【2025年最新】梶永正史のおすすめ小説ランキングTOP15

梶永正史の小説が熱い！警察小説の魅力とおすすめ作品をランキングで紹介

リアリティあふれる警察小説で、多くの読者を魅了し続ける作家、梶永正史（かじながまさし）。1969年生まれの彼は、大手外資系IT企業に勤務しながら執筆活動を開始し、2013年に『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』で「このミステリーがすごい！」大賞を受賞し、2014年にデビューしました。

梶永作品の最大の魅力は、その緻密な組織描写と、個性豊かなキャラクターたちが織りなす人間ドラマにあります。警察内部の権力闘争や複雑な人間関係をリアルに描き出し、読者を物語の世界へぐいぐいと引き込みます。今回は、そんな梶永正史作品の中から、特におすすめの小説をランキング形式でご紹介します。

【2025年最新】梶永正史のおすすめ人気小説ランキングTOP15

それでは、早速ランキングを見ていきましょう。デビュー作から最新シリーズまで、魅力的な作品が勢ぞろいです。あなたの心を鷲掴みにする一冊が、きっと見つかるはずです。

1位『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』

堂々の1位は、梶永正史のデビュー作にして代表作、『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』です。 この作品で第12回「このミステリーがすごい！」大賞を受賞し、彼の名は一躍ミステリー界に知れ渡りました。

物語の主人公は、警視庁捜査二課に所属する郷間彩香。 贈収賄や詐欺といった知能犯罪を追い、電卓ばかり叩いていることから「電卓女」と揶揄される彼女に、ある日突然、銀行立てこもり事件の指揮官という特命が下ります。 なぜ畑違いの彼女が指名されたのか？スリリングな展開と、魅力的な主人公から目が離せません。

2位『警視庁捜査二課・郷間彩香 ガバナンスの死角』

2位には、人気シリーズ「郷間彩香」の第2弾『ガバナンスの死角』がランクイン。 新設された「郷間班」の個性的なメンバーたちと共に、企業犯罪の闇に挑みます。

物語は、ある企業の役員による約10万円のカード不正使用という小さな横領事件から始まります。 しかし、その裏には薬物取引のマネーロンダリングや5年前の傷害致死事件など、巨大な犯罪が隠されていました。 小さな事件が大きなうねりとなっていく展開は、まさに圧巻の一言です。

3位『ドリフター』

3位は、ハードなアクションが魅力の『ドリフター』。元自衛官の豊川を主人公に、国家転覆を企む秘密組織との戦いを描く、ダークヒーローアクションです。

バリ島の爆破テロで恋人を失った豊川は、たった一人でテロ組織を壊滅させ、日本に帰国します。 何にも縛られず、闇に潜んで悪を討つ「漂流者（ドリフター）」として、彼は次なる戦いに身を投じていきます。 スピード感あふれる展開と、孤独なヒーローの活躍に胸が熱くなること間違いなしです。

4位『警視庁捜査二課・郷間彩香 ハイブリッド・セオリー』

4位は再び「郷間彩香」シリーズから『ハイブリッド・セオリー』。捜査二課の特殊知能犯罪係を率いる郷間彩香が、国際的な犯罪に立ち向かう物語です。

この作品の魅力は、なんといっても個性豊かな係のメンバーたち。 彼らがそれぞれの専門知識を活かして難事件に挑む姿は、読んでいて非常に痛快です。チームで巨大な悪に立ち向かう、王道の警察小説の面白さが詰まっています。

5位『組織犯罪対策課 白鷹雨音』

5位には、新たなヒロインが登場する『組織犯罪対策課 白鷹雨音』がランクインしました。2021年にはテレビドラマ化もされた人気作です。

井の頭公園で発見された奇妙な遺体。 胸に「1/TTX」という謎の刻印が残されていました。武蔵野署の刑事・白鷹雨音は捜査を進めるうち、数年前に起きた未解決の幼女誘拐殺害事件との関連に気づきます。 「このミス」大賞受賞作家が贈る、本格警察小説です。

