小説のおすすめランキングTOP20!人気作から注目の新刊まで
「どんな小説を読もうかな」と悩んでいませんか?今回は、話題の新作から時間を経ても色あせない名作まで、2025年に読んでおきたい小説を厳選してご紹介します。
小説ヨミタイ編集部が独自の視点で選んだ、様々なジャンルから集めたおすすめ20作品をランキング形式でお届けします。あなたにとっての「運命の一冊」が見つかるかもしれません!
【2025年最新】小説のおすすめランキング20選
第1位 成瀬は信じた道をいく
2025年の小説市場で最も注目を集める宮島未奈の話題作。主人公・成瀬あかりはブレない信念で生き、周囲の人々にも影響を与えていきます。
幼馴染・島崎が故郷に帰ると、成瀬が書置きを残して失踪するところから物語が始まります。近所の小学生、クレーマー主婦、観光大使の女子大生など様々な人々が関わる5つの物語を通して、成瀬の人間性と魅力が浮かび上がってきます。



この子すごく好き!自分の道を信じて突き進む姿勢にいつも元気をもらってる。読み終わった後、なんだか自分も頑張れそうな気持ちになるよね。
第2位 宙わたる教室
NHKドラマ化され、第70回青少年読書感想文全国コンクール課題図書にも選ばれた注目作。都立高校定時制に通う、様々な事情を抱えた生徒たちが科学部を結成し、「火星のクレーター」再現実験に挑戦する青春科学小説です。
年齢も背景も異なる生徒たちが協力し、対立し、時にはボロボロになりながらも再び立ち上がっていく姿が胸を打ちます。科学の魅力と共に、人間関係の機微を丁寧に描いた作品です。



理系じゃない私でも引き込まれた作品!それぞれの登場人物の抱える問題がリアルで、応援せずにはいられないんだよね。青春って、こういう仲間との時間なのかも…。
第3位 変な家
100万部を超えるベストセラーとなった謎の覆面作家・雨穴のデビュー作。都内の中古一軒家に潜む「謎の空間」をめぐる不思議なミステリーです。
一見普通に見える家の間取り図に隠された違和感から始まり、間取りの謎や突如消えた「元住人」の正体など、不可解な謎が徐々に解き明かされていきます。身近な「家」という空間がもたらす恐怖に多くの読者が引き込まれている話題作です。



間取り図って不思議…こんな家に住んでたら絶対気づかないと思うけど、読みながら「あれ?」って思う感覚がたまらない!怖いのが苦手な人でも楽しめる絶妙な怖さだよ。
第4位 地雷グリコ
勝負事に強い女子高生・射守矢真兎が日常で巻き込まれる風変わりなゲームの数々を描いた作品。相手の出方を見抜き、ルールを巧みに活用する彼女の戦略に読者は引き込まれます。
文化祭の場所取りゲームから始まり、次々と展開していくストーリー展開が絶妙です。ゲームのトリックの見事さと、主人公のしたたかさが高く評価されている一冊です。



真兎ちゃんめっちゃ頭いい!相手の裏をかいてくる展開がスッキリして気持ちいい。普通の学園小説とは一味違う、頭脳戦が好きな人にはたまらない作品だと思う!
第5位 ともぐい
明治後期の北海道を舞台に、獣のような嗅覚で獲物と対峙する猟師・熊爪の物語。アイヌの血を引く主人公が、図らずも領分を侵した熊や蠱惑的な盲目の少女、日露戦争へと向かう時代の変化に翻弄されていく姿を描きます。
獣の死や解体の描写など生々しい表現がありながらも、圧倒的な筆力で読者を引き込み、北海道の大自然と共に生きる人々の姿を鮮やかに浮かび上がらせています。



北海道の自然描写がすごすぎる…読みながら厳しい寒さや獣のニオイまで感じるよ。マタギの世界って知らなかったけど、一気に惹きこまれる力がある作品!
第6位 スピノザの診察室
小さな病院で地域医療に尽力する医師・雄町先生(通称マチ先生)を中心とした物語。先進医療を行う大学病院を退局し、町の病院で働く主人公の日常を通して医療の本質を問いかけます。
医療における「技術と思想」という分け方など普遍的なテーマを提示しながら、厳しい医療現場の現実を描きつつも温かさを感じさせる作品です。生と死について考えるきっかけを与えてくれる小説として支持されています。



