【2025年最新】真梨幸子の小説おすすめ人気ランキングTOP30

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ふくちい

皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...

皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。

目次

イヤミスの女王・真梨幸子の人気小説おすすめランキング!その魅力と作風に迫る

イヤミス」という言葉を聞いたことがありますか?これは、読んだ後に嫌な気持ちになる、後味の悪いミステリー小説を指す言葉です。このジャンルで絶大な人気を誇り、「イヤミスの女王」として知られているのが作家・真梨幸子です。

真梨幸子作品の最大の魅力は、人間の心の奥底に潜む闇や嫉妬、悪意といった感情を容赦なく描き出す点にあります。特に女性同士のドロドロとした関係性を描かせたらピカイチで、登場人物たちがふとしたきっかけで狂気に堕ちていく様子は、読者に強烈なインパクトと不快感を植え付けます。しかし、その「嫌な感じ」こそが癖になり、「怖いのに続きが気になる」と多くの読者を虜にしているのです。

湊かなえ、沼田まほかると並び「イヤミスの三大女王」とも称される真梨幸子。巧みに張り巡らされた伏線と、すべてが覆る衝撃の結末は、一度味わうと忘れられません。この記事では、そんな真梨幸子の危険で魅力的な世界を堪能できる人気作品をランキング形式でご紹介します。

真梨幸子の小説おすすめ人気ランキングTOP30

ここからは、いよいよ真梨幸子の人気小説おすすめランキングTOP30を発表します。

イヤミスの金字塔ともいえる代表作から、人間の狂気を様々な角度から描いた作品、少しテイストの違う異色作まで幅広くランクインしました。あなたの好みに合う一冊がきっと見つかるはず。気になる作品から、ぜひ手に取ってみてください。

1位『殺人鬼フジコの衝動』

真梨幸子 殺人鬼フジコの衝動 小説
引用:殺人鬼フジコの衝動 [書籍]

一家惨殺事件の唯一の生き残りである少女フジコ。彼女がなぜ、十数人もの人々を手にかける伝説の殺人鬼へと変貌してしまったのか。その壮絶な生涯を、関係者の遺した記録小説という形で描き出す、真梨幸子の代名詞ともいえる一作です。

本作は50万部を超えるベストセラーとなり、「イヤミス」ブームの火付け役となりました。凄惨な描写や救いのない展開が続く一方で、物語の最後に待ち受ける巧妙なトリックと衝撃の結末は、多くの読者を震撼させました。初めて真梨幸子作品に触れるなら、まず読んでおくべき金字塔です。

ふくちい

本作における陰惨な出来事の連鎖と、それを淡々と叙述する構成は、読者の感情を巧みに誘導しつつ最終的に突き放すという、作者の高度な技術を感じさせます。

2位『5人のジュンコ』

真梨幸子 5人のジュンコ 小説
引用:5人のジュンコ (徳間文庫) | 真梨幸子 |本 | 通販 | Amazon

連続不審死事件の容疑者として浮上した、佐竹純子。この事件をきっかけに、年齢も職業も異なる5人の「ジュンコ」たちの人生が交錯し、それぞれが抱える心の闇が暴かれていきます。

本作は章ごとに異なるジュンコの視点で物語が語られる構成になっており、1つの事件が多角的に描かれることで、人間の思い込みや主観の恐ろしさが浮き彫りになります。女性たちが抱える見栄や嫉妬、焦りといった感情がリアルに描かれており、多くの女性読者から共感と恐怖の声が上がった作品です。

ふくちい

わたしと同じ名前の人が事件を起こすって考えただけでゾッとしちゃう。人間関係の複雑さがすごいんだけど、一気読みしちゃったよ。

3位『人生相談。』

真梨幸子 人生相談。 小説
引用:Amazon.co.jp: 人生相談。 (講談社文庫 ま 62-8) : 真梨 幸子: 本

新聞の人生相談コーナーを舞台に、一見無関係に見える相談者たちの悩みが、やがて一つの大きな事件へと繋がっていく様を描いた作品です。第28回山本周五郎賞の候補にもなりました。

