【2025年最新】エッセイ本のおすすめランキングTOP29

心に響く一冊が見つかる、おすすめエッセイ本との出会い

「なんだか小説を読む気分じゃないけれど、何か心に触れる文章を読みたいな」。そんな風に思うことはありませんか？そんな時にぴったりなのがエッセイ本です。エッセイは、作者の体験や考えを自由な形式で綴った文章で、小説とはまた違った魅力があります。筆者の素顔や人柄に直接触れられるような感覚で、まるで親しい友人の話を聞いているかのように楽しむことができます。

エッセイの魅力は、なんといってもその「共感性」にあります。日常のささいな出来事や、ふとした瞬間に感じた喜びや悩み。そんな等身大の言葉に「わかる！」と頷いたり、自分では気づかなかった新しい視点にハッとさせられたりします。興味のあるテーマや好きな作家から選ぶのはもちろん、直感で「面白そう」と感じた本を手に取ってみるのもおすすめです。この記事が、あなたにとって心に響く特別な一冊との出会いのきっかけになれば嬉しいです。

【2025年最新】エッセイ本おすすめ人気ランキングTOP29

さて、ここからは「小説ヨミタイ」編集部が厳選した、2025年最新のおすすめエッセイ本をランキング形式でご紹介します！時代を超えて愛され続ける不朽の名作から、今をときめく人気作家の話題作、クスッと笑えるユーモアあふれる一冊まで、個性豊かなラインナップが揃いました。日々の生活に彩りを添えてくれる作品や、新しい世界への扉を開いてくれるような旅のエッセイなど、あなたの「読みたい」がきっと見つかるはずです。

このランキングを参考に、ぜひお気に入りの一冊を探してみてください。読書の秋、心豊かな時間を過ごすお供に、とっておきのエッセイはいかがでしょうか。

1位『もものかんづめ』さくらももこ

堂々の1位は、国民的漫画『ちびまる子ちゃん』の作者、さくらももこさんのデビューエッセイ集『もものかんづめ』です。1991年に発表されて以来、ミリオンセラーを記録し、今なお多くの人に愛され続けている不朽の名作です。日常にあるおかしな出来事や家族とのユニークなやりとりを、さくらももこさんならではの鋭い視点とユーモアあふれる筆致で描いています。

貧乏だった子ども時代の思い出や、ちょっと変わった祖父・友蔵の意外な一面など、クスッと笑えるエピソードが満載です。何気ない日常も、彼女のフィルターを通すことで、こんなにも面白おかしい物語に変わるのかと驚かされます。読むと自然と笑顔になれる、元気をもらえる一冊です。

2位『父の詫び状』向田邦子

2位は、昭和を代表する脚本家・作家である向田邦子さんの『父の詫び状』です。明治生まれの頑固な父親を中心に、懐かしい昭和の家庭の風景が生き生きと描かれています。宴会帰りの父の様子や、家族との食卓の風景など、誰の心の中にもあるような家族の記憶を呼び覚ます名作エッセイです。

向田邦子さんの温かい眼差しと、ユーモアを交えた文章が心に染み渡ります。家族のあり方や、今は失われつつある日本の家庭の原風景に、改めて思いを馳せることができるでしょう。エッセイ好きなら一度は読んでおきたい、まさに最高傑作と呼ぶにふさわしい一冊です。

3位『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』若林正恭

お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さんによる紀行エッセイ『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』は、第3回斎藤茂太賞を受賞しました。ふと航空券予約サイトで見つけた空席をきっかけに、一人キューバへと旅立った5日間の記録です。社会や自分自身に対して抱える生きづらさや葛藤を、旅を通して見つめ直していきます。

若林さんの繊細な感性と、物事の本質を捉える鋭い視点が光る一冊です。旅先での人々との出会いや、日本では感じることのない空気感を通して、彼の内面が少しずつ変化していく様子が丁寧に描かれています。読後、自分の悩みもちっぽけに思えるかもしれません。

4位『いのちの車窓から』星野源

音楽家、俳優、文筆家と多方面で活躍する星野源さんのエッセイ集『いのちの車窓から』。雑誌『ダ・ヴィンチ』での2年間の連載をまとめたもので、彼の日常や仕事、そして病気の経験などを通して感じたことが、飾らない言葉で綴られています。

