いた、心温まるラブストーリーです。

11位: 『クジラの彼』

自衛隊員たちの恋愛を描いた、6編からなるラブコメ短編集です。表題作「クジラの彼」では、『海の底』にも登場した潜水艦乗りの冬原と、彼に想いを寄せる聡子の恋模様が描かれています。

いつ帰ってくるかわからない「クジラの彼」を待つ、切なくも甘い恋愛が魅力です。『空の中』や『海の底』の番外編も収録されており、シリーズのファンにはたまらない一冊となっています。

12位: 『県庁おもてなし課』

作者の出身地でもある高知県を舞台に、県庁に新設された「おもてなし課」の職員たちが、観光振興のために奮闘する物語です。2013年には映画化もされました。

地方の現実や課題に直面しながらも、地元への愛と情熱で困難を乗り越えていく登場人物たちの姿が生き生きと描かれています。読めば高知に行ってみたくなる、元気をもらえるお仕事小説です。

13位: 『三匹のおっさん』

還暦を迎えた幼馴染3人組が、私設の自警団を結成して町内の悪を成敗する、痛快エンターテイメント小説です。剣道の達人、柔道の猛者、そして頭脳派の元工場長という個性豊かなおっさんたちが、ご近所のトラブルを次々と解決していきます。

おっさんたちの活躍がとにかく爽快で、読み終わった後はスカッとした気分になれます。シリーズ化されており、テレビドラマとしても人気を博しました。

14位: 『図書館内乱』

大人気『図書館戦争』シリーズの第2弾です。図書隊に入隊した主人公・郁の成長と、上官である堂上との関係性の変化が描かれます。

前作に引き続き、激しいアクションシーンはもちろん健在。それに加えて、郁と堂上の恋愛模様がさらに加速し、読者をキュンキュンさせてくれます。シリーズのファンなら必読の一冊です。

15位: 『図書館危機』

『図書館戦争』シリーズの第3弾。図書隊とメディア良化隊の対立が激化し、物語はさらにシリアスな展開を迎えます。

テロ予告や情報漏洩など、図書隊を揺るがす大きな事件が発生。そんな危機的状況の中で、郁と堂上の絆が試されることになります。ハラハラドキドキの展開に、ページをめくる手が止まらなくなるでしょう。

16位: 『図書館革命』

『図書館戦争』シリーズの本編完結巻となる第4弾です。表現の自由を巡る社会の対立は頂点に達し、図書隊は最大の危機に直面します。

物語のスケールはさらに大きくなり、息もつかせぬ展開の連続です。郁と堂上の恋の行方、そして本と自由の未来はどこへ向かうのか。感動のクライマックスは必見です。

17位: 『別冊 図書館戦争Ⅰ』

『図書館革命』のその後を描いた、シリーズ初のスピンオフ短編集です。本編では描ききれなかった、図書隊のメンバーたちの日常や恋愛模様がたっぷりと描かれています。

特に、郁と堂上の甘いその後は、ファンにとって待望の内容。もちろん、手塚と柴崎、小牧と毬江といった他のカップルのエピソードも充実しており、シリーズをより深く楽しむことができます。

18位: 『別冊 図書館戦争Ⅱ』

大好評のスピンオフ短編集、第2弾です。前作に引き続き、図書隊メンバーたちの甘くてちょっぴりほろ苦い日常が描かれています。

今作では、堂上班のメンバーだけでなく、個性豊かな脇役たちにもスポットライトが当てられています。それぞれのキャラクターの新たな一面を発見できる、ファン必読の一冊です。

19位: 『キケン』

大学のサークル「機械制御研究部」、通称「キケン」を舞台にした青春ドタバタコメディです。主人公の元山高彦は、入学早々この危険なサークルに引きずり込まれ、個性的な先輩たちが巻き起こす騒動に振り回される日々を送ることになります。

犯罪スレスレの実験や破壊活動など、とにかくハチャメチャなエピソードが満載。理系男子たちの全力のおふざけと熱い友情に、笑って泣ける青春小説です。

20位: 『シアター！』

潰れかけの小劇団「シアター・フラッグ」を舞台に、劇団員たちが再起をかけて奮闘するお仕事小説です。経営の素人である主人公が、兄の遺した劇団の支配人となり、個性豊かな団員たちと共に困難に立ち向かっていきます。

演劇の世界の厳しさや面白さをリアルに描きつつ、夢を追いかけることの素晴らしさを教えてくれます。読めばきっと、何かに挑戦したくなる熱い気持ちが湧いてくるはずです。

21位: 『ストーリー・セラー』

ある作家とその妻の、切なくも美しい夫婦の愛を描いた物語です。主人公は、自分の余命を知った作家。彼は、妻に残す最後の物語を書き始めます。

物語の中に物語が織り込まれる「劇中劇」の構成が特徴的で、二人の愛の軌跡と、紡がれる物語が巧みにリンクしていきます。静かな感動が胸に広がる、珠玉のラブストーリーです。

22位: 『明日の子供たち』

児童養護施設を舞台に、そこで暮らす子供たちと職員たちの日常を描いた作品です。様々な事情を抱えながらも、たくましく生きる子供たちの姿が印象的です。

ともすれば重くなりがちなテーマですが、有川浩らしいユーモアと温かい視点で描かれており、読後には爽やかな感動が残ります。社会派なテーマに興味がある方にもおすすめの一冊です。