前半は様々な人生相談が淡々と紹介されますが、後半にかけてそれらが驚くべき形でリンクし始め、伏線が一気に回収されていく展開は圧巻の一言。人間の悪意や身勝手さが凝縮された相談の数々に胸を悪くしながらも、巧みな構成力にぐいぐい引き込まれてしまうでしょう。真梨幸子の構成力の高さを存分に味わえる一冊です。

ふくちい

パズルのピースがハマっていく感じがたまらないんだよね。読み終わった後、もう一回最初から読み返したくなっちゃう!

4位『孤虫症』

真梨幸子 孤虫症 小説
引用:Amazon.co.jp: 孤虫症 (講談社文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

夫のいる身でありながら、次々と他の男と関係を持つ女。しかし、彼女と関係を持った男たちは、皆一様に謎の死を遂げていきます。やがて彼女自身の体にも、恐ろしい異変が起こり始めるのでした。

本作は、2005年に第32回メフィスト賞を受賞した真梨幸子のデビュー作です。デビュー作ながら、後の作品にも通じる人間の業や狂気、そしてグロテスクな描写が際立っており、強烈なインパクトを読者に与えます。虫が苦手な方は閲覧注意の、生理的嫌悪感を煽るホラーミステリーです。

ふくちい

デビュー作にしてこの完成度。寄生虫というモチーフを用いて人間の精神が蝕まれていく過程を描く手法は、後のイヤミス作品群の萌芽を感じさせます。

5位『みんな邪魔』

真梨幸子 みんな邪魔 小説
引用:みんな邪魔 (幻冬舎文庫)

郊外の高級住宅街に住む3人の主婦。それぞれが完璧な家庭を築いているように見えましたが、水面下では互いへの嫉妬や見栄、そしてどす黒い秘密を抱えていました。ある日、一人の主婦が失踪したことから、彼女たちの完璧な日常が崩壊していきます。

タイトル通り、登場人物のほとんどが自分勝手で、「みんな邪魔」という強い悪意を抱いているのが特徴です。ママ友同士のマウンティングや、SNSでの偽りの幸せアピールなど、現代的なテーマも盛り込まれており、身近に潜む人間の嫌な部分をこれでもかと見せつけられます。読後は、しばらく人間不信に陥ること間違いなしの強烈な一冊です。

ふくちい

もう、みんな怖すぎるよ…。幸せそうに見える人でも、裏では何を考えてるかわからないんだなって思っちゃった。

6位『坂の上の赤い屋根』

真梨幸子 坂の上の赤い屋根 小説
引用:坂の上の赤い屋根 (文芸書) | 真梨幸子 |本 | 通販 | Amazon

18年前に起きた、女子高生による両親殺害事件。その事件をモチーフにした小説の企画が、新人作家と担当編集者のもとに持ち込まれます。しかし、関係者への取材を進めるうち、事件の裏に隠されたさらなる闇が浮かび上がってくるのでした。

本作は、実際に起きた事件から着想を得ており、そのリアリティが物語に一層の深みと恐怖を与えています。事件の当事者だけでなく、それを取り巻く人々のエゴや思惑が複雑に絡み合い、何が真実なのかが最後まで分かりません。人間の心理の奥深さを巧みに描いた、読み応えのあるミステリーです。

ふくちい

これが実話ベースって信じられない…。事件そのものよりも、周りの人たちの言動が怖くて震えちゃったよ。

7位『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』

真梨幸子 インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 小説
引用:Amazon.co.jp: インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 (徳間文庫) : 真梨幸子: 本

『殺人鬼フジコの衝動』の続編にあたる本作は、収監されているフジコへのインタビューという形式で物語が進行します。前作で語られなかった事件の「真実」が、フジコ自身の口から語られていきますが、その内容は衝撃的なものでした。