6位『警視庁捜査二課・郷間彩香 パンドーラ』

6位は、郷間彩香シリーズの中でも特に社会派なテーマを扱った『パンドーラ』です。あらゆる公共事業を裏で取り仕切る、巨大な談合組織の闇に迫ります。

「パンドーラ」と呼ばれるその組織は、企業を吸収しながら進化を続け、日本のインフラを牛耳っていました。 正義感あふれる郷間彩香が、この巨大な悪にどう立ち向かうのか。警察内部の思惑も絡み合い、一筋縄ではいかない捜査の行方にハラハラさせられます。

7位『パトリオットの引き金 警視庁捜査一課・田島慎吾』

7位は、新たなシリーズの幕開けを飾る『パトリオットの引き金』です。主人公は、警視庁捜査一課の刑事・田島慎吾。公安やテロといった、これまでとは一味違うテーマが描かれます。

梶永作品らしいリアルな警察描写はそのままに、よりスケールの大きな事件が展開されます。捜査一課と公安、それぞれの正義がぶつかり合う緊張感のあるストーリーは、読者を飽きさせません。田島慎吾という新たなキャラクターの魅力にも注目です。

8位『トラブルメーカー 警視庁捜査二課・郷間班』

8位には、郷間班の活躍を描く『トラブルメーカー』が入りました。その名の通り、型破りな郷間班が巻き起こす騒動と、痛快な事件解決が魅力の一冊です。

企業犯罪や汚職事件を扱う捜査二課の中でも、特に個性的なメンバーが集う郷間班。彼らの unorthodox な捜査手法は、時に警察組織の内部で波紋を呼びますが、その裏には確かな正義感とチームワークがあります。シリーズのファンならずとも楽しめる、エンターテイメント性の高い作品です。

9位『ドリフター2 対消滅』

9位は、人気アクションシリーズの続編『ドリフター2 対消滅』です。 前作を上回るスケールで、息もつかせぬ戦いが繰り広げられます。

今回の舞台は大阪。 日本の占領を企む中国の秘密組織「浸透計画」による、豪華客船を使ったテロを阻止するため、主人公・豊川が再び立ち上がります。 敵の親玉は豊川をよく知る人物で、戦闘能力は互角。 決死の戦いの行方から目が離せません。

10位『潔癖刑事 仮面の哄笑』

10位は、ユニークなキャラクターが魅力の『潔癖刑事 仮面の哄笑』。潔癖症の刑事・田島と、天然な相棒・毛利という水と油のコンビが、不可解な狙撃事件に挑みます。

公園で発生した乱射事件。 犯人は射殺されましたが、その裏には警察内部の陰謀が隠されていました。次世代の監視システムを巡る争いが、事件をより複雑にしていきます。 コミカルな掛け合いとシリアスなストーリーのバランスが絶妙な一冊です。

11位『殺意の証 警視庁捜査一課・田島慎吾』

11位は、田島慎吾シリーズの一作『殺意の証』です。捜査一課の刑事として、田島が地道な捜査で事件の真相に迫っていく姿が描かれます。

派手さはないものの、梶永作品の真骨頂であるリアルな捜査過程と、人間の心理を深く描いたサスペンスが光る一作です。犯人が残したわずかな「殺意の証」を巡り、緊張感あふれる物語が展開されます。じっくりとミステリーを味わいたい読者におすすめです。

12位『ゴールドナゲット 警視庁捜査一課・兎束晋作』

12位は、『組織犯罪対策課 白鷹雨音』からのスピンオフ作品『ゴールドナゲット』です。 主人公は、白鷹雨音の同僚であった兎束晋作（うづかしんさく）。

経済犯罪をテーマに、新たな視点から事件が描かれます。『白鷹雨音』で脇役ながらも強い印象を残した兎束刑事が、主人公としてどのような活躍を見せるのか。シリーズのファンにとっては見逃せない一冊となっています。

13位『銃の啼き声 潔癖刑事・田島慎吾』

13位には、再び田島慎吾シリーズから『銃の啼き声』がランクイン。潔癖症の刑事・田島が、銃にまつわる事件に挑みます。

タイトルにもある「銃」が物語の重要なキーワードとなります。銃社会の闇という重いテーマを扱いながらも、田島のキャラクターによってどこかコミカルさも感じさせる作品です。シリアスとユーモアの緩急が、読者を物語に引き込みます。

