【2025年最新】弁護士小説のおすすめランキングTOP29

法廷の緊張と人間ドラマが交錯する、おすすめの弁護士小説の世界

弁護士小説は、法廷でのスリリングな論戦や、弁護士と依頼人が織りなす濃密な人間ドラマが大きな魅力です。法律という専門的なテーマを扱いながらも、読者をぐいぐい引き込む巧みなストーリー展開で、知的好奇心と興奮を同時に満たしてくれます。

絶体絶命の状況からの一発逆転劇、予想を裏切るどんでん返し、そして社会の闇に鋭く切り込む社会派なテーマまで、その内容は多岐にわたります。法律の知識がなくても楽しめるエンターテイメント性の高い作品が揃っているので、きっとあなたも夢中になる一冊が見つかるはずです。

【2025年最新】弁護士小説のおすすめランキングTOP29

ここからは、編集部が厳選した弁護士小説のおすすめランキングTOP29をご紹介します。手に汗握る法廷バトルから、深く考えさせられる社会派ミステリー、そして心温まるヒューマンドラマまで、多彩なラインナップでお届けします。

日本国内の傑作はもちろん、海外のリーガル・スリラーまで幅広くセレクトしました。読者のレビューや文学賞の受賞歴なども参考に、読み応えのある作品ばかりを集めましたので、ぜひお気に入りの一冊を見つける参考にしてください。

1位『13階段』 高野和明

第47回江戸川乱歩賞を受賞した、高野和明のデビュー作です。物語は、ある傷害致死事件で服役し、仮釈放された青年・三上純一が、元刑務官の南郷正二からある依頼を受けるところから始まります。それは、死刑執行が迫る記憶喪失の死刑囚・樹原亮の冤罪を晴らすというものでした。

残された時間はわずか3ヶ月、唯一の手がかりは樹原がおぼろげに記憶している「階段」のイメージのみ。三上と南郷は、タイムリミットが迫る中で、絶望的な調査に挑みます。死刑制度や司法のあり方といった重いテーマを扱いながらも、二人の主人公が真実を追い求める姿から目が離せない、傑作長編ミステリーです。

2位『贖罪の奏鳴曲』 中山七里

「どんでん返しの帝王」の異名を持つ中山七里が描く、リーガル・サスペンスです。主人公は、どんな罪状の被告人でも高額な報酬で弁護を引き受け、必ず執行猶予を勝ち取ることで知られる悪徳弁護士・御子柴礼司。しかし、彼にはかつて日本中を震撼させた凶悪犯罪を犯したという暗い過去がありました。過去と向き合いながら事件の真相に迫る御子柴の姿を描く、シリーズ第一作です。

3位『コリーニ事件』 フェルディナント・フォン・シーラッハ

ドイツの刑事事件専門の弁護士でもある著者が描く、衝撃の法廷ミステリー。物語は、新米弁護士のライネンが、ある殺人事件の国選弁護人を引き受けるところから始まります。被害者は著名な実業家で、ライネンにとっては少年時代に世話になった恩人でした。

一方、被告人であるイタリア人のコリーニは、動機について一切口を閉ざします。なぜ彼は恩人を殺害したのか。ライネンが事件の真相を追ううち、ドイツの法制度に潜む歴史的な闇が浮かび上がってきます。この小説がきっかけで実際にドイツの法律が改正されたという、国家を揺るがした世界的ベストセラーです。

4位『検察側の証人』 アガサ・クリスティー

「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーによる、法廷ミステリーの傑作短編です。資産家の婦人殺害事件の容疑者として、無職の青年レナード・ボールが逮捕されます。彼にはアリバイがありましたが、それを証明できるのは妻のローマインだけでした。

しかし、法廷に立ったローマインは、検察側の証人として夫に不利な証言を始めます。二転三転する展開と、ラストに待ち受ける衝撃の結末は、クリスティー作品の中でも屈指の完成度を誇ります。法廷劇の醍醐味が凝縮された、時代を超えて読み継がれる不朽の名作です。

