本屋大賞とは?全国の書店員が選ぶ本当に面白い小説の祭典
本屋大賞は、全国の書店員が「この本を売りたい!」と思う作品に投票して決まる文学賞です。2004年に創設され、毎年4月に発表される注目の賞となっています。
書店の最前線で本と向き合う書店員たちが選ぶため、純文学的な評価だけでなく「読者に刺さる面白さ」を持った作品が選ばれるのが特徴です。映像化される作品も多く、ベストセラーになることがほとんどです。
今回は2004年の第1回から2024年の最新第21回までの歴代受賞作品を、読者の支持度や文学的評価などをもとにランキング形式でご紹介します。これを読めば、あなたの次に読むべき一冊がきっと見つかるはずです!
歴代本屋大賞受賞作品ランキングTOP21
第1位:「蜜蜂と遠雷」恩田陸(第14回/2017年)
世界的なピアノコンクールを舞台に、4人の若きピアニストたちの成長と葛藤を描いた音楽小説の最高傑作です。天才少女、謎の新人、音楽家の父を持つ青年、そして30歳の再挑戦者。
彼らが奏でる音楽の描写が圧巻で、「音」という目に見えないものを言葉で表現する筆力に驚かされます。クラシック音楽の知識がなくても十分楽しめる物語構成も魅力で、第14回本屋大賞と第156回直木賞をダブル受賞した珠玉の作品です。
2019年には松坂桃李主演で映画化され、その後も恩田陸の「夜のピクニック」と並ぶ代表作として多くの読者に愛され続けています。クラシック音楽ファンはもちろん、人間の情熱や才能の輝きに心を打たれたい方にぜひ読んでいただきたい一冊です。
第2位:「かがみの孤城」辻村深月(第15回/2018年)
不登校になった中学生の少女・こころが、ある日突然鏡の中に見つけた「孤城」で6人の中学生と「オオカミ」と呼ばれる少女に出会う物語です。城の主から与えられた「鍵探し」という課題に挑みながら、それぞれの心の傷と向き合っていきます。
思春期特有の悩みや葛藤、孤独感を繊細に描きながらも、最後は希望に満ちた結末へと導く展開に心を打たれる人が続出。児童文学としても読める優しさがありながら、大人が読んでも深い感動を覚える重層的な構造が高く評価されました。
2022年にはアニメ映画化され、芦田愛菜さんが声優として参加したことでも話題になりました。学校に居場所がない子どもたちだけでなく、「自分の居場所」を探している全ての人にとって心の支えになる作品です。
第3位:「舟を編む」三浦しをん(第9回/2012年)
辞書編集部を舞台に、言葉への愛と情熱を持った人々が新しい辞書「大渡海」を作り上げていく物語です。主人公の馬締光也は言葉に対して鋭い感覚を持っていながらも、コミュニケーションが苦手な変わり者。
辞書作りという地味で長い時間がかかる仕事に打ち込む人々の姿を通して、言葉の持つ力や人と人とのつながりの大切さを描いています。一見地味なテーマながら、登場人物たちの個性的な魅力と辞書編集という知られざる世界への興味深い描写で読者を引き込みます。
2013年には松田龍平・宮﨑あおい主演で映画化され、2016年にはドラマ化もされました。言葉が好きな人はもちろん、仕事に悩んでいる人や、チームワークの意味を考えたい人にも響く作品です。
第4位:「告白」湊かなえ(第6回/2009年)
中学校で起きた女子児童の死亡事件をきっかけに、担任教師である母親が卒業式の日に衝撃の「告白」をするところから物語は始まります。真実は語り手によって変わり、複数の視点から描かれることで次々と明らかになる衝撃の真相。
冷静な文体で描かれる残酷な出来事と、予測不能な展開に引き込まれ、一気に読み終えてしまう中毒性があります。湊かなえのデビュー作であり、彼女の代名詞となった「告白」という手法が見事に活かされた問題作です。
2010年には松たか子主演で映画化され、こちらも衝撃的な作品として話題になりました。ミステリー好きはもちろん、人間の心の闇や現代社会が抱える問題について考えたい方にもおすすめです。
第5位:「海賊とよばれた男」百田尚樹(第10回/2013年)
出光興産の創業者・出光佐三をモデルにした実業家小説で、「日本の石油」を守るために奔走した男の壮絶な人生を描いています。太平洋戦争前から戦後の混乱期を経て高度成長期まで、激動の時代を生き抜いた経営者の姿が感動的に描かれています。
主人公・国岡鐵造の「社員は家族」という経営哲学や、石油メジャーに立ち向かう不屈の精神は、現代のビジネスパーソンに勇気と示唆を与えてくれます。歴史小説としても経済小説としても読み応えがあり、日本人のアイデンティティを考えさせられる作品です。