前作を読んだ読者であれば、フジコの告白によって物語の前提が覆される感覚に、再び戦慄することでしょう。何が嘘で何が本当なのか、誰を信じればいいのか分からなくなる、まさに真梨幸子の真骨頂ともいえる作品です。必ず『殺人鬼フジコの衝動』を読んだ後に手に取ってください。

ふくちい

前作の衝撃をさらに上回る結末。語り手によって「真実」が変容する危険性を、これほどまでに効果的に示した作品は稀有であると言わざるを得ません。

8位『女ともだち』

真梨幸子 女ともだち 小説
引用:Amazon.co.jp: 女ともだち (講談社文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

ある日、セレクトショップを経営するちさとのもとに、高校時代の同級生・サユリから連絡がきます。これをきっかけに、疎遠になっていた同級生たちが再び集まりますが、彼女たちの間には過去のいじめや確執が根深く残っていました。

女性同士の友情のもろさや、嫉妬、依存といった複雑で繊細な関係性を、SNSを絡めながら現代的に描いた作品です。学生時代のスクールカーストが、大人になっても影響を及ぼし続ける様は非常にリアル。キラキラした日常の裏に隠された、女性たちの本音と狂気がじわじわとあぶり出されていく展開から目が離せません。

ふくちい

女の友情って、時々すごく怖くなることがあるよね…。読んでて自分の学生時代を思い出して、ちょっと苦しくなっちゃった。

9位『お引っ越し』

真梨幸子 お引っ越し 小説
引用:Amazon.co.jp: お引っ越し (角川文庫) : 真梨 幸子: 本

念願のタワーマンションに引っ越してきた一家。しかし、その直後から不審な出来事が次々と起こり始めます。憧れの生活を手に入れたはずの家族は、徐々に疑心暗鬼に陥り、その関係は崩壊へと向かっていくのでした。

多くの人が夢見る「マイホーム」というテーマを扱いながら、隣人トラブルや家庭内に潜む闇といった身近な恐怖を描き出しています。誰しもが経験する可能性のある「引っ越し」をきっかけに、日常が侵食されていく様は、読んでいて背筋が凍る思いがするでしょう。じわじわと精神を追い詰めてくるような、心理的な怖さが際立つ一作です。

ふくちい

引っ越しってワクワクするはずなのに、こんなの怖すぎる!ご近所付き合いって大事なんだなあって、本気で考えさせられたよ…。

10位『鸚鵡楼の惨劇』

真梨幸子 鸚鵡楼の惨劇 小説
引用:Amazon.co.jp: 鸚鵡楼の惨劇 (小学館文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

昭和、バブル期、そして現代と、3つの時代をまたいで、いわくつきの洋館「鸚鵡楼」の跡地で繰り返される惨劇を描いた大作です。時代ごとに視点となる人物が変わりながら、過去の事件が現代にまで影響を及ぼしていく様が描かれます。

複雑に絡み合った人間関係と、数十年にわたる壮大な物語の伏線が、終盤で見事に収束していく構成は圧巻です。登場人物たちの業の深さと、誰一人として幸せにならない救いのない展開は、まさに真梨幸子ワールド全開。濃厚なイヤミスをじっくりと味わいたい読者におすすめの一冊です。

ふくちい

時代を超えて繋がっていく物語がすごかった!読み終わった後のずっしり感が半端じゃないけど、この読後感がたまらないんだよね。

11位『三匹の子豚』

真梨幸子 三匹の子豚 小説
引用:Amazon.co.jp: 三匹の子豚 : 真梨 幸子: 本

有名な童話『三匹の子豚』をモチーフに、現代社会でたくましく生きる三姉妹の姿を描いた物語です。彼女たちはそれぞれ異なる方法で自分の「家」を築こうとしますが、その行く手には様々な困難が待ち受けていました。

童話を下敷きにしながらも、内容は格差社会や女性の生きづらさといった現代的なテーマを鋭くえぐり出す、ビターなイヤミスに仕上がっています。三姉妹それぞれの視点から物語が語られることで、同じ出来事でも立場によって全く違って見えるという事実を突きつけられます。果たして、彼女たちは自分たちを脅かす「狼」から逃れることができるのでしょうか。

