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東川篤哉の小説おすすめランキング11選【2024年最新】

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東川篤哉の小説の特徴とおすすめポイント

東川篤哉は本格ミステリーにユーモアを融合させた「ユーモアミステリー」の名手として知られています。2002年に『密室の鍵貸します』でデビューし、2011年には『謎解きはディナーのあとで』で本屋大賞を受賞するなど、多くの読者を魅了してきました。

東川作品の最大の魅力は、緻密なトリックと軽快な文体のバランスです。重厚な本格ミステリーでありながら、コミカルなキャラクター設定や会話の掛け合いがテンポよく展開されるため、ミステリー初心者でも読みやすいのが特徴です。

「烏賊川市シリーズ」や「執事探偵シリーズ」など独創的な世界観を持つシリーズ作品も多く、それぞれ個性的な登場人物たちが事件を解決していく姿は読者を飽きさせません。では早速、東川篤哉のおすすめ小説をランキング形式でご紹介します。

東川篤哉の小説おすすめランキング11選

第1位 謎解きはディナーのあとで

2011年本屋大賞を受賞し、櫻井翔と北川景子主演でドラマ化・映画化もされた東川篤哉の代表作です。財閥令嬢で新米刑事の宝生麗子と、毒舌執事の影山が難事件を解決していく連作短編集になっています。

麗子は警察では頼りない新人刑事ですが、執事の影山に事件の報告をすると、鋭い推理で謎を解き明かしていきます。二人の掛け合いが絶妙で、特に影山の「お嬢様、それは推理ではなく妄想でございます」といった辛辣な突っ込みが人気を集めました。

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この作品が東川篤哉の代名詞になったのは納得だよ!執事と令嬢のコンビが最高に面白くて、ミステリーの謎解きも秀逸なんだけど、それ以上に二人の掛け合いにクスクス笑っちゃう。

第2位 密室の鍵貸します

東川篤哉のデビュー作であり、「烏賊川市シリーズ」の第1作目となる長編推理小説です。2014年にはシリーズとしてドラマ化もされました。

主人公の戸村流平は、元恋人が背中を刺されて突き落とされて死亡し、さらに同じ日に一緒に過ごした先輩も浴室で刺殺体で発見されるという、最悪の事態に見舞われます。一日で2つの事件の容疑者となってしまった戸村が真犯人を追う姿を描いています。

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デビュー作とは思えないほど完成されたミステリーだよね。トリックはしっかりしているのに、重くならず読みやすい!「烏賊川市」って地名のセンスにもニヤリとしちゃう。

第3位 魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?

刑事と魔法使いの少女が事件を解決する「魔法使いシリーズ」の第1作目です。全4編の中編を収録した短編集になっています。

美人刑事の椿木綾乃警部と部下の小山田聡介刑事が出動する事件現場には、なぜかいつも竹箒を持った謎の三つ編み美少女マリィがいます。マリィは魔法の力で犯人を特定できる能力を持ち、小山田とコンビを組んで事件を解決していきます。

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この作品は東川作品の中でも特に笑える!「奥様は魔女」と「刑事コロンボ」を融合させたような設定が秀逸。犯人が最初から判明する「倒叙もの」なのに、読んでいて全然飽きないのがすごい。

第4位 完全犯罪に猫は何匹必要か?

「烏賊川市シリーズ」の3作目で、探偵鵜飼杜夫が主人公の長編推理小説です。

寿司チェーン社長の豪徳寺豊蔵が自宅のビニールハウスで殺害され、現場には巨大な招き猫が置かれていました。実はこの地域では10年前にも未解決の殺人事件が起きていたという事実が判明し、鵜飼探偵が鮮やかに謎を解き明かしていきます。

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タイトルのインパクトが強烈!猫好きとしては「猫は何匹必要か?」って気になっちゃうよね。ユーモアたっぷりの文体なのに、本格ミステリーとしてのトリックもしっかりしていて感心した。

第5位 スクイッド荘の殺人

デビュー20周年を記念して刊行された「烏賊川市シリーズ」の13年ぶりの続編です。烏賊川市の探偵・鵜飼杜夫が主人公の長編小説になっています。

探偵事務所に烏賊川市の有力企業社長から「クリスマスに宿泊先に同行し、脅迫者から守ってほしい」という依頼が入ります。酒や温泉を楽しんでいる間に殺人事件が発生し、現場は完全な密室という状況。鵜飼探偵と弟子の戸村が謎に挑みます。

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長らく続編が出なかった烏賊川市シリーズの新作だよ!13年ぶりとは思えないくらい世界観に一気に引き込まれる。シリーズファンには特におすすめだけど、初めての人も楽しめる内容になってる。

第6位 中途半端な密室

デビュー作を含む5編を収録した短編集です。すべて現地に行かずに集めた情報だけで事件解決する「安楽椅子探偵」モノのミステリー小説になっています。

表題作「中途半端な密室」では、テニスコートで発見された刺殺体の謎を、名探偵・十川一人が解決します。テニスコートには鍵が掛けられ、周囲の金網は高さ4メートルもある不可解な密室ですが、なぜか「中途半端」と名探偵は指摘します。

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短編集だから気軽に読めるのがいいよね。それぞれの話が短いのに、トリックはしっかりしていて「なるほど!」と膝を打ちたくなる。初期の東川作品の魅力がギュッと詰まってる。

