皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。
『小説ヨミタイ』編集長のふくちいです!今回は、壮大な世界観で多くの読者を魅了し続ける作家、阿部智里(あべ ちさと)先生の作品を特集します。阿部先生は1991年生まれ、群馬県出身の小説家です。
阿部先生の代表作といえば、なんといっても「八咫烏(やたがらす)シリーズ」。人間の代わりに八咫烏の一族が支配する異世界「山内(やまうち)」を舞台にした、唯一無二の和風ファンタジーです。2012年にシリーズ第一作の『烏に単(ひとえ)は似合わない』で、史上最年少となる20歳で松本清張賞を受賞してデビューしました。
このシリーズの魅力は、きらびやかな宮中の権力争いや、胸が締め付けられるような恋愛模様、そして物語の根幹に関わる壮大な謎解きまで、さまざまな要素が緻密に絡み合っているところです。個性豊かなキャラクターたちが織りなすドラマから、一度読み始めたら目が離せなくなりますよ。
さあ、ここからは阿部智里先生のおすすめ人気小説をランキング形式でご紹介していきます!「八咫烏シリーズ」を中心に、どの作品から読もうか迷っている方は必見です。
今回のランキングは、シリーズの物語を深く、そして最大限に楽しんでいただくために、物語の刊行順や重要度を考慮して『小説ヨミタイ』編集部が独自に作成しました。壮大な「八咫烏シリーズ」の世界に飛び込むための、最高のガイドになるはずです。あなたのお気に入りの一冊がきっと見つかりますよ!
堂々の1位は、記念すべきデビュー作にして「八咫烏シリーズ」の原点、『烏に単は似合わない』です。2012年に史上最年少で松本清張賞を受賞した本作は、多くの読者を「山内」の世界へと誘った、まさにシリーズの入り口となる一冊です。
物語の舞台は、八咫烏の一族が支配する世界「山内」。世継ぎである若宮の后を選ぶため、東西南北の有力貴族から集められた四人の姫君が、華やかな宮中で熾烈な争いを繰り広げます。美しくも恐ろしい姫たちの権力闘争は、息を呑む展開の連続。王朝絵巻のような雅な雰囲気と、謎が謎を呼ぶミステリー要素が見事に融合しています。
わたしは、姫たちのプライドをかけた戦いにハラハラしちゃったよ。誰が后になるのか、最後まで目が離せないんだ!
2位は、シリーズ第2作『烏は主を選ばない』。この作品は、1位の『烏に単は似合わない』と対になっていて、同じ時間軸の裏側で起きていたもう一つの物語が描かれています。
主人公は、北家のぼんくら次男と噂される少年・雪哉(ゆきや)。ひょんなことから若宮の側仕えに抜擢された彼が、宮中に渦巻く巨大な陰謀に立ち向かっていきます。前作で描かれた華やかな后選びの裏で、一体何が起こっていたのか。すべての謎が解き明かされた時、その緻密な構成に驚くこと間違いなしです。雪哉の成長物語としても胸が熱くなりますよ。
ぼんくらだと思ってた雪哉が、実はすごくキレ者だったなんて!このギャップがたまらないんだよね。
シリーズ第3作『黄金の烏』が3位にランクイン。前2作で描かれた宮中の物語から一転、山内の存続を揺るがす大きな謎へと迫っていく、シリーズの転換点となる重要な一作です。
物語は、若宮の后・浜木綿(はまゆう)が何者かに襲われる事件から始まります。犯人を追う若宮と雪哉は、山内の最北の地で村人を喰らう謎の「大猿」に遭遇。この出来事をきっかけに、これまで隠されてきた山内の秘密や、人間の存在が少しずつ明らかになっていきます。ミステリー要素がさらに深まり、物語が一気に加速していく感覚にワクワクが止まりません。
ここから物語が一気に加速する感じがするよ。山内の秘密が気になって、ページをめくる手が止まらなかったんだ!