ふくちい

知ってる童話が元になってるから、スラスラ読めちゃった。でも、内容は全然可愛くなくて、そこがまた真梨さんらしいかな。

12位『ふたり狂い』

真梨幸子 ふたり狂い 小説
引用:ふたり狂い (幻冬舎文庫) | 真梨 幸子 |本 | 通販 | Amazon

外界から閉ざされた村を舞台に、美しい双子の姉妹が繰り広げる愛憎劇を描いた作品。村の不気味な因習や、濃密な人間関係が、姉妹の運命を狂わせていきます。

双子ならではの特殊な関係性と、閉鎖的な空間が生み出す独特の狂気が、物語全体を不穏な空気で包み込んでいます。どちらが姉でどちらが妹なのか、誰の言葉が真実なのか、読者は混乱しながらページをめくることになるでしょう。横溝正史作品を彷彿とさせるような、因習と血縁が絡み合うドロドロとした世界観が好きな人にはたまらない一作です。

ふくちい

双子の話ってだけで惹かれるのに、村の雰囲気も怖くて最高だった…。どっちがどっちか分からなくなって、頭がこんがらがっちゃったよ!

13位『深く深く、砂に埋めて』

真梨幸子 深く深く、砂に埋めて 小説
引用:深く深く、砂に埋めて (講談社文庫 ま 62-2) | 真梨 幸子 |本 | 通販 | Amazon

海辺の高級住宅街に住むセレブなママ友グループ。彼女たちはSNSに華やかな日常を投稿し、誰もが羨むような生活を送っているように見えました。しかし、その裏では壮絶な見栄と嫉妬のバトルが繰り広げられていたのです。

本作では、ママ友同士のマウンティングや、SNSでの「キラキラ生活」の裏側といった、現代ならではの闇が描かれています。承認欲求を満たすために嘘を重ね、次第に追い詰められていく女性たちの姿は、滑稽でありながらも恐ろしい。身近に潜むリアルな恐怖を感じさせるイヤミスです。

ふくちい

SNSって怖いなあって改めて思ったよ…。どこまでが本当でどこからが嘘なのか、もう何も信じられなくなりそう。

14位『あの女』

真梨幸子 あの女 小説
引用:あの女 (幻冬舎文庫) | 真梨 幸子 |本 | 通販 | Amazon

フリーライターの「私」は、かつてカルト的な人気を誇った女優・結城園子の伝記を執筆するため、彼女の関係者たちに取材を始めます。しかし、彼らが語る園子の人物像は、それぞれ全く異なっていました。

複数の関係者の視点から一人の人物像を浮かび上がらせるという、羅生門的な構成が特徴的な作品です。語り手によって「あの女」の印象が二転三転するため、読者は誰の証言が真実なのか翻弄され続けます。人間の記憶の曖昧さや、主観によって事実がいかに歪められるかというテーマを巧みに描き出した、ミステリー好きにおすすめの一冊です。

ふくちい

みんな言うことが違うから、誰を信じていいか分からなくなっちゃった。読み終わってから「あの女」の正体を友達と考察するのが楽しいかも!

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15位『6月31日の同窓会』

真梨幸子 6月31日の同窓会 小説
引用:Amazon.co.jp: 6月31日の同窓会 (実業之日本社文庫) 電子書籍: 真梨 幸子: Kindleストア

伝統ある女子校の卒業生たちのもとに、存在しないはずの「6月31日」に開催される同窓会の案内状が届き、それを受け取った者たちが次々と不審な死を遂げる。OGの弁護士が、この連続死の謎を追ううちに、母校に隠された闇と、女たちの悪意に満ちた過去が明らかになっていく。

