【2025年最新】2025年10月発売のおすすめ小説ランキングTOP10

2025年10月発売のおすすめ小説10選！人気作家の最新作から話題作まで一挙紹介

読書の秋がやってきました！2025年10月は、人気作家の待望の新作から、大きな話題を呼んでいる作品まで、注目作が目白押しです。 心を揺さぶる感動的な物語や、ページをめくる手が止まらなくなるミステリーなど、あなたの秋の夜長を彩る一冊がきっと見つかるはずです。

この記事では、『小説ヨミタイ』編集部が厳選した、2025年10月発売のおすすめ小説をランキング形式でご紹介します。気になる作品をチェックして、充実した読書ライフを送りましょう！

【2025年10月発売】おすすめ小説ランキングTOP10

それではさっそく、2025年10月発売のおすすめ小説ランキングTOP10を発表します。デビュー25周年を迎える人気作家の記念碑的作品から、待望のシリーズ完結編、実力派作家が新境地を拓いた意欲作まで、多彩なラインナップとなりました。

それぞれの作品のあらすじや注目ポイントを詳しく解説していきますので、ぜひあなたの本選びの参考にしてくださいね。

1位『さよならジャバウォック』伊坂幸太郎

堂々の1位は、伊坂幸太郎さんのデビュー25周年を記念した、渾身の書き下ろし長編ミステリー『さよならジャバウォック』です。 発売は10月22日が予定されています。 物語は「夫は死んだ、死んでいる。私が殺したのだ」という衝撃的な一文から始まります。

結婚後に豹変し、暴力をふるうようになった夫。彼が浴室で倒れているのを発見した主人公・量子のもとに、大学時代の後輩と名乗る男が訪ねてくるところから、物語は思わぬ方向へ展開していきます。 伊坂さんは「最後には想像しなかったところに着地する。僕が書きたい小説はずっとそうで、それが僕なりのミステリーだと思っています」と語っており、読者を驚かせる結末が待っていることは間違いありません。

2位『完全版 ユージニア』恩田陸

2位は、恩田陸さんの傑作ミステリー『ユージニア』の刊行20周年を記念した『完全版 ユージニア』です。 発売は10月2日に予定されています。 本作は第59回日本推理作家協会賞を受賞した作品で、旧家で起きた17人毒殺事件の真相に、様々な関係者の証言から迫っていく物語です。

今回の完全版では、2005年の単行本刊行時に技術や費用面で断念せざるを得なかった箔押しや型押しなどを実現。 ブックデザインは祖父江慎さんが手がけ、作品世界を表現した先鋭的な造本は大きな話題を呼びました。 物語の謎だけでなく、「物体としての本」の魅力も存分に味わえる一冊です。

3位『デモクラシーのいろは』森絵都

3位には、森絵都さんによる6年ぶりの長編小説『デモクラシーのいろは』がランクインしました。 発売は2025年10月2日が予定されています。 物語の舞台は1946年の東京・下落合。戦禍を逃れた子爵邸に集められた4人の女性が、GHQの指示で「民主主義のレッスン」を受けることになる、というユニークな設定です。

教師役の日系2世や元華族の才女、自由奔放な問題児など、個性豊かな登場人物たちが織りなす波乱万丈の同居生活が描かれます。 戦後80年という節目に、森絵都さんが描く希望と不安、そして笑いと涙に満ちた物語は、現代を生きる私たちにも多くの示唆を与えてくれるでしょう。

4位『犯人に告ぐ4 暗幕の裂け目』雫井脩介

4位は、雫井脩介さんの大人気警察小説「犯人に告ぐ」シリーズの第4弾にして完結編となる『犯人に告ぐ4 暗幕の裂け目』です。 発売予定日は10月22日です。 過去の捜査ミスの責任を負わされ左遷された主人公・巻島史彦が、劇場型犯罪の犯人とメディアを通して対峙する斬新な設定で人気を博したシリーズです。