14位『デラシネ 放浪捜査官・草野誠也の事件簿「鏡の海」篇』

14位は、待望の新シリーズ『デラシネ 放浪捜査官・草野誠也の事件簿』です。 元警視庁捜査一課の刑事・草野誠也が、ライターとして全国を旅しながら事件に遭遇します。

「日本のウユニ塩湖」と呼ばれる美しい海岸を持つ香川県の村で起きた、有名アーティストの不可解な転落死。 過去の事件がきっかけで警察を辞めた草野と、彼を辞職に追いやったキャリア組の白羽が、いがみ合いながらも事件の真相に迫っていきます。 旅情ミステリーの新たな傑作です。

15位『ウミドリ 空の海上保安官』

ランキングの最後を飾るのは、警察小説とは一味違う、海上保安庁を舞台にした『ウミドリ 空の海上保安官』です。

空から海を守る海上保安官たちの活躍と成長を描いた、爽やかな青春小説の側面も持っています。梶永正史の新たな一面が垣間見える作品であり、これまで警察小説をあまり読んでこなかったという方にもおすすめです。広大な海と空を舞台にした、壮大な物語が楽しめます。

まずはコレから！代表作「警視庁捜査二課・郷間彩香」シリーズの読むべき順番

梶永正史作品を初めて読むなら、やはり代表作である「警視庁捜査二課・郷間彩香」シリーズから入るのがおすすめです。物語の時系列に沿って、刊行順に読んでいくのが一番楽しめます。

1. 『警視庁捜査二課・郷間彩香 特命指揮官』
2. 『警視庁捜査二課・郷間彩香 ガバナンスの死角』
3. 『警視庁捜査二課・郷間彩香 ハイブリッド・セオリー』
4. 『警視庁捜査二課・郷間彩香 パンドーラ』
5. 『トラブルメーカー 警視庁捜査二課・郷間班』

まずは1作目の『特命指揮官』で、主人公・郷間彩香の魅力に触れてみてください。きっと、シリーズの続きを読む手が止まらなくなるはずです。

まだまだある！梶永正史の人気シリーズ一覧

「郷間彩香」シリーズ以外にも、梶永正史には魅力的なシリーズ作品がたくさんあります。ここでは、特におすすめのシリーズをいくつかご紹介します。

警視庁捜査一課・田島慎吾シリーズ

潔癖症の刑事・田島慎吾が主人公の人気シリーズです。 相棒とのコミカルなやり取りと、シリアスな事件とのギャップが魅力。人間味あふれる田島刑事の活躍から目が離せません。

• 『パトリオットの引き金 警視庁捜査一課・田島慎吾』
• 『潔癖刑事 仮面の哄笑』

ドリフターシリーズ

元自衛官のダークヒーロー・豊川亮平が、国家を揺るがす陰謀に立ち向かうアクションシリーズ。 スピード感とスケールの大きさは、梶永作品の中でも随一です。スカッとするアクション小説が読みたい方におすすめです。

• 『ドリフター』
• 『ドリフター2 対消滅』
• 『ドリフター 天空の悪魔』

青山愛梨シリーズ

バツイチの女性捜査官・青山愛梨が活躍するシリーズです。 彼女のプライベートな一面と、刑事としての鋭い洞察力のギャップが魅力的。現代社会が抱える問題を鋭く切り取ったストーリー展開も読み応えがあります。

• 『アナザー・マインド／x１捜査官 青山愛梨』
• 『ストロボライト／x１捜査官 青山愛梨』

梶永正史の人気おすすめランキングからお気に入りの一冊を見つけよう

ここまで、梶永正史のおすすめ小説をランキング形式でご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。リアルな警察描写、魅力的なキャラクター、そして社会の闇に切り込む骨太なストーリー。彼の作品には、読者を惹きつけてやまない魅力が詰まっています。

まだ梶永作品を読んだことがないという方は、ぜひこのランキングを参考にお気に入りの一冊を見つけてみてください。きっと、あなたも梶永正史が描く警察小説の世界に、どっぷりとハマってしまうはずです。