同窓会というノスタルジックな舞台設定とは裏腹に、人間の見栄や嫉妬、そして過去の過ちが暴かれていく、後味の悪い展開が待っています。学生時代の人間関係が、大人になった現在にも影を落としている様がリアルに描かれており、登場人物たちの誰かしらに自分を重ねてしまうかもしれません。甘酸っぱい思い出が、悪夢に変わる瞬間をぜひ体験してください。

ふくちい

同窓会ってちょっと怖いイメージあったけど、これは想像以上だった…。過去の秘密が暴かれるのって、本当に怖いね。

16位『さっちゃんは、なぜ死んだのか?』

真梨幸子 さっちゃんは、なぜ死んだのか? 小説
引用:Amazon.co.jp: さっちゃんは、なぜ死んだのか? (講談社文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

ある夏の日、団地の給水塔から一人の少女「さっちゃん」が転落死します。事故か、自殺か、それとも殺人か。団地の住人たちの噂話や憶測が飛び交う中、事件の真相は混沌としていきます。

本作は、団地という閉鎖的なコミュニティを舞台に、噂話がいかにして人の心を蝕み、事実を捻じ曲げていくかという恐ろしさを描いています。住人たちの無責任な発言や悪意が連鎖し、新たな悲劇を生んでいく様は、読んでいて胸が苦しくなるほど。人間の集団心理の怖さを突きつけられる作品です。

ふくちい

噂話って本当に怖い…。自分も無意識に誰かを傷つけてるんじゃないかって、考えさせられちゃったよ。

17位『極限団地:一九六一 東京ハウス』

真梨幸子 極限団地:一九六一 東京ハウス 小説
引用:Amazon.co.jp: 極限団地―一九六一 東京ハウス―(新潮文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

リアリティショーの企画で、昭和30年代の生活を再現した団地「東京ハウス」に集められた男女8人。賞金1億円を目指して共同生活を送る彼らでしたが、やがて参加者たちが次々と謎の死を遂げていきます。

団地という閉鎖空間で繰り広げられる、デスゲームさながらのサバイバルミステリーです。極限状態に置かれたことで、人間の本性や欲望がむき出しになっていく様は、非常にスリリング。誰が味方で誰が敵なのか、最後まで気の抜けない展開が続きます。真梨作品の中でも、エンターテインメント性の高い一作といえるでしょう。

ふくちい

ハラハラドキドキの展開で、一気に読んじゃった!わたしがこの状況に置かれたら、絶対生き残れないだろうなあ…。

18位『私が失敗した理由は』

真梨幸子 私が失敗した理由は 小説
引用:Amazon.co.jp: 私が失敗した理由は (講談社文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

パート先の同僚が一家惨殺事件の容疑者となったことを知った落合美緒は、その「失敗」に異様なときめきを感じ、『私が失敗した理由は』という本の企画を思いつく。元恋人の編集者を巻き込み、事件の関係者たちの「失敗談」を取材していくが、そこには人間の悪意と嘘が渦巻いていた。

婚活という現代的なテーマを通じて、女性たちの承認欲求や焦り、嫉妬といった感情を赤裸々に描いた作品です。幸せになるために必死な彼女たちの姿は、どこか滑稽で、そして痛々しい。婚活経験のある人なら、思わず「あるある」と頷いてしまうようなリアルな描写も満載です。

ふくちい

婚活って大変なんだなあって思ったよ。みんな必死すぎて、ちょっと引いちゃうけど気持ちはわかる気もするかな。

19位『シェア 諍い女たちの館』

真梨幸子 シェア 諍い女たちの館 小説
引用:Amazon.co.jp: シェア~諍い女たちの館~ (光文社文庫) 電子書籍: 真梨 幸子: Kindleストア

海辺の洋館でシェアハウスを始めた4人の女性。それぞれが過去に傷を抱え、新しい生活に希望を見出していましたが、共同生活を送る中で、彼女たちの間にあったはずの友情は次第に嫉妬と対立へと変わっていきます。

