大石英司の人気小説おすすめ16選！手に汗握る物語をランキングでご紹介

大石英司の人気小説おすすめ16選！手に汗握る物語をランキングでご紹介

リアリティあふれるシミュレーション小説で、多くの読者を魅了し続ける作家・大石英司。国際情勢や自衛隊のリアルな描写に、SF的な要素を織り交ぜた独特の世界観が特徴で、一度読めばページをめくる手が止まらなくなること間違いありません。

経済誌の記者などを経て、1986年に『B-1爆撃機を追え』で小説家デビュー。以来、架空戦記や軍事サスペンスを中心に数多くの名作を世に送り出してきました。この記事では、そんな大石英司作品の中から特におすすめの16作を厳選し、ランキング形式でご紹介します。

大石英司のおすすめ人気小説ランキングTOP16

ここからは、大石英司のおすすめ人気小説ランキングTOP16を発表します。手に汗握る緊迫のシミュレーション小説から、時空を超えた感動の物語まで、多彩な作品がランクインしました。あなたの心を揺さぶる一冊がきっと見つかるはずです。

1位『神はサイコロを振らない』

栄えある第1位は、2006年にテレビドラマ化もされた代表作『神はサイコロを振らない』です。10年前に忽然と姿を消した旅客機が、当時の姿のまま現代の羽田空港に帰還。歳月を超えて愛する家族と再会した彼らを待ち受けていたのは、あまりにも残酷な運命でした。

10年という歳月が生んだ心の変化や、残された時間を巡る人間ドラマが深く描かれています。タイムスリップというSF設定の中に、愛と奇跡の物語を織り交ぜた本作は、多くの読者の心を打ちました。なぜ彼らは再び現れたのか、そして彼らを待ち受ける運命とは。感動と衝撃のラストは必見です。

2位『ぼくらはみんな、ここにいる』

第2位は、『ぼくらはみんな、ここにいる』。前作の感動はそのままに、SF要素と深い人間ドラマが融合した物語です。ある出来事をきっかけに、登場人物たちが自らの運命と向き合い、未来を選択していく姿を描きます。

大石英司の持ち味である緻密な設定と、登場人物の心の機微を丁寧に描く筆致が光る一作。壮大なテーマを扱いながらも、読者に寄り添うような温かさを感じられる感動のヒューマンドラマです。

3位『尖閣喪失』

第3位は、緊迫の国際情勢を描いたシミュレーション小説『尖閣喪失』。中国と台湾が領有権を主張する尖閣諸島を舞台に、中国が実力行使に出た際の日本の対応をリアルに描いています。政権交代の混乱という、現代日本の政治状況を彷彿とさせる設定が物語に一層のリアリティを与えています。

水面下で繰り広げられる熾烈な情報戦や外交的駆け引き、自衛隊による軍事作戦の行方が迫真の筆致で描かれる、エンターテイメントとしても一級品の作品です。

4位『米中激突』

第4位は、南シナ海を舞台にアメリカと中国の軍事衝突を描いた壮大なスケールのシリーズ『米中激突』です。パラオの排他的経済水域内で起きた中国軍と自衛隊特殊部隊《サイレント・コア》との衝突をきっかけに、日米韓台の連合軍と中国軍が激しい戦闘を繰り広げます。

各国の思惑が複雑に絡み合う中、陸・海・空で繰り広げられる戦闘シーンは圧巻の一言。特に、中国の空母「遼寧」を擁する艦隊と日米連合艦隊との海戦は、息をのむほどの迫力です。国の威信をかけた総力戦の結末から目が離せません。

5位『第三次世界大-戦』

第5位は、衝撃的なタイトルもさることながら、壮大なスケールで描かれる『第三次世界大戦』シリーズ。ロサンゼルスでのある事件をきっかけに、米中の関係は急速に緊迫化。中国の特殊部隊「ドラゴン・スカル」が関与したこの事件は、やがて日本をはじめ全世界を巻き込む大戦へと発展していきます。

