皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。
伏尾美紀(ふしお みき)さんは、1967年北海道生まれの作家です。 2021年に『北緯43度のコールドケース』で第67回江戸川乱歩賞を受賞し、小説家としてデビューしました。 このデビュー作は、選考委員からも高く評価され、多くのミステリーファンに衝撃を与えました。
伏尾さんの作品の大きな魅力は、北海道を舞台にしたリアリティあふれる警察小説である点です。博士号を持ちながら警察官になった異色の経歴を持つ女性刑事・沢村依理子を主人公としたシリーズは、警察内部の組織の軋轢や、現代社会が抱える問題を巧みに描き出しています。 緻密なプロットと、人間ドラマが深く描かれている点も、多くの読者を惹きつけています。
デビュー以来、精力的に作品を発表し続ける伏尾美紀さん。その中でも特に人気の高い、おすすめの小説をランキング形式で4作品ご紹介します。
どの作品も読み応えのあるミステリーですが、それぞれに異なる魅力があります。これから伏尾作品を読んでみたいという方は、ぜひこのランキングを参考に、お気に入りの一冊を見つけてみてください。
堂々の1位は、伏尾美紀さんのデビュー作にして第67回江戸川乱歩賞受賞作である『北緯43度のコールドケース』です。 博士号を持ちながら30歳で北海道警察の警察官になった沢村依理子が、未解決の誘拐事件と警察内部の闇に挑む物語です。
この作品の魅力は、なんといっても主人公・沢村依理子のキャラクター造形にあります。 異色の経歴ゆえに組織内で厳しい目にさらされながらも、持ち前の知性と正義感で事件の真相に迫っていく姿に、多くの読者が引き込まれました。 警察小説としてのリアリティと、重厚な人間ドラマが融合した傑作です。
デビュー作でこの完成度はすごいよね。わたしも沢村依理子から目が離せなくなっちゃった!
ランキング2位は、『北緯43度のコールドケース』に続く「道警・沢村依理子シリーズ」の第2弾『数学の女王』です。 本作で沢村が挑むのは、大学で起きた爆破事件。 数学の天才が企てた復讐劇が描かれます。
前作で描かれた警察内部の人間関係に加え、本作では女性研究者が抱える問題や学術界の闇にもスポットが当てられています。 沢村自身の過去と事件がリンクし、より彼女の内面に深く迫る内容となっています。 社会問題を織り交ぜた、読み応えのあるミステリーです。
数学とミステリーの組み合わせが最高!知的な謎解きが好きな人にはたまらないと思うな。
3位にランクインしたのは、2025年4月に発売された『最悪の相棒』です。 この作品は、少年時代に姉をストーカーに殺された過去を持つ潮崎と、若くして警察官の父を亡くした女性刑事・広中という、対照的な二人がバディを組む物語です。
これまでのシリーズとは主人公が異なりますが、伏尾さんならではの緻密なプロットと、キャラクターたちの心の機微を丁寧に描く筆致は健在。過去のトラウマを抱えながらも事件に立ち向かう二人の姿を通して、犯罪被害者の支援というテーマにも光を当てています。 新たなシリーズの始まりを予感させる一冊です。
タイプの違う二人がどうやって協力していくのか、その過程がすごく面白いんだ。人間ドラマが好きな人におすすめだよ。
4位は、2025年8月に刊行された大河警察小説『百年の時効』です。 物語は1974年に起きた未解決の一家惨殺事件から始まります。 50年の時を経て、事件の容疑者の一人が変死体で発見されたことから、再び捜査が動き出すという壮大なスケールの物語です。
昭和から平成、そして令和へと、半世紀にもわたる捜査の軌跡を追いながら、事件の真相に迫っていきます。 時代の流れに翻弄されながらも、真実を追い求め続ける刑事たちの執念が胸を打つ、エンターテインメント性の高い警察サスペンスとなっています。
50年も前の事件の謎を追うなんて、スケールが大きくてドキドキしちゃう!歴史ミステリーとしても楽しめる作品だね。
伏尾美紀さんの作品をこれから読むなら、やはり主人公・沢村依理子の成長を描く「道警・沢村依理子シリーズ」から読み始めるのがおすすめです。物語は時系列で進んでいくため、刊行順に読むことで、より深く物語の世界に没入できます。
現在のところ、シリーズは以下の順番で刊行されています。
まずはデビュー作の『北緯43度のコールドケース』を手に取り、伏尾さんが描く北海道警の世界観と、沢村依理子という魅力的なキャラクターに触れてみてください。きっと、すぐに次作が読みたくなるはずです。
ここまで、伏尾美紀さんのおすすめ小説をランキング形式でご紹介してきました。デビューからわずか数年で、多くの読者を魅了する作品を生み出し続ける注目の作家です。
どの作品も、緻密に練られたストーリーと、魅力的なキャラクター、そして社会の闇に切り込む鋭い視点が光る傑作ばかりです。今回のランキングを参考に、あなたが一番読んでみたいと感じた一冊から、伏尾美紀さんの世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。