4位は、シリーズ第4作『空棺の烏』。山内衆の養成機関「勁草院(けいそういん)」を舞台にした物語です。
ある日、谷に届けられた「空の棺」。それを合図にしたかのように、村で次々と不可解な連続殺人が発生します。閉鎖的な村社会で渦巻く疑念と、一族に隠された秘密。シリーズの中でも特にミステリー色が強く、独立した物語としても非常に完成度の高い一冊です。山内の知られざる一面が描かれ、世界の奥行きをさらに感じさせてくれます。
閉鎖された村での連続殺人…この設定だけでワクワクしちゃうな。犯人は誰なのか、わたしも一緒に推理しちゃったよ。
5位は、シリーズ第一部のクライマックスへと繋がる第5作『玉依姫』です。この作品は、八咫烏の世界「山内」の成り立ちの秘密に迫る、非常に重要な物語となっています。
これまでの伏線が少しずつ回収され始め、物語の核心にグッと近づいていきます。山内を侵略しようとする大猿との戦いも本格化し、登場人物たちは過酷な運命に立ち向かうことに。壮大なスケールで描かれる物語は、まさに圧巻の一言。第一部の完結編である次作『弥栄の烏』と合わせて読むことで、深い感動を味わうことができます。
物語の核心に迫っていく感じがたまらない!みんなの覚悟が胸に迫って、涙なしには読めなかったよ…。
6位は、八咫烏シリーズ第一部の完結編となる第6作『弥栄の烏』です。これまで紡がれてきた全ての物語が、この一冊に集約されます。
山内の存亡をかけた、人喰い大猿との最終決戦。記憶と名前を取り戻し、真の金烏となるため、若宮は最後の戦いへと臨みます。一方、彼の腹心である雪哉もまた、全軍の参謀役として己の知略の全てを懸けて立ち向かいます。これまで張り巡らされてきた伏線が一気に回収される展開は圧巻。壮大な物語のひとつの区切りを、ぜひ見届けてください。
第一部のクライマックス!もう、涙なしには読めなかったよ…。みんなの覚悟が胸に迫るんだ。
7位は、シリーズ第二部の幕開けを飾る『楽園の烏』。なんと今作では、これまで舞台だった「山内」を飛び出し、我々が住む人間の世界が描かれます。
『弥栄の烏』から20年後。資産家の養父が遺した奇妙な遺言により、「山」の権利を相続した青年・安原はじめ。その山には、信じがたい秘密が隠されていました。現代日本を舞台にした新たなミステリーは、シリーズに新しい風を吹き込みます。山内の外で何が起こっているのか、新たな視点から物語が展開していく様に、驚きと興奮が止まりません。
まさか人間の世界が舞台になるなんて!山内の外で何が起こっているのか、すごく気になってたんだ。
8位には、第二部の2作目にあたる『追憶の烏』がランクイン。『楽園の烏』の続編にあたり、人間の世界と山内、二つの世界の物語が交錯しながら進んでいきます。
人間の世界で起きた事件の謎を追う安原はじめと、山内で過去の出来事と向き合う雪哉。それぞれの視点から物語が描かれ、シリーズ全体の大きな謎の核心へと迫っていきます。特に、これまで謎に包まれていていた雪哉の過去が明らかになる部分は必見。彼の行動原理や信念の根源を知ることで、キャラクターの魅力がさらに深まります。
雪哉の過去が明らかに…!彼の行動の理由がわかって、ますますキャラクターが好きになったよ。
9位は、シリーズの外伝『烏の緑羽』です。本作では、シリーズの人気キャラクター・雪哉の少年時代が描かれます。
『烏は主を選ばない』の前日譚にあたる物語で、北家の垂氷郷で「ぼんくら」として育った雪哉が、兄の無実を証明するためにたった一人で奮闘します。後の彼の活躍を知っている読者にとっては、その知性や行動力の片鱗を随所に感じることができ、感慨深いものがあるでしょう。本編を読んだ後に手に取ると、雪哉というキャラクターをより深く理解できる一冊です。
若い頃の雪哉もやっぱりキレ者だったんだね!彼の原点がここにあるって感じがして、すごく面白かったよ。
10位は、第二部の3作目『望月の烏』。物語が大きく動き、衝撃的な展開が待ち受ける重要作です。
新たに山内を統べる金烏代となった凪彦のもとで、再び后選びが行われることになります。華やかな宮中を舞台に、四人の姫君たちが競い合いますが、その裏では山内の未来を揺るがす大きな陰謀が進行していました。シリーズの核心にさらに迫る怒涛の展開と、読者の予想を裏切る結末に、読み終えた後はしばらく言葉を失ってしまうかもしれません。
まさかこんな展開になるなんて…。読み終わった後、しばらく動けなかったよ。続きが気になりすぎる!