一つの銃撃戦がいかにして世界規模の戦争へエスカレートするのか、その過程がリアルな筆致で描かれます。現代社会が抱える危うさを見事に描き出した、警鐘ともいえる作品です。

6位『カナリアが囁く街 警察庁が震撼した七日間』

第6位は、警察組織の闇に迫る情報サスペンス『カナリアが囁く街 警察庁が震撼した七日間』。バブル崩壊後の国内混乱を予測した極秘レポートを受け取った内閣情報調査室は、治安強化を求める世論を喚起するため、ある組織を利用して各地でテロ事件を画策します。

首相の特命を受けた一人の極秘捜査官が、この巨大な陰謀に立ち向かう本作。警察内部の権力闘争や情報操作など、リアルな組織の描写が物語に緊張感を与えます。誰が味方で誰が敵なのか、先の読めない展開にハラハラさせられること間違いなしの傑作サスペンスです。

7位『女神のための円舞曲』

第7位は、時を超えた母娘の絆を描く感動の物語『女神のための円舞曲』です。音楽教師の主人公・身神音々は、20年以上前に亡き母が残したオーケストラの不思議な予約をきっかけに、即席のオーケストラを結成し、一夜限りの演奏会を開くことになります。

母が遺した謎の「予約」に込められた想いとは何だったのか。音々はメンバーとの交流を通じて答えを探し求め、やがて時を超えて託されたハーモニーが奇跡を呼び起こします。軍事ものとは一味違う、心温まる大人のための癒しの物語です。

8位『オルタナ日本』

第8位は、もう一つの日本の可能性を描いた意欲作『オルタナ日本』。舞台は、1986年に自主憲法が制定され、自衛隊が国軍へと昇格したパラレルワールドの日本。バブル経済を軟着陸させ、好景気のまま発展を遂げたこの国では、現実とは異なる歴史が刻まれていました。

しかし、その繁栄は「シンク」と呼ばれる謎の穴と感染症によって崩壊の危機に瀕します。世界の崩壊を阻止する鍵を握る日本人学者を保護するため、土門康平陸軍中将が奔走。「もしもあの時、日本が違う選択をしていたら」という大胆な設定が魅力の作品です。

9位『覇権交代』

第9位は、米中戦争の新たな局面を描く『覇権交代』シリーズ。不幸なボタンの掛け違いから始まった米中戦争は、中国によるホノルル占拠、アメリカによる海南島上陸と泥沼化。そんな中、中国は「韓国の参戦」という予想外のカードを切り、日米を窮地に追い込みます。

韓国の離反で国際社会で孤立し、さらに玄武ミサイルが九州に向けられる絶望的な状況下で、日本はどのような選択をするのか。国家間のパワーバランスの変化をリアルに描いた、衝撃の一作です。

10位『南沙艦隊殲滅』

第10位は、架空戦記のジャンルに新たな風を吹き込んだ『南沙艦隊殲滅』。中国軍が南沙諸島に建設した滑走路が、ある夜忽然と消滅します。当初は台風被害かと思われましたが、映像には滑走路を攻撃する一隻の戦艦の姿が。それは、存在するはずのない、あの戦艦《大和》だったのです。

坊津沖で沈んだはずの《大和》がなぜ現代に現れたのか。この謎に、自衛隊の特殊部隊《サイレント・コア》の司馬二佐たちが挑みます。やがて明らかになる《大和》の正体は、読者の想像を絶するものでした。歴史ロマンとSF、軍事サスペンスが見事に融合した作品です。

11位『対馬奪還戦争』

第11位は、日本の国境の島・対馬を舞台にした緊迫のシミュレーション小説『対馬奪還戦争』。ある日、韓国軍によって対馬が占拠されるという衝撃的な事件が発生します。彼らの目的は何なのか、そしてその背後にいる国家は。日本政府は、この未曾有の事態にどう立ち向かうのでしょうか。

本作では、自衛隊による対馬奪還作戦がリアルかつ詳細に描かれています。情報が錯綜する中での意思決定の難しさや、現場の隊員たちが直面する過酷な状況が、読者に強烈なインパクトを与えます。日本の防衛の現実と課題を突きつける一作です。