テレビやステージで見る華やかな姿の裏側にある、彼の真摯な人柄や物事に対する深い洞察に触れることができます。何気ない日常の中にある面白さや愛おしさを見つけ出す視点は、私たちの毎日を少し豊かにしてくれるはずです。心が疲れた時に読むと、そっと寄り添ってくれるような優しさに満ちた一冊です。

5位『時をかけるゆとり』朝井リョウ

『何者』で戦後最年少の直木賞作家となった朝井リョウさんの初エッセイ集です。「ゆとり世代」と括られることへの違和感や、学生時代から社会人になる中での様々な経験や葛藤が、持ち前のユーモアと自虐を交えて軽快に描かれています。

同世代なら「あるある！」と共感し、上の世代なら「今どきの若者はこんなことを考えているのか」と新たな発見があるかもしれません。鋭い観察眼で社会や日常を切り取りながらも、どこか人間味あふれる文章が魅力です。朝井リョウさんのファンはもちろん、世代間のギャップを楽しみたい方にもおすすめです。

6位『わたしのマトカ』片桐はいり

個性派俳優として知られる片桐はいりさんが、映画の撮影で滞在したフィンランドでの日々を綴ったエッセイです。「マトカ」とはフィンランド語で「旅」を意味します。慣れない土地での生活や、現地の人々との心温まる交流が、彼女ならではのユニークな視点で描かれています。

不思議な味のお菓子「サルミアッキ」に驚いたり、親切なトラムの運転手さんに涙したりと、まるで一緒にフィンランドを旅しているような気分を味わえます。北欧のゆったりとした空気感と、片桐さんの飾らない人柄が伝わってくる、心地よい読書体験ができる一冊です。

7位『大泉エッセイ 僕が綴った16年』大泉洋

人気俳優・大泉洋さんが、16年間にわたって雑誌で連載してきたエッセイをまとめた一冊。仕事のこと、家族のこと、故郷・北海道への思いなどが、あの独特の「大泉節」でユーモラスに語られます。

テレビで見る面白いイメージそのままに、読者を何度も爆笑の渦に巻き込みます。しかし、ただ面白いだけではなく、彼の仕事に対する真摯な姿勢や、家族への愛情が垣間見え、そのギャップに心を掴まれるでしょう。笑って、そして少しだけジーンとしたい、そんな気分の時にぴったりのエッセイです。

8位『深夜特急』シリーズ 沢木耕太郎

バックパッカーのバイブルとして、長年にわたり多くの若者を旅へと駆り立ててきた不朽の名作です。著者の沢木耕太郎さんが26歳の時、仕事を辞めてインドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合バスで向かうことを決意します。その約1年2ヶ月にわたる壮大な旅の記録が、この『深夜特急』です。

スマホもインターネットもない時代、偶然の出会いと別れを繰り返しながらユーラシア大陸を横断していく様子は、読む者に旅の醍醐味とロマンを教えてくれます。主人公の心情の変化や、異文化との遭遇がリアルに描かれており、まるで自分も一緒に旅をしているかのような没入感を味わえます。日常から抜け出して、まだ見ぬ世界へと思いを馳せたい時に、ぜひ手に取ってほしいシリーズです。

9位『ヨーロッパ退屈日記』伊丹十三

映画監督や俳優として知られる伊丹十三さんが、ヨーロッパでの生活や文化について綴ったエッセイ集。洒脱でウィットに富んだ文章で、日本人と欧米人の文化や考え方の違いを鋭く、そしてユーモラスに描き出しています。

テーブルマナーやファッション、インテリアに至るまで、彼のこだわりと美学が詰まっており、そのダンディズムに憧れる読者も少なくありません。単なる見聞録ではなく、物事の本質を見抜く伊丹十三ならではの知的な視点が随所に光ります。今読んでも古びることのない、おしゃれで刺激的な一冊です。

10位『イルカも泳ぐわい。』加納愛子

お笑いコンビ・Aマッソの加納愛子さんによるエッセイ集。芸人としての日常や、相方への思い、そして彼女のユニークな感性が光る妄想などが、キレのある文体で綴られています。

その鋭い観察眼と独特の言語感覚は、何気ない日常の一コマを非凡なエンターテイメントに変えてしまいます。クスッと笑える話から、思わずハッとさせられるような深い洞察まで、緩急自在な文章に引き込まれること間違いなしです。加納さんの頭の中を覗いているような、刺激的で楽しい読書体験ができます。