マチ先生みたいなお医者さんに診てもらいたい!医療の話なのに難しくなく、人間ドラマとして読めるところが素敵。心が温かくなる瞬間が何度もあって好き。
第7位 わたしの知る花
77歳で孤独死した老人の波瀾に満ちた人生を描いた感動作。「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」という言葉から始まる、虫も殺せぬ優男とも結婚詐欺師とも思える老人の知られざる物語です。
切なさと温かさが共存する物語の中で、愛する人たちとのすれ違いや別れ、そして穏やかな優しさへと読者は導かれていきます。「忘れられない恋」や「ありのままの生き方」など多くのテーマが織り込まれた心に残る作品です。



最初は地味な印象だったけど、読み進めるうちに涙が止まらなくなった…。一人の人間の人生を丁寧に描いていて、自分の生き方も考えさせられるよ。
第8位 spring
無二の舞踊家にして振付家・萬春を中心に、様々な人物の情熱がぶつかり合う物語。バレエを知らない読者でも抵抗なく読み進められる筆力が高く評価されています。
「才能を支える並々ならない努力」「教養の偉大さ」「基礎、カタチの重要性」などのテーマが織り込まれ、情景を喚起させる描写力により登場人物たちの感情が生き生きと伝わってくる作品です。



バレエって全然詳しくないのに、踊りの場面が頭の中で映像になるくらい美しい描写!芸術に対する情熱や執念が伝わってきて、私も何かに打ち込みたくなった。
第9位 なれのはて
一枚の不思議な「絵」の謎を追い、令和から昭和、大正へと時代を遡る物語。秋田の猪俣石油化学株式会社にまつわる人物たちの壮大な物語であり、戦争、家族、仕事、芸術など多くのテーマが詰め込まれています。
秋田県への空襲という歴史的事実も織り込まれ、無駄なところがない構成力と読ませる力で多くの読者を魅了している一冊です。



時代を行ったり来たりする構成なのに、全然混乱しないのがすごい!それぞれの時代の描写が細かくて、まるでタイムスリップしたみたい。加藤シゲアキさんの筆力に脱帽。
第10位 白鳥とコウモリ
東野圭吾の書き下ろし長編小説で、「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」という謎めいた告白から始まるミステリー。遺体で発見された弁護士の殺害事件を皮切りに、2017年東京と1984年愛知を繋ぐ事件の真相が徐々に明らかになっていきます。
罪と罰をテーマにした重厚な物語で、東野圭吾ファンはもちろん、ミステリー愛好家に高く評価されている作品です。



東野圭吾さんの作品の中でも特に好き!過去と現在が絡み合う構成が見事で、真犯人が誰なのか最後まで分からなかった。伏線の回収の仕方が本当に美しい…。
第11位 笑う森
5歳の男児が「神森」で行方不明になった事件と、同じ一週間に森に迷い込んだ4人の男女の物語。自閉症スペクトラム障害(ASD)の子供の特徴をストーリー展開に巧みに活かし、多くの登場人物が抱える罪や嘆きを描いています。
推理小説とファンタジーを織り交ぜた作品で、子供の発達と成長を温かく表現しています。バッシングされる母親の覚悟や人間関係を通じた成長など、読了後にじんわりと感動が残る一冊です。



最初はミステリーかと思ったけど、読み進めるうちに深い人間ドラマだと気づいた。発達障害の子を持つ母親の苦悩がリアルで、差別や偏見の描写に心が痛んだよ。
第12位 一線の湖
大学3年生の霜介が水墨画家として成長する一方で進路に悩む姿を描いた青春小説。墨一色に無限の色彩を映し出す水墨画を通して、主人公の葛藤と成長が描かれています。
揮毫会での描写が生き生きとしており、子供たちとの触れ合いや亡き母親の足跡、師の温かい導きを得て立ち直っていく過程が感動的です。観念的な事象を畳み込むように記された文章が高く評価されています。



水墨画という伝統的な世界を現代の若者目線で描いているのが新鮮!進路に悩む大学生の気持ちがすごく分かるし、芸術と向き合う姿勢が真摯で心を打たれた。
第13位 流浪の月
凪良ゆうの直木賞受賞作。風変わりな両親のもとで暮らしていた少女・更紗が、伯母の家に引き取られるも居場所を見つけられずにいた時に出会った、ロリコンと噂される青年・文との関係を描きます。
「大学生が小学生を誘拐した」というレッテルに苦しむ二人の物語は、群集心理の恐ろしさを浮き彫りにしながらも、繊細な筆致で二人の心情を描き出しています。



物語の設定は衝撃的なのに、こんなにも繊細で美しい筆致があるなんて…。社会の「当たり前」や「正義」について深く考えさせられる作品だよ。
第14位 方舟
「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位に選ばれた話題作。舞台は地震で出口をふさがれた山奥の地下建築。下から水が迫ってくる中で殺人事件が起こるという極限状況でのミステリーです。
閉鎖空間の中で展開される物語は、最後の最後までどんでん返しの連続。緊迫感あふれる展開に読者は息をつく暇もなく引き込まれていきます。