5位『法廷遊戯』 五十嵐律人

第62回メフィスト賞を受賞した、現役弁護士作家による本格法廷ミステリーです。法律家を目指しロースクールに通う久我清義と織本美鈴。彼らのもとに、二人の過去を告発する差出人不明の手紙が届いたことをきっかけに、周囲で不可解な事件が起こり始めます。

清義は、異端の天才と呼ばれる同級生・結城馨に相談を持ちかけ真相を追いますが、事態は思わぬ方向へと進んでいきます。若いキャラクターたちが中心となり、ロースクールで開かれる模擬裁判「無辜ゲーム」を舞台に、驚きの真相が明らかになっていく展開は圧巻です。

6位『依頼人』 ジョン・グリシャム

リーガル・サスペンスの巨匠、ジョン・グリシャムの代表作の一つ。物語は、11歳の少年マークが、マフィアと関わりのある弁護士の自殺現場に偶然居合わせてしまうことから始まります。彼は死の直前の弁護士から、ある重大な秘密を聞いてしまいます。

その日から、マークはマフィアとFBIの両方から追われる身となります。少年は自分の身と家族を守るため、わずか1ドルの報酬で女性弁護士レジー・ラブを雇い、巨大な敵に立ち向かうことを決意します。手に汗握るスリリングな展開で、読者を一気に引き込む傑作です。

7位『ソロモンの偽証』 宮部みゆき

現代ミステリーの金字塔ともいえる、宮部みゆきの超大作です。クリスマスの朝、中学校の校庭で一人の男子生徒が転落死しているのが発見されます。警察は自殺と判断しますが、その後、殺人の目撃者を名乗る匿名の告発状が届き、事態は混乱を極めます。

大人たちの対応に不信感を抱いた生徒たちは、自分たちの手で真相を突き止めるため、学校内での裁判を開くことを決意します。中学生たちが検事、弁護人、陪審員となり、真実を追い求める姿が感動を呼ぶ、社会派ミステリーの傑作です。

8位『検事の本懐』 柚月裕子

「最後の証人」から続く、孤高の検事・佐方貞人シリーズの一作です。本作では、佐方が検事として担当する複数の事件が描かれます。一見単純に見える事件の裏に隠された人間の業や、複雑な人間関係を、佐方独自の視点と粘り強い捜査で解き明かしていきます。

法の正義とは何か、そして検事としての矜持とは何かを問い続ける佐方の姿が、読者の心を打ちます。シリーズ作品ですが、一話完結の形式も含まれているため、本作からでも十分に楽しむことができるリーガル・サスペンスです。

9位『リンカーン弁護士』 マイクル・コナリー

アメリカのミステリー界を代表する作家、マイクル・コナリーが送るリーガル・サスペンス。主人公は、高級車のリンカーンを事務所代わりに活動する、やり手の弁護士ミッキー・ハラーです。彼はある日、資産家のプレイボーイが起こした暴行事件の弁護を依頼されます。

簡単な事件かと思いきや、調査を進めるうちに、依頼人の裏の顔と事件の底知れぬ闇に気づいていきます。スピーディーな展開と、魅力的なキャラクター、そして法廷でのスリリングな駆け引きが楽しめる、エンターテイメント性の高い作品です。

10位『半落ち』 横山秀夫

「このミステリーがすごい！」で第1位に輝いた、横山秀夫の代表作です。物語は、現職の警察官である梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害したと自首してくるところから始まります。動機や殺害状況は素直に語るものの、犯行後から自首するまでの「空白の二日間」については、頑なに口を閉ざします。

警察用語で、一部しか自供しないことを「半落ち」と言います。梶はなぜ、その二日間の行動だけを語らないのか。警察、検察、マスコミ、そして裁判官や弁護士といった様々な視点から、事件の真相と梶が隠し通そうとする秘密に迫っていきます。人間の尊厳とは何かを問いかける、感動的な結末が待っています。

11位『ユダの窓』 カーター・ディクスン

密室殺人の巨匠として知られるジョン・ディクスン・カーが、カーター・ディクスンの名義で発表した法廷ミステリーの傑作です。主人公のジェームズ・アンズウェルは、婚約者の父親を訪ねた際、密室状態の部屋で矢で射られた彼の死体を発見します。状況証拠から犯人とされたジェームズは、法廷で絶体絶命のピンチに陥ります。