一見華やかなシェアハウス生活の裏で繰り広げられる、女たちの陰湿な心理戦を描いた作品です。ささいなことがきっかけで生まれる亀裂や、秘密の暴露、そしてマウンティング。閉鎖された空間で、彼女たちの関係が崩壊していく様は、読んでいて息が詰まるようです。女性グループの怖さを存分に味わえます。

ふくちい

シェアハウスって楽しそうだと思ってたけど、こんなの絶対無理!女同士のドロドロが好きな人にはおすすめだけど、わたしはもうお腹いっぱいだよ…。

20位『教祖の作りかた』

真梨幸子 教祖の作りかた 小説
引用:Amazon.co.jp: 教祖の作りかた (幻冬舎単行本) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

平凡な主婦だった女性が、いかにして信者たちを操るカリスマ教祖となったのか。その過程を、複数の関係者の証言から明らかにしていくモキュメンタリー(架空のドキュメンタリー)形式のミステリーです。

人がカルトにはまっていく過程や、マインドコントロールの恐ろしさをリアルに描き出しています。なぜ人々は、ごく普通の女性を「教祖」として崇めるようになったのか。その謎を追ううちに、人間の心の弱さや、信じることの危うさを突きつけられます。社会派なテーマに興味がある方にもおすすめの一冊です。

ふくちい

どうしてこんなに簡単に信じちゃうんだろうって思うけど、自分もいつの間にかハマっちゃうのかも…。人間の心理って不思議だね。

21位『ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚』

真梨幸子 ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで 万両百貨店外商部奇譚 小説
引用:ご用命とあらば、ゆりかごからお墓まで: 万両百貨店外商部奇譚 [書籍]

老舗百貨店「万両百貨店」の外商部を舞台に、顧客たちの無理難題に応える外商員たちの活躍を描いた連作短編集です。顧客たちの奇妙な依頼の裏には、それぞれの人間ドラマと秘密が隠されています。

これまでの作品とは少し趣が異なり、ブラックユーモアが効いた軽快な語り口が特徴です。もちろん、真梨幸子らしい人間の欲や業もしっかりと描かれていますが、比較的ライトな読み口なので、普段イヤミスを読まない方や、真梨幸子作品の入門編としてもおすすめです。

ふくちい

ちょっと変わった雰囲気で面白かった!イヤミス度は低めだけど、人間の変なところを描くのはやっぱり上手だなあ。

22位『まりも日記』

真梨幸子 まりも日記 小説
引用:まりも日記 | 真梨 幸子 |本 | 通販 | Amazon

愛猫「まりも」の視点から、飼い主である小説家一家の日常と、その周りで起こる奇妙な事件を描いた異色のミステリー。猫を愛する人々と、猫に翻弄される愚かな人間たちの姿がコミカルかつ毒たっぷりに綴られます。

実際に猫を飼っている真梨幸子ならではの、猫あるあるネタと、虚実が入り混じったストーリー展開が見どころです。癒しと毒が絶妙なバランスで配合されており、可愛らしい猫の物語かと思いきや、しっかりとイヤミス要素も味わえるという、不思議な読後感が魅力の一冊。猫好きの方にこそ読んでほしい作品です。

ふくちい

猫の視点っていうのが新鮮で面白かったな。うちの子も、実はこんなこと考えてるのかなって想像しちゃった!

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23位『4月1日のマイホーム』

真梨幸子 4月1日のマイホーム 小説
引用:Amazon.co.jp: 4月1日のマイホーム (実業之日本社文庫) : 真梨 幸子: 本

郊外に夢のマイホームを建てた一家。しかし、入居日の4月1日、彼らはその家が欠陥住宅であることを知ります。幸せの象徴だったはずのマイホームをめぐり、家族の中にあった嘘や秘密が次々と暴かれ、その関係は崩壊へと向かっていきます。

「マイホーム」という多くの人が抱く夢をテーマに、理想と現実のギャップや、家族という共同体の脆さを描き出した作品です。エイプリルフールの日に発覚する家の欠陥という皮肉な設定から始まり、登場人物たちの嘘が連鎖していく展開は、まさに悪夢のよう。家族の闇を描いたイヤミスが好きな方におすすめです。