第7位 探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて

探偵一家の令嬢と平凡な30代男性がコンビを組む「探偵少女アリサの事件簿シリーズ」の第1作目です。ドラマ化・コミック化もされています。

地元で何でも屋を営む31歳独身の良太は、依頼人宅で殺人事件に遭遇し犯人の疑いをかけられます。そこにロリータ服の少女・有紗が現れ、名探偵の娘を名乗って事件解決に協力すると言い出します。

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ロリータ服の少女探偵と冴えない中年男性の組み合わせが絶妙!舞台が神奈川県・溝の口というローカル感も良くて、地元の人には特に楽しめる作品だと思う。

第8位 かがやき荘西荻探偵局

西荻窪のシェアハウスで暮らす3人のアラサー女性が探偵として活躍する連作短編集です。東京都杉並区を舞台にした全4編を収録しています。

葵・礼菜・美緒の3人は趣味を優先して仕事は二の次で家賃も滞納中。「探偵になるなら滞納家賃を相殺する」という大家の提案を受けて探偵を始めることになります。3人それぞれの個性を活かして事件解決に挑みます。

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アラサー女子の日常感が素敵!家賃滞納中という現実的な設定から始まるのが面白い。3人の個性がバラバラなのに、チームワークで事件を解決していく様子に女子の底力を感じるよ。

第9位 うまたん ウマ探偵ルイスの大穴推理

関西弁で話す馬の名探偵と牧場の娘がコンビを組んで事件を解決する連作短編集です。田舎町を舞台に全5編を収録しています。

乗馬クラブで発生した殺人事件の容疑者とされた馬を救おうとする「馬の耳に殺人」など、馬をテーマにした個性的な物語が収録されています。表題作「うまたん」は競馬場を舞台にした物語です。

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馬が探偵役っていう設定が突飛すぎて最高!馬が関西弁で喋るって発想が天才的。競馬場の雰囲気もリアルに描かれていて、東川さんの競馬愛が伝わってくる作品だよ。

第10位 館島

瀬戸内の孤島を舞台にした本格ミステリー小説です。「クローズド・サークル」と呼ばれる、外界と切り離された場所で起こる事件を描いています。

瀬戸内の孤島に建つ別荘で天才建築家・十文字が突然死する事件が発生。半年後、十文字の妻によって関係者が再び別荘に集められ、新たな連続殺人事件が起こります。孤島という閉ざされた空間で次々と起こる殺人の謎を解き明かしていきます。

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東川作品の中では珍しく、コミカルさを抑えめにした本格ミステリーだよ。孤島という古典的な舞台設定なのに、トリックはモダンで斬新。ラストの種明かしには本当に驚かされた!

第11位 もう誘拐なんてしない

大学生と暴力団組長の娘が狂言誘拐を計画するが、予期せぬ事態に巻き込まれていくコメディタッチのミステリー小説です。

大学生の翔太郎は暴力団組長の娘である絵里香と、妹の手術費用を工面するために狂言誘拐を計画します。しかし次々と予期せぬ事件が重なり、状況は予想外の方向へと展開。個性豊かな暴力団・花園組の面々も登場する、青春コメディ兼ミステリーです。

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タイトルからは想像できないほど青春要素が強い作品!暴力団が出てくるのに不思議と温かい雰囲気があって、読後感がすごく良いんだよね。ミステリーというより青春小説として楽しむのもアリ。

烏賊川市シリーズの読む順番

東川篤哉の代表的なシリーズである「烏賊川市シリーズ」は、基本的には読む順番を気にせず楽しめますが、シリーズの流れを知りたい方のために刊行順をご紹介します。

1. 『密室の鍵貸します』(2002年)
2. 『密室に向かって撃て!』(2004年)
3. 『完全犯罪に猫は何匹必要か?』(2005年)
4. 『交換殺人には向かない夜』(2007年)
5. 『ここに死体を捨てないでください!』(2009年)
6. 『はやく名探偵になりたい』(2012年)
7. 『私の嫌いな探偵』(2016年)
8. 『探偵さえいなければ』(2019年)
9. 『スクイッド荘の殺人』(2022年)

「烏賊川市シリーズ」の特徴は、作品ごとに探偵役が変わる点です。戸村流平や鵜飼杜夫など、様々な探偵が烏賊川市で起こる事件を解決していきます。各巻は基本的に1話完結型なので、気になった作品から読み始めても楽しめます。

東川篤哉の小説おすすめランキングまとめ

東川篤哉の小説は、本格ミステリーとユーモアが絶妙に融合した作品ばかりです。第1位の『謎解きはディナーのあとで』はドラマ化・映画化された代表作で、本格ミステリー初心者にもおすすめです。

烏賊川市シリーズをはじめ、魔法使いシリーズ、探偵少女アリサシリーズなど、様々なシリーズ作品を展開している点も東川作品の魅力です。それぞれ個性的な探偵たちが活躍する世界観に引き込まれること間違いなしです。

今回ご紹介した11作品は東川篤哉の作風を知るのに最適な作品ばかりですが、他にも魅力的な作品が多数あります。ぜひあなたのお気に入りの一冊を見つけてみてください。

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