そんな彼を救うべく立ち上がったのが、名探偵ヘンリー・メリヴェール卿（通称H・M）です。不可能犯罪の謎解きと、二転三転する法廷での攻防が見事に融合した、本格ミステリーファン必読の一冊です。

12位『事件』 大岡昇平

実際に起きた事件をモデルに、日本の裁判制度や手続きを克明に描き出した法廷ミステリーの古典的名作です。物語は、神奈川県の田舎町で、ある殺人事件が発生するところから始まります。当初は単純な事件と思われていましたが、裁判が進むにつれて、関係者たちの証言から次々と新たな事実が明らかになっていきます。

緻密な取材に基づいて、裁判のプロセスが客観的かつ詳細に描かれており、まるでノンフィクションのルポルタージュを読んでいるかのようなリアリティがあります。人間心理の奥深さと、真実を明らかにすることの難しさを描き出した、読み応えのある一冊です。

13位『元彼の遺言状』 新川帆立

第19回『このミステリーがすごい！』大賞を受賞した、新進気鋭の作家・新川帆立のデビュー作です。主人公は、大手法律事務所に勤めるやり手だが強欲な女性弁護士・剣持麗子。ある日、彼女のもとに大学時代の元彼・森川栄治が亡くなったという知らせが届きます。

驚くべきことに、栄治は「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という奇妙な遺言状を残していました。麗子は巨額の遺産を狙い、依頼人と共謀して犯人の座を勝ち取ろうと画策します。キャラクターの立った主人公と、奇想天外な設定が魅力の遺産相続ミステリーです。

14位『たとえ天が墜ちようとも』 アレン・エスケンス

アメリカのミステリー賞を多数受賞した、実力派作家によるリーガル・サスペンスです。主人公は、刑事事件専門の弁護士ジョー・タルバート。彼は、自閉症の青年を殺害した罪で終身刑となった男の弁護を引き受けます。男は無実を主張しており、ジョーは事件を再調査するうちに、警察のずさんな捜査と隠蔽工作の存在に気づきます。

権力に立ち向かい、依頼人の無実を証明するために奔走するジョーの姿が胸を打ちます。二転三転するストーリーと、感動的な結末が待っている、読み応え抜群の一冊です。

15位『真実の檻』 下村敦史

『闇に香る嘘』で江戸川乱歩賞を受賞した下村敦史が、冤罪という重いテーマに挑んだ社会派ミステリーです。大学生の石黒洋平は、亡き母の遺品から、自分の本当の父親が元検察官で、殺人事件の犯人として収監されている死刑囚・赤嶺信勝であることを知ります。

父の無実を信じる洋平は、雑誌記者と共に事件を調べ始めますが、そこには警察や検察による組織的な隠蔽工作の影がありました。司法の闇と家族の絆を描き、冤罪がいかにして生み出されるのかをリアルに描き出した、迫真のリーガルミステリーです。

16位『ビロードの爪』 E・S・ガードナー

不敗の弁護士ペリー・メイスンが活躍する、法廷ミステリーの古典的名作シリーズの第一作です。ある日、メイスンの事務所に謎の美女が現れ、ゴシップ紙にスキャンダル記事が掲載されるのを阻止してほしいと依頼します。しかし、その裏では殺人事件が起きており、メイスン自身が容疑者として追われることになってしまいます。

絶体絶命の状況の中、メイスンは法廷で鮮やかな弁護を展開し、真犯人を追い詰めていきます。スピーディーな展開と痛快な逆転劇が魅力で、今なお多くのファンを持つ不朽のシリーズです。

17位『裁判員法廷』 芦辺拓

日本の裁判員制度をテーマにした、ユニークな法廷ミステリーです。物語は、ごく普通の市民から選ばれた6人の裁判員と3人の裁判官が、ある殺人事件の審理に臨む様子を描きます。検察側と弁護側の主張が対立し、証人たちの証言が食い違う中、裁判員たちは有罪か無罪かの判断を迫られます。