ふくちい

夢のマイホームが…って、こんなの悲しすぎるよ。家族なのに、みんな嘘ばっかりついてて、読んでてすごく苦しくなった。

この本を読む

24位『縄紋』

真梨幸子 縄紋 小説
引用:縄紋 /真梨幸子

フリーの校正者・興梠のもとに、自費出版本『縄紋黙示録』の校正依頼が舞い込む。その本には、縄文時代の常識を覆すような驚くべき内容と、最近発見された人骨の秘密が記されていた。読み進めるうち、興梠の身の回りでも不可解な出来事が起こり始め、彼は古代の謎と現代の事件が交錯する恐ろしい渦に巻き込まれていく。

古代史の謎やオカルト的な要素を取り入れた、真梨作品の中では異色の伝奇ミステリーです。村の不気味な雰囲気や、縄文の呪いを彷彿とさせる事件の数々は、じっとりとした恐怖を読者に与えます。いつものイヤミスとは一味違った、土着的な怖さを味わいたい方におすすめの一冊です。

ふくちい

縄文時代とかロマンがあって好きなんだけど、これは怖かった!村の秘密とか、昔からの言い伝えとか、ワクワクしちゃうよね。

25位『クロク、ヌレ!』

真梨幸子 クロク、ヌレ! 小説
引用:Amazon.co.jp: クロク、ヌレ! (講談社文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

無名のまま非業の死を遂げた画家。彼の死にはどんな秘密が隠されていたのか。物語は死んだ画家の視点から始まり、彼を取り巻く様々な人物たちの思惑が交錯しながら、事件の真相に迫っていきます。

本作は、死者の視点から物語が語られるという斬新な構成が特徴です。生前、誰にも評価されなかった画家の魂が、自分の死の謎を解き明かそうと彷徨う様は、どこか物悲しさを感じさせます。真梨幸子特有のドロドロとした人間関係の描写は控えめですが、その分、ミステリーとしての面白さが際立つ作品です。

ふくちい

死んだ人の視点って面白い設定だよね。ちょっと不思議な雰囲気で、他の作品とは違う魅力があったかな。

26位『祝言島』

真梨幸子 祝言島 小説
引用:Amazon.co.jp: 祝言島 (小学館文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

結婚式を挙げたカップルは必ず幸せになれるという伝説がある「祝言島」。しかし、その島には恐ろしい秘密が隠されていました。島を訪れた複数のカップルの視点から、島の謎とそこで起こる悲劇が描かれていきます。

幸せの象徴である結婚式を舞台にしながら、人間の嫉妬や欲望、そして島の因習が絡み合い、物語は最悪の結末へと突き進みます。オムニバス形式で様々なカップルの物語が語られますが、それらが最終的に一つに繋がっていく構成は見事。幸せを求めて島に来たはずの人々が、なぜ不幸になってしまうのか。その皮肉な展開に、真梨幸子らしさが光ります。

ふくちい

幸せになれる島って聞いたのに、全然幸せじゃないじゃん!結婚式がこんなに怖くなるなんて、信じられないよ…。

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27位『フジコの十ヶ条』

真梨幸子 フジコの十ヶ条 小説
引用:Amazon.co.jp: フジコの十ヶ条 殺人鬼フジコの衝動 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

『殺人鬼フジコの衝動』から始まる人気シリーズの最新作。フジコの熱狂的な信奉者である女性が、フジコが遺したとされる「十ヶ条」の教えを胸に、自らの人生を切り開こうとします。しかし、その教えは彼女を破滅へと導いていくのでした。

伝説の殺人鬼フジコが、死後もなお他人の人生に影響を与え続けるという、カリスマ性の恐ろしさを描いた作品です。フジコシリーズのファンであれば、過去作とのリンクにニヤリとさせられることでしょう。シリーズの新たな側面を描き出す意欲作であり、フジコという存在の業の深さを改めて感じさせられます。