本作では、事件の黒幕である〔ワイズマン〕は政界へ介入し、物語はより大きなスケールで展開していきます。 巻島は県警を翻弄した巨悪を逮捕することができるのか、シリーズの堂々たる完結に注目です。

5位『宙色のハレルヤ』窪美澄

5位は、直木賞作家・窪美澄さんの珠玉の恋愛小説集『宙色のハレルヤ』です。

夫を亡くした女性が隣人の女性画家と出会う「海鳴り遠くに」や、学校清掃員の老人がかつて想いを寄せた友人に似た少年と交流する「赤くて冷たいゼリーのように」など、様々な愛のかたちが描かれます。 人を好きになることの怖さと愛おしさを丁寧に紡いだ物語は、きっとあなたの心を温めてくれるでしょう。

6位『彼女たちは楽園で遊ぶ』町田そのこ

6位は、『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田そのこさんの新境地ともいえる作品『彼女たちは楽園で遊ぶ』です。 物語は、喧嘩別れした親友が新興宗教に入会したことをきっかけに、主人公の凜音が親友を取り戻そうとするところから始まります。

これまでの作品で描かれてきた優しい世界観とは一味違う、スリリングな展開に引き込まれること間違いなし。町田さんの新たな魅力が詰まった一冊です。

7位『真珠配列』岩井圭也

7位にランクインしたのは、岩井圭也さんが描く近未来ミステリー『真珠配列』です。 物語の舞台は2029年の北京。 有力者の息子が常軌を逸した速さで進行する癌で死亡した事件をきっかけに、ウイグル人の遺伝子エンジニアと共に捜査にあたる刑事が、生命科学の闇に直面する姿を描きます。

緻密に構築された近未来の世界観と、遺伝子工学をめぐるサスペンスフルな展開が魅力です。社会派なテーマを扱いながらも、エンターテイメント性の高いミステリーとして楽しめます。SFファンもミステリーファンも満足させる、読み応えのある一冊です。

8位『命の横どり』久坂部羊

8位は、現役医師でもある作家・久坂部羊さんの『命の横どり』です。 発売は2025年10月6日が予定されています。 物語の中心となるのは、臓器移植コーディネーターとして働く立花真知。 彼女は、拡張型心筋症と診断された五輪金メダリスト候補のフィギュアスケーターを担当することになります。

ドナーとレシピエント、それぞれの思いが複雑に絡み合う中、ある男の登場によって物語は社会問題へと発展していきます。 心臓移植をめぐる人々の理性と感情の闘いを描き、生命倫理とは何かを鋭く問いかける社会派医療ミステリーです。

9位『未来への人生ノート』清水晴木

日常に疲れた心に優しく寄り添ってくれるような、感動的な一冊となっています。

物語の詳細はまだ多く明かされていませんが、これまでの清水さんの作品同様、秋の夜長に、じっくりと感動に浸りたい読者におすすめです。

10位『三頭の蝶の道』山田詠美

10位は、デビュー40周年を迎えた山田詠美さんの長編小説『三頭の蝶の道』です。 本作は、女性作家が「女流」と呼ばれた時代に、文学に身を捧げた3人の女性作家たちの創作の業を描いた物語です。

激動の昭和を生き抜き、自らの筆一本で創作の世界を切り拓いた彼女たちの生き様が、多彩な視点からドラマティックに描かれます。 山田詠美さんならではの濃密で美しい文章で、文学に魅入られた女性たちの熱い生き様を堪能できる一冊です。

2025年10月発売のおすすめ小説を読んで、読書の秋を満喫しよう

ここまで、2025年10月発売のおすすめ小説をランキング形式で10作品ご紹介してきました。気になる一冊は見つかりましたか？

今月は、人気作家の待望の新作から、社会派ミステリー、心温まる感動小説まで、非常に幅広いジャンルの作品が揃っています。ぜひ書店で手に取って、あなただけの特別な一冊を見つけてみてください。素晴らしい本との出会いが、あなたの秋をより一層豊かなものにしてくれるはずです。