閉鎖空間×極限状況×殺人事件という最強の組み合わせ!水が少しずつ上がってくる描写がリアルで、読みながら息苦しくなるほど。ラストの衝撃は忘れられない…。
第15位 テスカトリポカ
第165回直木賞受賞作品。麻薬カルテルによる非合法の臓器売買と、不幸な少年・土方コシモのエピソードが交互に語られる暗黒の犯罪小説です。
どこまでもハードボイルドな世界観ながら、犯罪者でありながらも人間味のある登場人物たちに読者は引き込まれていきます。佐藤究の圧倒的な描写力が光る作品です。



かなりダークな内容なのに、不思議と希望を感じる瞬間がある…。登場人物の言葉の一つ一つに重みがあって、読み終わった後も頭から離れないんだよね。
第16位 赤と青とエスキース
オーストラリアの若手画家が描いた一枚の絵画(エスキース)をめぐる物語。メルボルンに留学中の女子大生レイと現地の日系人青年ブーの期間限定の恋が描かれています。
一見関係のないエピソードが最後に見事に繋がり、涙を誘う感動作として多くの読者に支持されています。青春と恋愛、芸術の可能性を美しく描いた作品です。



海外が舞台の恋愛小説って新鮮!期間限定の恋っていう切なさと、アートの世界観が絶妙にマッチしてる。恋愛小説が苦手な人にもおすすめしたい一冊。
第17位 ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人
東野圭吾によるミステリー小説。観光地として再び脚光を浴びようとしていた名もなき町で、コロナウイルスの蔓延により計画が頓挫した中で起きた殺人事件が描かれます。
犯人も犯行の流れも謎だらけの事件に対し、「黒い魔術師」と呼ばれる人物が独自の知恵と仕掛けを駆使して真相解明に挑む展開は、ミステリーファンを満足させる一冊となっています。



「ショーマン」という新しいタイプの探偵が登場する東野作品!コロナ禍という時代背景も取り入れていて、現実感があるのに不思議な魅力がある。続編も読みたくなる作品。
第18位 禁忌の子
現役の女性医師が書いた「第34回鮎川哲也賞」受賞作の医療ミステリー。主人公の救急医・武田のもとに運ばれてきた溺死体が、彼と瓜二つの容貌をしていたことから始まる謎が描かれます。
医療現場を舞台にした本格ミステリーとして多くの支持を集め、発売後即重版となった話題作です。専門知識を生かした緻密な描写と、伏線の張り方が見事な一冊です。



医療ミステリーって新鮮!現役医師が書いているから医療シーンが超リアルで、サスペンス要素もしっかりある。最後の展開は予想できなくて、ページをめくる手が止まらなかった!
第19位 medium 霊媒探偵城塚翡翠
「すべてが伏線」というキャッチコピー通りの展開が魅力の一冊。美少女霊媒師・城塚翡翠と推理作家のコンビが事件を解決していく物語です。
一見ミステリーとオカルトの不思議な組み合わせに見えますが、伏線が巧みに張り巡らされていく様は圧巻。「城塚翡翠シリーズ」として続編も発売されるなど、多くのファンを獲得しています。



霊媒師×ミステリーという組み合わせが斬新!翡翠ちゃんがとにかく魅力的で、ちょっと不思議な雰囲気とクールな推理が最高。伏線の回収の仕方も見事だよね。
第20位 アリアドネの声
「二度読み必至の超どんでん返し」と謳われた作品。地下の障がい者支援都市「WANOKUNI」で巨大地震が発生し、三重の障がいを持つ女性が取り残されるというサバイバル小説です。
小さな違和感が伏線となっており、最後にすべての謎が解け、爽快感のあるストーリー展開に読者は引き込まれていきます。新感覚のサスペンスとして高い評価を受けています。



最初から最後まで一気読みしてしまった!障がい者の視点で描かれた災害サバイバルという設定が新しい。ラストの衝撃は本当に「二度読み必至」だったよ。
小説のおすすめランキング20選まとめ【2025年版】
いかがでしたか?2025年におすすめの小説20選をランキング形式でご紹介しました。今回のランキングでは、「成瀬は信じた道をいく」「宙わたる教室」「変な家」が特に高い評価を得ています。
人間ドラマからミステリー、青春小説まで様々なジャンルの作品をご紹介しましたが、それぞれの作品には独自の魅力があります。読書の世界は無限大。あなたの心に響く一冊が見つかることを願っています。
この春は新しい小説との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。小説ヨミタイでは今後も様々な角度から小説の魅力をお伝えしていきます。