23位: 『アンマーとぼくら』

沖縄の離島を舞台に、祖母と孫の絆を描いた心温まる家族の物語です。主人公の青年が、久しぶりに帰省した島で、認知症になった祖母（アンマー）と過ごす日々が描かれます。

沖縄の美しい自然や文化を背景に、ゆっくりと流れる時間の中で深まる家族の愛が丁寧に綴られています。読み終わった後、大切な人に会いたくなるような優しい作品です。

24位: 『キャロリング』

クリスマスの奇跡を描いた、心温まる物語です。倒産の危機にある子供服メーカーに勤める登場人物たちが、ある計画をきっかけにそれぞれの問題と向き合い、未来へと歩み出します。

様々な困難を抱える登場人物たちが、人と人との繋がりの大切さに気づいていく姿が感動的です。クリスマスの季節に読みたくなる、希望に満ちた一冊です。

25位: 『ラブコメ今昔』

『クジラの彼』に続く、自衛隊員たちの恋愛を描いたラブコメ短編集の第2弾です。今作でも、一癖も二癖もあるカップルたちの、甘くてユニークな恋愛模様が楽しめます。

有川浩の真骨頂ともいえる「ベタ甘」なラブコメが満載で、どの話から読んでもキュンキュンすること間違いなし。前作『クジラの彼』と合わせて読むのもおすすめです。

26位: 『ヒア・カムズ・ザ・サン』

『シアター！』シリーズの前日譚にあたる物語です。劇団「シアター・フラッグ」の結成秘話や、若き日の団員たちの姿が描かれています。

一つの作品が生まれるまでの創作の苦しみと喜びが、リアルに伝わってきます。『シアター！』を読んだ人はもちろん、ものづくりに興味がある人にもおすすめの一冊です。

27位: 『イマジン？』

映画の「ロケーション・ハンティング（ロケハン）」を題材にした、珍しいお仕事小説です。映画作りの裏側で活躍する人々の情熱とプライドが描かれています。

普段あまり知ることのない仕事の世界を覗けるのが、この作品の大きな魅力。登場人物たちが最高の映像を求めて奮闘する姿は、読者に仕事への活力を与えてくれます。

28位: 『みとりねこ』

『旅猫リポート』のスピンオフ作品で、様々な事情で飼い主と暮らせなくなった猫たちと、彼らを引き取る人々の物語を描いた連作短編集です。

猫と人との温かくも切ない絆が、一つ一つの物語で丁寧に描かれています。猫好きはもちろん、動物を愛するすべての人に読んでほしい、感動的な一冊です。

29位: 『三匹のおっさん ふたたび』

大人気シリーズ『三匹のおっさん』の第2弾です。キヨ、シゲ、ノリの3人組が、再び町内の平和を守るために立ち上がります。

今作でも、おっさんたちの活躍は健在。詐欺やストーカーなど、現代的な問題に体を張って挑んでいく姿は痛快そのものです。パワーアップしたおっさんたちの活躍から目が離せません。

30位: 『シアター！2』

劇団「シアター・フラッグ」の奮闘を描く、人気シリーズの第2弾です。今作では、劇団の看板役者が引き抜きの話を持ちかけられるなど、新たな試練が彼らを待ち受けます。

仲間との絆や、演劇への変わらぬ情熱を胸に、困難を乗り越えていく団員たちの姿が感動を呼びます。前作にハマった人は必読の一冊です。

31位: 『だれもが知ってる小さな国』

『クジラの彼』に収録されている「有能な彼女」のスピンオフ作品。夏と冬、二人の男女の恋模様を軸に、ファンタジックな世界が広がります。

まるで絵本のような、優しくて不思議な雰囲気が魅力の物語です。読めば心が洗われるような、ピュアなラブストーリーが好きな人におすすめです。

32位: 『有川浩リクエスト！』

読者からのリクエストに応えて書き下ろされた、夢のような短編集です。過去の作品の登場人物たちの「その後」が描かれており、ファンにはたまらない一冊となっています。

『空の中』や『塩の街』など、人気作品のアフターストーリーが読めるのが最大の魅力。これまで有川作品を読んできた人ほど、楽しめること間違いなしの作品集です。

33位: 『三匹のおっさん さんびきめ』

痛快ご町内エンターテイメント、『三匹のおっさん』シリーズの第3弾です。今回も、キヨ、シゲ、ノリの3人組が、ご近所の平和を脅かす悪を懲らしめます。

おっさんたちの衰え知らずの正義感と行動力には、読むたびに元気をもらえます。安定の面白さで、シリーズのファンはもちろん、初めて読む人でも楽しめる一冊です。

まとめ：お気に入りの一冊を見つけて有川浩の世界に浸ろう

有川浩のおすすめ小説ランキングTOP33、いかがでしたでしょうか？

有川浩の作品は、甘い恋愛小説から、手に汗握るSFアクション、心温まるお仕事小説まで、本当に多彩です。どの作品にも共通しているのは、読みやすく、読後感が爽やかであること。きっと、あなたのお気に入りの一冊が見つかるはずです。

このランキングを参考に、ぜひ有川浩の世界に飛び込んでみてください。素敵な物語との出会いが、あなたを待っています。