【2025年最新】一色さゆりのおすすめ小説ランキングTOP11

一色さゆりの人気小説は？アートミステリーから感動譚までおすすめ作品をランキングで紹介

一色さゆりさんは、美術とエンターテインメントを融合させたアートミステリーで知られる作家です。 1988年生まれ、東京藝術大学で美術を学んだ後、ギャラリー勤務や香港の大学院での研究経験があり、その専門知識が作品に深く反映されています。

デビュー作の『神の値段』で『このミステリーがすごい！』大賞を受賞して以来、美術品修復士（コンサバター）が活躍する「コンサバター」シリーズや、画家の生涯を描く物語など、数々のアート小説を発表しています。 美術の専門的な世界を舞台にしながらも、巧みなストーリーテリングで読者を知的好奇心と興奮に満ちた世界へと引き込んでくれます。アートミステリーだけでなく、心温まる人間ドラマも描いており、幅広い読者層から支持を得ています。

一色さゆりのおすすめ小説人気ランキングTOP11

ここからは、一色さゆりさんのおすすめ小説をランキング形式でご紹介します。デビュー作にして大きな話題を呼んだアートミステリーの金字塔から、美術の世界で生きる人々の葛藤や情熱を描いた作品、そして心温まる感動の物語まで、多彩なラインナップが揃いました。

美術の知識がなくても楽しめるエンターテインメント性の高い作品ばかりです。このランキングを参考に、あなたのお気に入りの一冊を見つけて、一色さゆりさんが描くアートの世界に浸ってみてください。

1位『神の値段』

堂々の1位は、一色さゆりさんのデビュー作にして、第14回『このミステリーがすごい！』大賞を受賞した『神の値段』です。 物語は、人前に一切姿を見せない謎の現代美術家・川田無名の作品を唯一取り扱うギャラリーの経営者が殺害されたことから始まります。

主人公は、殺された経営者の部下である佐和子。 彼女は、オーナーが遺した計り知れない価値を持つ無名の作品を守るため、アートビジネスの闇と事件の真相に迫っていきます。 アート業界の裏側やオークションの駆け引きがリアルに描かれており、美術ミステリーの新たな地平を切り開いた傑作です。

2位『音のない理髪店』

2位は、アートミステリーとは一味違う、心温まる物語『音のない理髪店』です。本作は、著者自身の祖父をモデルにした長編小説です。

デビュー後、新作が書けずにいた作家の主人公が、日本初のろう者の理容師であった自身の祖父の半生を描くことを決意し、取材を通して家族の歴史と向き合っていく物語です。言葉を超えた心の繋がりを描いた物語は、読者の涙を誘います。一色さゆりさんの新たな一面を発見できる一冊で、人と人との絆や温かさに触れたいときにぴったりの作品です。

3位『コンサバター 大英博物館の天才修復士』

3位は、人気シリーズの幕開けを飾る『コンサバター 大英博物館の天才修復士』です。 「コンサバター」とは、美術品の保存修復を行う専門家のこと。本作の主人公は、世界最大級のコレクションを誇る大英博物館に勤める天才修復士です。

すり替えられたパルテノン神殿の石板や、動かない和時計など、彼の元には日々謎めいた美術品が持ち込まれます。 専門的な修復技術の描写と、美術品に秘められた歴史の謎を解き明かすミステリーが見事に融合した、知的好奇心をくすぐられる作品です。

4位『ピカソになれない私たち』

4位は、美大を卒業した若者たちの夢と葛藤を描いた青春群像劇『ピカソになれない私たち』です。 アーティストになることを夢見ながらも、厳しい現実に直面し、もがきながら自分の道を探していく登場人物たちの姿が描かれます。

アートの世界で生きることの喜びや苦しみ、才能への嫉妬、仲間との友情など、リアルな感情が丁寧に綴られています。夢を追いかけたことがある人なら、きっと誰かに共感してしまう、切なくも美しい物語です。

5位『コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの』

5位は、「コンサバター」シリーズの第2弾『コンサバター 幻の《ひまわり》は誰のもの』です。 今回のテーマは、フィンセント・ファン・ゴッホのあまりにも有名な絵画《ひまわり》。