2016年には岡田准一主演で映画化され、ビジネス書としても広く読まれています。経営者や歴史に興味がある人だけでなく、困難に立ち向かう勇気が欲しい人にも読んでほしい一冊です。
第6位:「流浪の月」凪良ゆう(第17回/2020年)
被害者と加害者の両方の立場から、許されざる関係を描いた衝撃の物語です。幼い頃に誘拐された経験を持つ女性と、その事件に関わった男性が偶然再会することから始まる、複雑な感情と葛藤の物語。
現代社会の中で「赦し」と「贖罪」とは何かを問いかけ、傷を負った人々が生きていくための道を模索する姿勢が、読者の心を強く揺さぶります。凪良ゆうの繊細な心理描写と、重いテーマながらも希望を見出そうとするメッセージ性が高く評価されました。
2022年には広瀬すず・松坂桃李主演で映画化され、原作の繊細さを見事に映像化したと評判になりました。人間の複雑な感情や、傷を抱えながらも前に進もうとする人間の強さについて考えたい方におすすめです。
第7位:「汝、星のごとく」凪良ゆう(第20回/2023年)
瀬戸内海の島を舞台に、家族の介護や世話をする「ヤングケアラー」として生きてきた二人の若者の苦悩と成長を描いた物語です。幼い頃から父親の介護をしてきた咲良と、弟の面倒を見てきた春樹が出会い、互いの痛みを理解し合うことで生まれる絆。
「流浪の月」に続く凪良ゆう2度目の本屋大賞受賞作で、社会問題でもあるヤングケアラーの現実を、単なる社会派小説ではなく、切ない青春小説として描ききった力量が光ります。読む人の心に寄り添い、優しく包み込むような文体も魅力です。
続編「星を編む」も発売され、本編だけでは描ききれなかった物語の続きを楽しむことができます。誰かのために生きることの尊さと、それでも自分の人生を取り戻す勇気について考えさせられる一冊です。
第8位:「博士の愛した数式」小川洋子(第1回/2004年)
交通事故の後遺症で80分しか記憶が持たない数学博士と、彼の家政婦として雇われた「私」とその息子「ルート」の交流を描いた心温まる物語です。数式を通じて紡がれる3人の絆が、静かな感動を呼び起こします。
「記憶」という人間の根幹的な機能を失いながらも、数学への情熱と他者への優しさを失わない博士の姿に心打たれます。数学に関する美しい表現や、シンプルでありながら人の心に深く届く文体は、第1回本屋大賞にふさわしい格調の高さを感じさせます。
2006年には寺尾聰・深津絵里主演で映画化され、原作の優しい雰囲気を見事に再現した作品として評価されました。数学が苦手な人でも十分楽しめる、人と人とのつながりの尊さを教えてくれる一冊です。
第9位:「52ヘルツのクジラたち」町田そのこ(第18回/2021年)
世界で一頭だけ、他のクジラには聞こえない周波数で鳴くクジラ「52ヘルツのクジラ」をモチーフに、孤独を抱えた人々の再生の物語を描いています。母親に愛されなかった主人公の貴瑚と、虐待を受ける少年・信史が出会い、互いの傷を癒していく過程が繊細に描かれます。
重いテーマながらも希望を感じさせる結末や、温かな人間関係の描写が光る作品です。日本最西端の島・与那国島という舞台設定も鮮やかで、雄大な自然と人間の小ささが対比されて描かれています。
人間の孤独や傷つきやすさを描きながらも、それを乗り越えようとする強さに焦点を当てた物語は、多くの読者の共感を呼びました。誰かとつながることの難しさと尊さを感じたい方におすすめの一冊です。
第10位:「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬(第19回/2022年)
第二次世界大戦時のソ連を舞台に、ドイツ軍の侵攻によって家族を殺され、女性狙撃兵となった少女・ミーラの過酷な運命を描いた戦争小説です。優秀な狙撃手として800人以上の敵兵を倒した実在の人物をモデルにしています。
戦争の非情さと残酷さを描きながらも、生き延びるために戦う人間の強さと弱さ、友情や愛情の尊さを伝えてくれる作品です。細部まで緻密に調査された史実に基づく描写の説得力と、主人公の内面を繊細に描く力量が高く評価されました。
戦争という極限状態で、人間らしさを失わないことの難しさと重要さを考えさせられる一冊です。歴史に興味がある人はもちろん、人間の本質を深く知りたい方にもおすすめします。
第11位:「羊と鋼の森」宮下奈都(第13回/2016年)
ピアノの調律師を目指す青年・外村の成長を描いた物語です。北海道の自然豊かな町を舞台に、音と向き合い、人との出会いを通して自分の道を見つけていく主人公の姿が静かな感動を呼び起こします。
ピアノの調律という専門的な世界を、五感を研ぎ澄ませる繊細な描写で表現し、読者を未知の世界へと誘います。自然や音、人の心の機微を丁寧に描く文体は、読む人の心に静かな余韻を残します。