11位『黄色いマンション 黒い猫』小泉今日子

歌手で俳優の小泉今日子さんが、自身の半生を振り返って綴った自伝的エッセイです。アイドルとしてデビューした頃の思い出や、仕事への向き合い方、そして一人の女性としての思いが、正直な言葉で語られています。

華やかな世界の裏側にある葛藤や努力を知ることで、彼女の人間的な魅力に改めて気づかされます。文章からは、彼女の持つしなやかさや強さ、そして優しさが伝わってきて、同世代の女性はもちろん、多くの読者の心に響くでしょう。一歩踏み出す勇気をくれるような、温かいメッセージが詰まった一冊です。

12位『村上ラヂオ』村上春樹

世界的な作家、村上春樹さんによる軽妙洒脱なエッセイ集。雑誌『anan』で連載されていたものをまとめた一冊で、彼の日常や趣味、ちょっとしたこだわりなどが、ユーモアたっぷりに語られます。

小説で見せる緻密な世界観とは一味違う、リラックスした「村上さん」の素顔に触れることができます。レコードの話、猫の話など、彼の好きなものについて語る様子はとても楽しそうで、読んでいるこちらも嬉しくなってしまいます。村上春樹作品の入門編としても、長年のファンが一息つきたい時にもおすすめの一冊です。

13位『私は私のままで生きることにした』キム・スヒョン

韓国でベストセラーとなったイラストエッセイ。タイトルの通り、「自分を大切にして、ありのままの自分で生きていこう」という温かいメッセージが、優しいイラストと共に綴られています。

他人と比べて落ち込んだり、周りの目に合わせて無理をしたり…そんな日々の疲れをそっと癒やしてくれます。誰かに認められるためではなく、自分のために生きることの大切さを教えてくれる言葉の数々は、自己肯定感を高めてくれるでしょう。人間関係や将来に悩んでいる人に、ぜひ読んでほしい一冊です。

14位『天才はあきらめた』山里亮太

お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太さんが、これまでの芸人人生を赤裸々に綴ったエッセイ。相方のしずちゃんへの嫉妬や、自分の才能の限界に悩み続けた日々が、克明に描かれています。

ネガティブな感情を燃料に変え、努力と分析で道を切り拓いてきた彼の生き様は、読む者に強烈なインパクトを与えます。成功の裏にある泥臭い努力や葛藤を知ることで、彼の芸の深みを改めて感じることができるでしょう。夢を追いかけている人、壁にぶつかっている人に、熱いエールを送ってくれる一冊です。

15位『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』石井好子

戦後、日本人として初めてパリに音楽留学したシャンソン歌手・石井好子さんによる、食をテーマにしたエッセイ集。パリでの下宿生活で出会った人々との交流や、現地の家庭料理の思い出が、温かい筆致で描かれています。

質素ながらも工夫と愛情がこもった料理の数々は、読む人の心と胃袋を優しく満たしてくれます。美味しいものを食べることの喜びや、食卓を囲むことの大切さを改めて教えてくれる、時代を超えて愛される名著です。読んでいると、シンプルで美味しそうなオムレツが無性に食べたくなるかもしれません。

16位『老犬とつづ井』つづ井

『腐女子のつづ井さん』で知られる作者が、実家で暮らす老犬との愛おしい日々を描いたコミックエッセイ。犬との暮らしの「あるある」ネタや、少しずつ老いていく愛犬への切ない思いが、ユーモアと愛情たっぷりに綴られています。

犬を飼っている人なら誰もが共感するであろうエピソードに、笑ったり、胸がキュッとなったり。つづ井さんの愛犬への深い愛情が伝わってきて、読んでいるこちらも温かい気持ちになります。ペットはかけがえのない家族なのだと、改めて感じさせてくれる一冊です。

17位『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』小原晩

どこか不器用で、でも懸命に日常を生きる著者の姿が、独特の感性で切り取られたエッセイ集。うまくいかないことばかりの毎日でも、その中に確かな可笑しみや愛おしさを見つけ出す視線が魅力的です。

完璧ではない自分や、ままならない現実を、そっと肯定してくれるような優しさがあります。読んでいると、自分のダメな部分も「まあ、いっか」と受け入れられるような、不思議な安らぎを感じるでしょう。何気ない日常が、少しだけ違って見えるようになるかもしれません。