物語の中心となるのは、第二次世界大戦中に焼失したとされ、”幻”と呼ばれる一枚の《ひまわり》です。天才修復士・伊織が、絵画に秘められた歴史の謎と陰謀に迫ります。日本とヨーロッパを舞台に繰り広げられる、壮大なスケールのアートミステリーです。

6位『コンサバター 失われた安土桃山の秘宝』

6位にランクインしたのは、「コンサバター」シリーズの第3弾『コンサバター 失われた安土桃山の秘宝』。 これまで海外の美術品を扱ってきた主人公が、日本の古美術に挑む物語です。

テーマとなるのは、安土桃山時代に活躍した絵師集団・狩野派の作品。織田信長や狩野永徳といった歴史上の人物も絡み、失われた秘宝の謎を追います。日本の歴史とアートが好きな人にはたまらない一冊です。

7位『絵に隠された記憶 熊沢アート心療所の謎解きカルテ』

7位は、アートセラピー（絵画療法）というユニークな題材を扱ったミステリー『絵に隠された記憶 熊沢アート心療所の謎解きカルテ』です。 物語の舞台は、絵画療法の第一人者が営む心療所。

カウンセラーを目指す主人公は、患者が描く絵から彼らの心の奥底に隠された悩みや過去、そして事件の真相を読み解いていきます。 人々の心の謎を解き明かす連作短編集形式で、ミステリーとヒューマンドラマが絶妙に融合した作品です。

8位『コンサバター ルーヴル美術館の天才修復士』

8位は、「コンサバター」シリーズの第4弾で、舞台をフランス・パリのルーヴル美術館へと移した『コンサバター ルーヴル美術館の天才修復士』です。 今回、天才修復士の伊織が挑むのは、オランダの画家ヨハネス・フェルメールの作品に隠された謎。

光の魔術師とも呼ばれるフェルメールの絵画が、どのようにして描かれ、どんな秘密を抱えているのか。世界的に有名な美術館を舞台に、美術史の謎に迫る知的なミステリーが楽しめます。

9位『ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV』

9位は、「コンサバター」シリーズの第5弾『ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV』です。 タイトルの通り、今回のテーマは万能の天才として知られるレオナルド・ダ・ヴィンチ。

イタリアを舞台に、ダ・ヴィンチの遺骨の行方と、未発見とされる作品の謎に迫ります。美術史最大のミステリーの一つに、修復士という独自の視点から切り込んでいく、スリリングな展開が魅力です。

10位『光をえがく人』

10位は、印象派の女性画家ベルト・モリゾに光を当てた歴史小説『光をえがく人』です。 19世紀のパリを舞台に、男性中心だった画壇で画家として生きることを選んだ女性の苦悩と情熱を描いています。

マネやモネといった有名な画家たちとの交流を交えながら、史実を基にしたフィクションとして、一人の女性芸術家の生涯を鮮やかに描き出します。芸術にかけるひたむきな想いが胸を打つ物語です。

11位『嘘をつく器 死の曜変天目』

11位は、日本の陶芸をテーマにした異色のミステリー『嘘をつく器 死の曜変天目』（宝島社文庫版は『骨董探偵 馬酔木泉の事件ファイル』に改題）です。物語は、国宝としても名高い「曜変天目茶碗」を巡る連続殺人事件を中心に展開します。

主人公は陶芸を専門とする古美術商。 幻の曜変天目の謎を追ううちに、危険な事件へと巻き込まれていきます。普段あまり触れることのない陶芸の世界の奥深さや、職人の技、真贋鑑定の駆け引きなどが興味深く描かれています。

一色さゆりのおすすめ小説ランキングからお気に入りの一冊を見つけよう

一色さゆりさんのおすすめ小説ランキングTOP11をご紹介しました。美術史の深い知識に裏打ちされたアートミステリーから、心温まる人間ドラマ、夢を追う若者たちの青春小説まで、その作風は非常に多彩です。

どの作品にも共通しているのは、アートへの深い愛情と、物語を通して読者を楽しませたいという真摯な姿勢です。このランキングを参考に、ぜひあなたにとっての特別な一冊を見つけて、知的で感動的なアートの世界を旅してみてください。