【2025年最新】デスゲーム小説のおすすめランキングTOP19

生き残りをかけたスリルがたまらない！デスゲーム小説の魅力とは？

デスゲーム小説とは、登場人物たちが隔離された空間に集められ、生き残りをかけて危険なゲームに参加させられる物語のジャンルです。敗北すれば死や重い代償が待ち受けるという、極限状況下でのスリリングな展開が読者を惹きつけます。

デスゲーム小説の魅力は、ただ残酷なだけでなく、登場人物たちの心理描写にもあります。仲間を裏切るのか、それとも自己犠牲を選ぶのかといった葛藤や、知恵と交渉術を駆使して困難を乗り越えようとする姿は、読者に強い興奮と感情移入を促すでしょう。また、ミステリー要素が加わり、謎解きや犯人当てが楽しめる作品も多くあります。

【2025年最新】デスゲーム小説のおすすめランキングTOP19

ここからは、数あるデスゲーム小説の中から、特におすすめの作品をランキング形式でご紹介します。手に汗握る名作から、知的好奇心をくすぐるミステリー要素の強い作品まで、幅広く選びました。

あなたのお気に入りの一冊がきっと見つかるはず。ぜひ、次に読む本選びの参考にしてみてください。

1位『バトル・ロワイアル』高見広春

デスゲーム小説を語る上で絶対に外せない金字塔が、高見広春の『バトル・ロワイアル』です。物語の舞台は、「大東亜共和国」という全体主義国家。政府は年に一度、全国の中学3年生から無作為に1クラスを選び、最後の1人になるまで殺し合いをさせる「プログラム」という名の殺人ゲームを実施しています。

本作の凄みは、昨日までのクラスメイトが敵となり、友情や信頼が極限状況下で試される残酷な設定にあります。いつ、誰に殺されるかわからない恐怖と緊張感が全編を支配し、ページをめくる手が止まらなくなるでしょう。デスゲームというジャンルを世に知らしめた、まさに伝説的な一冊です。

2位『インシテミル』米澤穂信

時給11万2千円という破格のバイトに参加するため、謎の施設「暗鬼館」に集められた12人の男女。しかし、そこでは参加者同士で殺し合い、犯人を当てることでボーナスが貰えるという恐ろしいデスゲームが待っていました。本作は、デスゲームに本格ミステリーの要素を融合させた傑作です。

閉鎖された空間で次々と起こる殺人事件。誰が犯人なのか、そして誰が生き残るのか。疑心暗鬼に陥っていく登場人物たちの心理描写と、散りばめられた伏線が見事に回収されるラストは圧巻の一言。ミステリー好きならずとも、その巧みなプロットに引き込まれること間違いなしです。

3位『クリムゾンの迷宮』貴志祐介

目が覚めると、そこは血のような色をした奇妙な植物が生い茂る見知らぬ土地だった。主人公の藤木は、自分を含めて9人の男女と共に、この謎の土地から脱出するためのサバイバルゲームに参加させられます。

本作は、RPGのようなゲーム要素と過酷なサバイバル要素が融合したデスゲーム小説です。プレイヤーにはそれぞれ能力が与えられ、食料や水を確保しながらゴールを目指さなければなりません。グロテスクで容赦のない描写も多く、極限状態に追い込まれた人間の本性が赤裸々に描かれています。

4位『ハンガー・ゲーム』スーザン・コリンズ

独裁国家パネムが支配する世界。ここでは毎年、12の地区から12歳から18歳までの男女が1人ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行う「ハンガー・ゲーム」というイベントがテレビ中継されます。

妹の身代わりとしてゲームへの出場を決意した少女カットニスの視点で物語は進みます。本作は、理不尽なルールの中で生き残るためのサバイバル術や、他の参加者との複雑な人間関係、そして国家への反逆心など、壮大なスケールで描かれる物語が魅力です。全世界で大ヒットし、映画化もされた人気シリーズの第1作です。

5位『リアル鬼ごっこ』山田悠介

「全国の佐藤さん、あなたたちは鬼ごっこのターゲットとなりました」――。西暦3000年、国王が気まぐれで始めたのは、全国の「佐藤」姓を持つ人々を鬼が追いかけて殺すという、あまりにも理不尽な鬼ごっこでした。

独創的かつ衝撃的な設定で、多くの読者にトラウマを植え付けた山田悠介の代表作。捕まれば死、というシンプルなルールながら、いつ鬼が現れるかわからない恐怖と、逃げ惑う人々の絶望が巧みに描かれています。映画化やドラマ化もされ、社会現象を巻き起こした一冊です。