18位『すべて忘れてしまうから』燃え殻

ウェブライターとして活躍する燃え殻さんのデビューエッセイ集。ハロウィンの夜に突如姿を消した彼女を探すミステリー仕立ての物語を軸に、著者自身の過去の記憶や経験が交錯します。クスリと笑えるユーモアと、胸に迫る切なさが絶妙なバランスで描かれています。

大人になるにつれて忘れてしまった、どうでもいいけれどキラキラしていた瞬間の記憶を呼び覚ましてくれます。感傷的でありながらも、どこか軽やかさを失わない独特の文体は、多くの読者の心を掴みました。阿部寛さん主演でドラマ化もされた話題作です。

19位『日日是好日 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』森下典子

著者である森下典子さんが、約25年間お茶を習い続ける中で得た気づきや学びを綴ったエッセイ。季節の移ろいを感じながら、お茶を通して自分自身と向き合う日々が、静かで美しい文章で描かれています。

「日日是好日（にちにちこれこうじつ）」という禅語のように、雨の日も晴れの日も、どんな日もそのまま受け入れ、味わうことの大切さを教えてくれます。忙しい毎日の中で忘れがちな、丁寧に暮らすことの豊かさに気づかせてくれるでしょう。心がざわつく時に読むと、静けさを取り戻せるような一冊です。

20位『アウト老のすすめ』みうらじゅん

サブカルチャーの巨匠、みうらじゅんさんによる痛快エッセイ集。「アウト老（ロー）」、すなわち「はみ出し老人」になることを提唱し、大人げないまま年を重ねる日常や妄想を綴っています。息苦しい社会の常識や「こうあるべき」というプレッシャーを、笑い飛ばしてくれる一冊です。

年齢を重ねることをネガティブに捉えるのではなく、むしろ自由を楽しむチャンスと捉える視点は、多くの読者に勇気と笑いを与えてくれます。固定観念に縛られず、自分らしく生きたいと願うすべての人におすすめです。

21位『湯気を食べる』くどうれいん

作家・くどうれいんさんが、日々の食事にまつわる思い出や情景を、瑞々しい筆致で描いた食エッセイ。単に料理の味を説明するのではなく、その場の空気や匂い、一緒に食べた人との記憶までが鮮やかに蘇るような文章が魅力です。

「湯気を食べる」というタイトル通り、湯気の向こうに見える人々の生活や感情が、温かく描かれています。読んでいると、お腹が空くだけでなく、心がじんわりと満たされていくのを感じるでしょう。食べることの喜びと、誰かと食卓を囲むことの愛おしさを再発見できる一冊です。

22位『ねにもつタイプ』岸本佐知子

翻訳家として名高い岸本佐知子さんによる、ユーモアとペーソスあふれるエッセイ集。日常に潜むちょっとした違和感や、奇妙な出来事を、独自の視点で切り取って描いています。

思いもよらない展開に声を出して笑ってしまうこともあれば、ふとした瞬間に人間の持つ哀愁に触れて、しんみりしてしまうことも。その絶妙なバランス感覚が、多くの読者を虜にしています。岸本さんの手にかかれば、どんな退屈な日常も、面白おかしな物語に変わってしまうから不思議です。

23位『眠れぬ夜はケーキを焼いて』シリーズ 午後

眠れない夜、著者の「午後」さんが黙々とケーキを焼く…。その様子を描いたコミックエッセイが、SNSで話題となり書籍化されました。不安や寂しさを抱えた夜も、無心でお菓子を作ることで、心が少しずつ癒やされていく様子が描かれています。

温かみのあるイラストと、優しい言葉が心に沁み渡ります。作中に出てくるお菓子のレシピは、どれも簡単で美味しそうなものばかり。読んでいると、自分も何か作りたくなってくるかもしれません。心が疲れてしまった夜に、そっと寄り添ってくれるお守りのような一冊です。

24位『祖母姫、ロンドンへ行く！』椹野道流

「一度でいいからお姫様のような旅がしたい」という80歳を超えた祖母の夢を叶えるため、孫である著者が5泊7日の豪華なイギリス旅行に付き添う、笑いと涙の旅行記です。わがままでキュートな「祖母姫」と、振り回されながらも愛情深くサポートする「秘書孫」の珍道中は、読む人を笑顔にしてくれます。