2018年には山﨑賢人主演で映画化され、北海道の美しい自然と調律の繊細な世界観が映像で楽しめるようになりました。自分のペースで着実に成長していきたい人や、仕事の意味を考えたい人にぴったりの作品です。
第12位:「そして、バトンは渡された」瀬尾まいこ(第16回/2019年)
「父親が3人、母親が2人いる」という特殊な家庭環境で育った女子高生・槙の物語です。彼女の複雑な家族関係は、母親の再婚と養子縁組によって形成されました。様々な「親」たちとの関わりを通して、血縁にとらわれない家族の絆が描かれています。
家族とは何かを問いかける重いテーマでありながら、温かなユーモアと愛情に満ちた描写で読者を優しく包み込む瀬尾まいこらしい作品です。「家族」の形が多様化している現代社会に、深い示唆を与えてくれます。
2021年には永野芽郁・石原さとみ主演で映画化され、複雑な家族関係を温かく描いた作品として評価されました。家族のあり方に悩む人や、人と人とのつながりの大切さを感じたい方におすすめです。
第13位:「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈(第21回/2024年)
滋賀県大津市の県庁で働く男性職員・成瀬が、自分の生まれ育った地元を愛するがゆえに奔走する姿を描いたユーモア溢れる物語です。彼の一途な地元愛と、時に空回りしながらも周囲を巻き込んでいく様子が微笑ましく描かれています。
地方創生や町おこしという今日的テーマを、堅苦しさなく楽しく読ませる筆力が光る作品です。登場人物たちの濃い個性と、大津市の魅力が生き生きと描かれ、読者に「自分の地元」について考えるきっかけを与えてくれます。
続編「成瀬は進化する」も発売され、より広がる成瀬ワールドを楽しむことができます。地方公務員として働く人はもちろん、自分の住む地域との関わり方を考えたい人にもおすすめの一冊です。
第14位:「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎(第5回/2008年)
元配達員の主人公・青柳が、首相暗殺の濡れ衣を着せられ、国家権力から逃げる姿を描いたサスペンス小説です。伊坂幸太郎らしい爽快なエンターテイメント性と、現代社会への鋭い批評が絶妙にミックスされています。
友情や信頼、メディアと権力の関係など、様々なテーマを含みながらも、スピード感あふれる展開で読者を引き込みます。タイトルのビートルズの楽曲「ゴールデン・スランバー」のように、優しさと哀しみが混ざり合ったトーンも魅力です。
2010年には堺雅人主演で映画化され、2018年には韓国でもリメイク版が製作されました。陰謀論が好きな人や、友情を大切にする人におすすめの一冊です。
第15位:「鹿の王」上橋菜穂子(第12回/2015年)
謎の疫病が蔓延する架空の世界を舞台にした壮大なファンタジー小説です。元軍人のヴァンと医術を学ぶホッサルを中心に、疫病の原因を追う医学ミステリーの側面も持ちながら、人間と自然の関係を問いかける深いテーマ性を持っています。
「精霊の守り人」シリーズなどで知られる上橋菜穂子の、大人向けファンタジーの代表作です。医師でもある著者ならではの医学的知見と、文化人類学者としての視点が融合した独自の世界観が魅力的です。
2021年にはアニメーション映画化され、美しい映像で物語世界が再現されました。ファンタジー小説が好きな人はもちろん、社会や医学、人間と自然の関係について考えたい方にもおすすめの作品です。
第16位:「夜のピクニック」恩田陸(第2回/2005年)
高校最後の行事「歩行祭」を舞台に、夜通し歩き続ける高校生たちの青春と別れを描いた物語です。長い夜の中で交錯する思い、友情、淡い恋心、そして「卒業」という別れを前にした複雑な感情が繊細に描かれています。
一晩中歩くという非日常的な設定の中で、青春の一瞬一瞬を大切に描く筆致が光ります。高校時代の微妙な人間関係や、過ぎ去りゆく時間の尊さを実感させてくれる作品です。
2006年には多部未華子・草なぎ剛主演で映画化され、原作の持つ独特の雰囲気が見事に再現されました。青春時代を懐かしむ大人から、現在進行形で青春真っ只中の若者まで、幅広い読者に愛される名作です。
第17位:「謎解きはディナーのあとで」東川篤哉(第8回/2011年)
大企業令嬢でありながら刑事として働く宝生麗子と、彼女に仕える執事・影山の凸凹コンビが難事件を解決する、ユーモアたっぷりの本格ミステリーです。「謎解きはディナーのあとで」という麗子のセリフから始まる推理パートが見どころです。