ふくちい

フジコというキャラクターが、一個人の枠を超えて社会的な現象、あるいはミームとして機能している点が興味深い。模倣犯の心理を巧みに描いています。

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28位『ウバステ』

真梨幸子 ウバステ 小説
引用:Amazon.co.jp: ウバステ 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

高齢化社会が進む近未来の日本。政府は財政難を理由に、75歳以上の国民に「終の棲家」と呼ばれる施設への入居を義務付ける「ウバステ法」を施行します。この法律に翻弄される家族の姿を、複数の視点から描いた社会派ディストピア小説です。

「姥捨て山」という古典的なモチーフを、現代の社会問題と結びつけて描いた意欲作。もしこんな法律ができたら、自分ならどうするか。家族の絆や命の尊厳といった重いテーマを、読者に突きつけます。真梨幸子作品の中でも、特に社会風刺の効いた一冊と言えるでしょう。

ふくちい

こんな未来が来たらどうしようって、本気で怖くなっちゃった。すごく考えさせられる話だったけど、読んだ後、心が重たいよ…。

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29位『フシギ』

真梨幸子 フシギ 小説
引用:Amazon.co.jp: フシギ (角川文庫) : 真梨 幸子: 本

作家である「私」のもとに、ある出版社の編集者から仕事の依頼が舞い込む。それは、いわくつきのマンションに関するものだった。怪談や都市伝説のような「フシギ」な出来事を取材していくうち、「私」は単なる怪異譚の裏に渦巻く、人間のどす黒い感情や業に触れていくことになる。連作短編の形式で、恐怖と謎が深まっていく物語。

ホラーとミステリーが融合した作風で、一つ一つの話は短く読みやすいながらも、読後にはしっかりとした嫌な余韻を残します。超常現象の怖さだけでなく、それ以上に怖いのは人間なのだという、真梨幸子作品の根底に流れるテーマを改めて感じさせてくれる一冊。怖い話が好きな方におすすめです。

ふくちい

怖い話がいっぱいで、ゾクゾクしながら読んだよ!でも、結局一番怖いのは幽霊とかじゃなくて、生きてる人間なんだよね。

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30位『聖女か悪女』

真梨幸子 聖女か悪女 小説
引用:Amazon.co.jp: 聖女か悪女 (小学館文庫) 電子書籍: 真梨幸子: Kindleストア

カリスマブロガーの月村珠里亜がパーティーの最中に倒れ、昏睡状態に陥る。心理カウンセラーの麻乃紀和は、珠里亜が自分の息子を死に追いやったと信じ、復讐のために彼女の過去を調べ始める。調査を進めるうち、紀和は過去の凄惨な事件と珠里亜の繋がりに気づく。世間から「聖女」のように見られていた珠里亜の仮面の裏に隠された、驚くべき真実とは何か。関係者の視点が交錯し、悪意の連鎖が描かれる。

メディアが作り上げるイメージの危うさや、大衆がいかに簡単に扇動されるかという集団心理の恐怖を描いた作品です。何が正義で何が悪なのか、物語が進むにつれてその境界線が曖昧になっていきます。二転三転する展開の末に待ち受ける結末は、まさにイヤミス。人間の多面性を描いた、読み応えのあるミステリーです。

ふくちい

聖女って言われてるけど、絶対裏があるって思いながら読んでたよ。やっぱり!って感じの結末で、面白かったな。

あなたにぴったりの真梨幸子作品を見つけて、人気のイヤミス小説を堪能しよう

真梨幸子の小説おすすめ人気ランキングTOP30、いかがでしたでしょうか。

人間の心の闇をえぐり出す強烈な物語の数々は、一度読んだら忘れられないインパクトを持っています。後味の悪さに顔をしかめながらも、ページをめくる手が止まらなくなる。そんな中毒性の高い「イヤミス」の世界に、あなたも足を踏み入れてみませんか?

この記事を参考に、気になる一冊を手に取って、真梨幸子ならではの読書体験をぜひ味わってみてください。

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