ファーストクラスの飛行機や五つ星ホテルでの滞在など、ゴージャスな旅の様子もさることながら、旅を通して深まる祖母と孫の絆に心が温まります。大切な人と旅に出ることの素晴らしさや、家族の愛情を再確認できる、心温まる一冊です。

25位『いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具』小川糸

『食堂かたつむり』などで知られる作家・小川糸さんが、日々の暮らしの中で大切にしている「いとしきもの」について綴ったエッセイ集。森や山小屋での生活、愛用の道具たち、そしてペットとの時間など、彼女の丁寧な暮らしぶりが伝わってきます。

自然と共に生き、日々の小さな幸せを慈しむ姿勢は、忙しい現代社会を生きる私たちに、暮らしの豊かさとは何かを問いかけます。美しい写真も多く掲載されており、ページをめくるたびに心が洗われるような気持ちになるでしょう。自分の暮らしを、もっと大切にしたくなる一冊です。

26位『とにかく散歩いたしましょう』小川洋子

『博士の愛した数式』などで知られる芥川賞作家・小川洋子さんのエッセイ集です。永眠した愛犬ラブとの散歩の日々や、ハダカデバネズミとの対面、同郷のフィギュアスケーターへの思いなど、彼女の創作の源泉に触れることができる46篇が収録されています。

静かで透明感のある文章は、まるで彼女の小説世界を旅しているかのよう。日常の何気ない風景も、彼女の目を通すことで、深く美しい物語性を帯びてきます。作家・小川洋子の生活の中心にはいつも「書くこと」があり、その楽しさと苦悩が伝わってきます。彼女のファンはもちろん、美しい文章に触れたいと願うすべての人におすすめです。

27位『達者じゃなくても』アイナ・ジ・エンド

圧倒的なパフォーマンスで多くの人を魅了するアイナ・ジ・エンドさんの初のフォトエッセイです。2023年6月に解散した「BiSH」のメンバーとして過ごした日々、ソロになってからの覚悟、そして何者でもなかった少女時代からの歩みが、自身の言葉で惜しみなく綴られています。

文章や構成も本人が手がけており、彼女の撮り下ろし写真も多数収録されています。愛しさや切なさが滲み出るような文章は、まるで一つのアルバムを聴いているかのような読書体験をもたらします。彼女の表現の源泉にある、魂の叫びに触れることができる一冊です。

28位『たゆたう』長濱ねる

タレントとして活躍する長濱ねるさんの初のエッセイ集。雑誌『ダ・ヴィンチ』での3年間にわたる連載から、自身で厳選した21篇が収録されています。日常の出来事や家族・友人とのエピソード、そして時には悩み事まで、彼女の現在地が誠実な言葉で綴られています。

アイドル活動を経て、一人の女性として社会と向き合う中で感じたことや考えたことが、飾らない言葉で表現されています。その文章は、どこまでも優しく丁寧で、彼女の温かい人柄が伝わってきます。同世代の読者を中心に、多くの共感を呼んでいる一冊です。

29位『半分論』村上信五

人気グループ・関ジャニ∞の村上信五さんによる初のエッセイ集。タイトルにもなっている「半分」をキーワードに、仕事やコミュニケーション、そして人生に対する彼ならではの哲学が語られます。

完璧を目指すのではなく、物事を「半分」で捉えることの重要性を説く本書は、多くのビジネスパーソンや、日々の生活に息苦しさを感じている人の心を軽くしてくれるでしょう。アイドルとして、そしてMCとして第一線で活躍し続ける彼の、クレバーでバランス感覚に優れた一面を知ることができます。

ランキングからあなただけのおすすめエッセイ本を見つけよう

ここまで、29冊のおすすめエッセイ本をランキング形式でご紹介してきましたが、気になる一冊は見つかりましたか？エッセイは、著者の人生や考えに触れることで、自分自身の世界を広げてくれる素晴らしい読書体験です。笑ったり、共感したり、時には新しい知識を得たりと、その楽しみ方は無限大です。

今回ご紹介した本以外にも、世の中にはまだまだたくさんの素敵なエッセイがあります。このランキングをきっかけに、ぜひあなただけのお気に入りの一冊、そしてお気に入りの作家を見つけてみてください。心に響くエッセイとの出会いが、あなたの毎日をより豊かで彩りあるものにしてくれるはずです。