11位は、2025年9月時点でのシリーズ最新刊『亡霊の烏』です。前作『望月の烏』の衝撃的な結末から続く物語で、ファン待望の一冊と言えるでしょう。
神域で起こった出来事の後、山内と外界はどうなってしまうのか。雪哉をはじめとするキャラクターたちは、新たな脅威にどう立ち向かっていくのか。物語はクライマックスに向けてさらに加速していきます。シリーズを追いかけてきたファンなら絶対に見逃せない、必読の最新刊です。
ついに最新刊!前作のあの終わり方からどうなるのか、ずっと待ってたんだ。読むのが楽しみすぎるよ!
12位は、シリーズ初の短編集である『烏百花 蛍の章』です。本編では描かれなかったキャラクターたちの日常や過去のエピソードが収録されています。
この短編集では、主にシリーズ第一部のキャラクターたちに焦点が当てられています。若宮と雪哉の出会いの裏側や、姫たちのその後など、ファンにはたまらない物語が満載。シリアスな本編の合間に読むと、キャラクターたちの新たな一面を発見でき、より一層彼らが愛おしくなること間違いなしです。
本編のシリアスな雰囲気とは違って、みんなの日常が垣間見えるのがいいんだよね。ますますキャラクターたちが愛おしくなるよ。
13位は、短編集の第2弾『烏百花 白百合の章』。こちらはシリーズ第二部のキャラクターたちに焦点を当てた物語が収録されています。
『弥栄の烏』以降に登場した新キャラクターたちの過去や、知られざるエピソードが描かれており、第二部の複雑な人間関係や物語の背景をより深く理解するのに役立ちます。本編の謎を解くヒントが隠されていることもあるかもしれません。第二部を読み進める中で、ぜひ手に取ってほしい一冊です。
第二部のキャラクターたちの話も面白い!彼らの背景を知ると、本編の展開がもっと深く理解できるんだ。
14位は、阿部先生の非シリーズ作品『発現』です。「八咫烏シリーズ」とは全く異なる、近未来の日本を舞台にした警察小説となっています。
物語の世界では、「発現」と呼ばれる特殊能力を持つ人々が社会に現れ始めています。そんな中、発現者が関わる不可解な事件を追う二人の刑事の姿を描いた、SFミステリーです。和風ファンタジーの世界とは一味違う、緻密に構築された世界観とスリリングな展開は、阿部先生の新たな魅力を発見させてくれます。
八咫烏シリーズとは全然違う雰囲気!特殊能力者のいる世界の警察小説って設定が面白いよね。こっちも引き込まれちゃった。
ここまで阿部智里先生のおすすめ小説をランキングでご紹介してきましたが、いかがでしたか?特に「八咫烏シリーズ」は長大な物語なので、どこから読めばいいか迷ってしまいますよね。
基本的には、物語の刊行順に読んでいくのが最もおすすめです。伏線やキャラクターの成長を時系列で追いかけることで、この壮大な物語を最大限に楽しむことができます。以下に読む順番をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
【第一部】
【第二部】
【外伝・短編集】
まずはランキング1位の『烏に単は似合わない』から手に取って、壮大で魅力的な「山内」の世界に足を踏み入れてみてください。きっと、あなたも八咫烏たちの物語の虜になるはずです!