12位『半島有事』

第12位は、朝鮮半島を舞台に日韓が共闘する『半島有事』シリーズ。対馬への出兵で韓国の防衛が手薄になった隙を突き、謎のコマンド部隊が一斉に蜂起。この危機に際し、それまで激しい戦闘を繰り広げていた日本と韓国が、共通の敵を前に共闘するというドラマチックな展開が描かれます。

釜山に出現した謎の特殊部隊、ソウルでの韓国大使一行の決死の脱出劇など、息もつかせぬスリリングな物語が展開。北朝鮮軍の動向も絡み、戦局はますます混迷を深めていきます。国家間の複雑な関係性を描きながらも、エンターテイメントとして読者を引き込む手腕はさすがです。

13位『北方領-土奪還作-戦』

第13位は、日本の長年の懸案である北方領土問題をテーマにした『北方領土奪還作戦』。支持率低下に悩む日本政府が起死回生の策として発動した「KE作戦」は、北方領土の武力による奪還作戦でした。

自衛隊は無血上陸に成功しますが、ロシア軍は総力を挙げて反撃を開始。護衛艦「ひゅうが」を中心とした艦隊とロシア空軍がオホーツク海で激突し、日露の戦いは激しさを増していきます。領土問題を巡る国家間の対立を、迫力ある戦闘シーンと共に描いた問題作です。

14位『台湾侵攻』

第14位は、東アジアの火薬庫ともいわれる台湾を舞台にした『台湾侵攻』シリーズ。中国軍による南シナ海・東沙島の奇襲作戦から始まり、戦いの舞台は尖閣諸島へ。土門康平率いる「サイレント・コア」と台湾軍の共同作戦によって、一度は中国軍を退けます。

しかし、中国の本当の狙いは台湾本島への侵攻でした。人民解放軍の秘密部隊が日本国内で「超限戦」を開始し、日台の機能を麻痺させ、その隙に大艦隊を台湾へと差し向けます。首都・台北を舞台に、台湾軍と自衛隊が絶望的な防衛戦を繰り広げる痛哭のシリーズです。

15位『ピノキオ急襲』

第15位は、SF色の強いアクションサスペンス『ピノキオ急襲』。鉄道事故に見せかけた殺人事件を皮切りに、各地の自衛隊施設への襲撃事件が続発。佐渡島のレーダーサイトでは、精鋭であるはずの第一空挺団が謎の組織の襲撃を受け、壊滅的な被害を受けます。

彼らの正体は、遺伝子操作によって生み出されたスーパー・ソルジャー「ピノキオ」。オリンピック選手を凌駕する身体能力を持ち、痛みも感情もない人間兵器です。この恐るべき敵に対し、陸上自衛隊の特殊部隊「サイレント・コア」が殲滅作戦に乗り出します。

16位『B-1爆撃機を追え』

ランキングの最後を飾るのは、1986年に発表された大石英司のデビュー作『B-1爆撃機を追え』。グアムの米空軍基地から核ミサイルを搭載したB-1D戦略ステルス爆撃機が、極右組織の指令を受けてモスクワへ向けて飛び立つという衝撃的なシーンから始まります。

米ソ全面核戦争の危機が迫る中、両国首脳は爆撃機を撃墜するために奔走します。デビュー作ながら、その後の作品にも通じる緻密な軍事描写と、息をのむようなサスペンスフルな展開は健在。大石英司という作家の原点を知ることができる、ファン必読の一冊です。

大石英司の人気小説を読んでみよう！ランキングから気になる一冊を

大石英司のおすすめ人気小説をランキング形式で16作品ご紹介しました。国際情勢のリアルなシミュレーションから、時空を超えた感動の物語、SFアクションまで、その多彩な作品世界に触れていただけたのではないでしょうか。

どの作品にも共通しているのは、読者を引き込んで離さない巧みなストーリーテリングと、緻密な取材に裏打ちされたリアリティです。このランキングを参考に、ぜひあなたの心に響く一冊を見つけ、大石英司が描く手に汗握る物語の世界に飛び込んでみてください。