古典的な本格ミステリーの様式を踏襲しながらも、現代的なキャラクター設定と会話のテンポの良さで新鮮さを感じさせる作品です。影山の毒舌と麗子のボケが生み出すコミカルな掛け合いも魅力のひとつです。
2011年にはドラマ化され、櫻井翔・北川景子のコンビが話題になりました。ミステリーファンはもちろん、軽快なコメディが好きな方にもおすすめの一冊です。
第18位:「天地明察」冲方丁(第7回/2010年)
江戸時代中期、天文暦学者・渋川春海(高井守敏)をモデルにした歴史小説です。碁打ちの家に生まれながらも数学に情熱を燃やし、日本初の独自暦「貞享暦」の完成に人生を捧げた男の物語が感動的に描かれています。
「暦を作る」という一見地味なテーマを、情熱的な人間ドラマとして描き上げる筆力が光ります。江戸時代の科学や文化、人々の暮らしも丁寧に描かれ、歴史を身近に感じられる作品です。
2012年には岡田准一・宮﨑あおい主演で映画化され、視覚的にも美しい時代劇として評価されました。歴史や科学に興味がある人はもちろん、目標に向かって努力する姿に勇気をもらいたい人にもおすすめです。
第19位:「村上海賊の娘」和田竜(第11回/2014年)
戦国時代、瀬戸内海を支配した海賊衆「村上水軍」を率いる娘・景を主人公にした歴史小説です。「海賊」と呼ばれながらも海の平和を守る彼らの姿と、男社会で奮闘する凛々しい女性の生き様が迫力満点に描かれています。
膨大な歴史資料に基づく緻密な考証と、躍動感あふれるアクション描写、そして魅力的なキャラクターたちの人間ドラマが見事に融合した作品です。600頁を超える大作ながら、一気に読ませる展開の面白さがあります。
戦国時代や海洋史に興味がある人はもちろん、強く生きる女性の姿に勇気をもらいたい方にもおすすめの一冊です。上下巻の圧倒的なボリュームが、読み応えのある物語体験を約束してくれます。
第20位:「一瞬の風になれ」佐藤多佳子(第4回/2007年)
高校陸上部の短距離走者たちを主人公に、青春の輝きと苦悩を描いたスポーツ小説です。100メートルを10秒台で走るため、限界に挑む高校生たちの姿を通して、若さゆえの可能性と儚さが鮮やかに描かれています。
「走る」という単純な行為を通して、友情や努力、ライバル関係、そして成長する喜びを丁寧に描き出す筆力が光ります。タイトルの「一瞬の風になれ」という言葉が象徴するように、青春の一瞬の輝きを大切にする心が伝わってくる作品です。
3部作となっており、高校3年間の成長を追うことができます。スポーツに打ち込んだ経験がある人はもちろん、青春時代の情熱を思い出したい大人にもおすすめの一冊です。
第21位:「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」リリー・フランキー(第3回/2006年)
著者の半自伝的小説で、故郷・九州から上京した「ボク」と、彼を育てた母親「オカン」、そして時々現れる父親「オトン」との関係を描いた作品です。独特の関西弁で綴られる母親との思い出は、笑いと涙を誘います。
母親の純粋な愛情と、彼女の人生に対する前向きな姿勢が感動的に描かれており、母子の絆の強さを実感させられます。リリー・フランキーの軽妙な語り口と、昭和の家族の温かな雰囲気が魅力的な作品です。
2005年には映画化され、2007年にはドラマ化もされました。母親との関係について考えたい人や、昭和の家族の温かさを感じたい方におすすめの一冊です。
本屋大賞から見る日本の読書トレンドと今後の人気作品予測
21年の歴史を持つ本屋大賞を振り返ると、日本の読書トレンドの変化が見えてきます。初期は「博士の愛した数式」や「夜のピクニック」など、読者の心に静かに寄り添うタイプの作品が選ばれていました。
時代が進むと「告白」や「海賊とよばれた男」など、エンターテイメント性の高い作品や社会性のあるテーマを扱った作品が増えてきます。最近では「流浪の月」「汝、星のごとく」など、現代社会の問題を繊細に描きつつ、希望も感じさせる作品が人気です。
2024年に選ばれた「成瀬は天下を取りにいく」は、地方創生というテーマを明るく楽しく描いた作品で、重たいテーマを扱いながらも読者に希望を与える新しい傾向を示しています。
今後は、SDGsや多様性、AI時代の人間性など現代的なテーマを扱いながらも、読み手に勇気や希望を与えるような作品が評価される傾向が続くでしょう。パンデミック後の人々の心の回復を助けるような、温かな作品への需要も高まっています。
本屋大賞は単なる文学賞ではなく、その時代の読者が求める「物語の力」を映し出す鏡のような存在。これからも私たちの心を動かす素晴らしい作品との出会いの場であり続けるでしょう。