それぞれの裁判員が持つ個人的な背景や価値観が、評議に影響を与えていく様子がリアルに描かれています。読者もまるで裁判員の一人になったかのような臨場感を味わえる、社会派エンターテイメント作品です。

18位『評決の代償』 グレアム・ムーア

陪審員制度をテーマに、過去と現在が交錯するサスペンスフルな法廷ミステリーです。10年前、ある誘拐殺人事件の被告に「無罪」の評決が下されましたが、世論からは激しい非難が巻き起こりました。そして現在、当時の陪審員の一人で、今は弁護士として活躍するマヤのもとに、事件の新たな証拠が見つかったという知らせが届きます。

これを機に、当時の陪審員たちが再び集められますが、その中で新たな殺人事件が発生してしまいます。過去の評決は正しかったのか、そして新たな事件の犯人は誰なのか。先の読めない展開が魅力の一冊です。

19位『敗者の告白』 深木章子

ある殺人事件の裁判で、無罪を勝ち取った被告人が、法廷を出た直後に弁護士に向かって「先生、わたしが殺しました」と告白する、という衝撃的な幕開けで始まるミステリーです。弁護士は、自らが無罪にした男が真犯人であるという事実に苦悩しながらも、職業倫理と正義の間で揺れ動きます。

一方、事件を再調査する刑事の視点からも物語は描かれ、二つの軸が交錯しながら驚きの真相へと収束していきます。弁護士の倫理とは何か、そして司法の限界とは何かを問いかける、重厚なテーマを扱った作品です。

20位『猫弁と魔女裁判』 大山淳子

天才的なひらめきで数々の難事件を解決してきた「猫弁」こと百瀬太郎が主人公の人気シリーズ、その最終巻です。今回、百瀬は国際的な女性スパイが関わる強制起訴裁判の指定弁護人として、ついに法廷に立つことになります。

事務所の仲間や婚約者が見守る中、百瀬は持ち前の推理力と人情味あふれる弁護で、事件の真相に迫っていきます。シリアスな法廷劇の中にも、シリーズならではの心温まるユーモアと優しさが散りばめられており、読後には温かい気持ちになれる一冊です。

21位『復讐法廷』 ヘンリー・デンカー

アメリカの法廷ミステリーの巨匠が描く、感動的な物語です。主人公は、ホロコーストの生き残りであるポール・ラジック。彼は、妻と子供たちを強制収容所で殺害した元ナチスの将校が、アメリカで別人として暮らしていることを突き止め、自らの手で裁きを下します。

ポールの弁護を担当することになった弁護士は、法廷でホロコーストの悲劇と、ポールが受けた計り知れない苦しみを証言させます。法は彼を裁けるのか、そして正義とは何かを、深く問いかける傑作です。

22位『破戒裁判』 高木彬光

社会派ミステリーの大家、高木彬光が、島崎藤村の名作『破戒』を題材に描いた法廷ミステリーです。物語は、『破戒』の主人公・瀬川丑松のモデルとなった人物が、差別的な発言をした相手を殺害してしまったという設定で進みます。

名探偵・神津恭介の父である神津検事が、この難事件の裁判に挑みます。差別の問題という重いテーマを扱いながら、検察側と弁護側の白熱した法廷闘争が繰り広げられます。社会の不正義と人間の尊厳について考えさせられる、骨太な作品です。

23位『代償』 伊岡瞬

ある弁護士のもとに、強盗殺人事件の弁護依頼が舞い込みます。しかし、その依頼人こそ、弁護士の過去を地獄に変えた元凶である、恐ろしいサイコパスでした。弁護士は、恐怖と葛藤に苛まれながらも、依頼を引き受けざるを得ない状況に追い込まれていきます。

依頼人の悪意に満ちた策略と、主人公の心理的な駆け引きが、息もつかせぬ緊張感で描かれます。人間の心の闇と、贖罪の意味を問う、衝撃的なサイコ・サスペンスです。

24位『星の証言―弁護士・朝吹里矢子』 夏樹静子

「ミステリーの女王」夏樹静子が描く、女性弁護士・朝吹里矢子シリーズの一作です。やり手の女性弁護士である里矢子が、様々な難事件に挑みます。本作では、占星術が絡んだ殺人事件の弁護を担当することになります。

華やかながらも、依頼人の心に寄り添う里矢子の人間的な魅力と、鮮やかな法廷での活躍が光ります。法律の知識だけでなく、人間観察の鋭さで事件の真相を解き明かしていく、リーガルミステリーの王道ともいえる作品です。

25位『証言拒否』 マイクル・コナリー

『リンカーン弁護士』で知られるマイクル・コナリーが送る、もう一つの人気シリーズ「ハリー・ボッシュ」と、弁護士ミッキー・ハラーがクロスオーバーする作品です。刑事ハリー・ボッシュの異母弟である弁護士ミッキー・ハラーが、ある殺人事件の弁護を担当します。

しかし、事件の裏には巨大な陰謀が隠されており、ハラーは絶体絶命の危機に陥ります。刑事と弁護士、異なる立場の二人が協力し、事件の真相に迫っていく展開はファンならずとも必見です。二つの人気シリーズが交わる、贅沢な一冊です。

26位『告発弁護士』 和久峻三

テレビドラマ化もされた人気シリーズ「赤かぶ検事」の原作者としても知られる和久峻三による、法廷ミステリーです。主人公は、正義感あふれる弁護士・天堂龍之介。彼は、権力者が絡む不正や、社会の矛盾によって引き起こされる事件に、敢然と立ち向かっていきます。

法律を武器に、弱きを助け強きをくじく天堂の姿は、痛快そのもの。一話完結の形式で読みやすく、法律の知識がなくても楽しめるエンターテイメント性の高い作品です。

27位『シリウスの反証』 大門剛明

冤罪救済をテーマにした、社会派リーガル・サスペンスです。弁護士や学者などで構成された冤罪被害者の救済団体「チーム・ゼロ」のもとに、ある死刑囚から無実を訴える手紙が届きます。理想に燃える若手弁護士・藤嶋翔太は、この一家四人殺害事件の再調査を開始します。

調査を進めるうち、科学捜査の信頼性の問題や、捜査機関の思い込みなど、冤罪を生み出す構造的な問題が次々と浮かび上がってきます。冤罪における本当の「救済」とは何かを問いかける、迫真の物語です。

28位『弁護士探偵物語 人が人を裁くとき』 法坂一広

現役の弁護士でもある著者が描く、リーガル・ミステリーシリーズの一作です。主人公は、弁護士でありながら探偵業も営むという異色の経歴を持つ男。彼のもとには、一筋縄ではいかない厄介な依頼が舞い込みます。

法律知識と探偵としての調査能力を駆使して、事件の真相を解き明かしていく過程が痛快です。弁護士の仕事の裏側や、法廷でのリアルな駆け引きが描かれており、法律の世界をより身近に感じることができる作品です。

29位『弁護側の証人』 小泉喜美子

「映像化不可能」とも言われる、伝説的な叙述トリックで知られる法廷ミステリーの金字塔です。物語は、財閥の御曹司と結婚した元ヌードダンサーの漣子が、義父殺害の容疑をかけられた夫を救うために奔走する姿を描きます。

絶望的な状況の中、彼女は夫の無実を証明するため、ある証人を法廷に召喚します。しかし、その証人の登場によって、物語は誰も予想しなかった方向へと展開していきます。終盤に明かされる衝撃のどんでん返しは、ミステリー史に残る伝説として語り継がれています。

お気に入りの弁護士小説を見つけて、リーガルミステリーの世界に浸ろう

今回は、おすすめの弁護士小説をランキング形式で29作品ご紹介しました。気になる作品は見つかりましたでしょうか。法廷での白熱した頭脳戦、二転三転するスリリングなプロット、そして事件の裏に隠された深い人間ドラマなど、弁護士小説には様々な魅力が詰まっています。

今回ご紹介した作品は、いずれも法律の専門知識がなくても楽しめるエンターテイメント性の高いものばかりです。ぜひこの機会に、お気に入りの一冊を手に取って、知的で刺激的なリーガルミステリーの世界に浸ってみてください。