6位『王様ゲーム』金沢伸明

ある日、高校生の伸明のクラス全員に「王様」と名乗る人物からメールが届きます。最初は単なるイタズラだと思われていた「王様からの命令」は、次第にエスカレート。命令に従わなかった者には、罰として死が与えられることがわかり、クラスは恐怖と混乱の渦に巻き込まれていきます。

命令の内容は次第に過激になり、友情や恋愛関係を破壊し、生徒たちを精神的に追い詰めていきます。誰が「王様」なのか、その目的は何なのか。謎が謎を呼ぶ展開と、極限状態での人間の心理描写が秀逸な作品です。シリーズ化もされ、多くの読者を虜にしました。

7位『汝、人狼也？』高橋びすい

ヨーロッパの架空の村を舞台に、村人に扮した人狼を会話の中から見つけ出し、処刑していくテーブルトークRPG「人狼ゲーム」を題材にしたデスゲーム小説です。

プレイヤーたちは、誰が嘘をついているのか、誰を信じるべきかを探り合います。疑心暗鬼の中で行われる心理戦と、ロジカルな推理が本作の最大の魅力。プレイヤーたちの発言の裏を読み、人狼を見つけ出す過程は、まるで自分がゲームに参加しているかのような没入感を味わえます。人狼ゲームのファンはもちろん、頭脳戦が好きな方におすすめの一冊です。

8位『時限病棟』知念実希人

現役医師でもある作家、知念実希人が描く、脱出ゲームと医療ミステリーが融合した異色のデスゲーム小説です。主人公の梓は、目覚めると鉄格子の入った病室にいました。彼女を含め、同じ境遇の5人がピエロの仮面をつけた案内人によって、命がけのリアル脱出ゲームに参加させられます。

病院内に仕掛けられた多種多様なアイテムや暗号、パズルを解き明かしながら、過去にこの病院で起きた死亡事件の真相にも迫っていきます。参加者5人全員が過去の事件に関係していることが判明し、物語はより一層複雑な様相を呈します。ラストに待ち受けるどんでん返しは必見です。

9位『お前たちの中に鬼がいる』梅原涼

山奥のロッジに集められた男女6人。彼らは「鬼」と呼ばれる存在から逃げながら、生き残りをかけて戦うことになります。本作のユニークな点は、6人の中で自由に行動できるのは鍵を持つ1人だけで、残りの5人はそれぞれの部屋に閉じ込められているという特殊な舞台設定です。

限られた状況の中で、プレイヤーたちは協力し、あるいは裏切りながら生き残る道を探ります。誰が味方で誰が敵なのか。閉鎖空間での駆け引きと心理戦が好きな読者にはたまらない一作です。緊張感あふれる展開に、一気読みしてしまうことでしょう。

10位『ドアD』山田悠介

密室に閉じ込められた大学生8人。脱出するには、誰か1人が犠牲となってドアを開けなければなりません。

山田悠介が得意とする、理不尽な状況設定が光る一作です。誰が犠牲になるのか、どうやって決めるのか。極限状態に置かれた人間たちのエゴや葛藤が生々しく描かれています。シンプルなルールだからこそ、人間の本性が浮き彫りになる、心理的な恐怖を味わえる作品です。

11位『生贄のジレンマ』土橋真二郎

ある日、高校の校内にいた生徒全員の携帯電話に、「生贄投票」というアプリが強制的にインストールされます。クラスの中から1人「生贄」を選んで投票し、最も票を集めた生徒が死ぬという残酷なゲームの始まりでした。

もし生贄が選ばれなければ、クラス全員が死ぬ。この究極の選択を迫られた生徒たちは、疑心暗鬼に陥り、クラス内の人間関係は崩壊していきます。いじめ、友情、裏切りといったスクールカーストの問題を絡めながら、人間の醜さと美しさを描いた衝撃作です。シリーズ化もされており、読み応えのある作品です。

12位『アリス殺し』小林泰三

不思議の国のアリスの世界で、登場人物たちが次々と殺されていく。主人公の青年は、現実世界で大学院に通いながら、夢の中では「いかれ帽子屋」として、この連続殺人の謎を追うことになります。夢の世界での死は、現実世界での死を意味するという、ファンタジーとデスゲームが融合したユニークな設定のミステリーです。

犯人は誰なのか、そしてなぜアリスたちが殺されるのか。奇妙で不条理な世界観と、ロジカルな謎解きが見事に融合しています。SFや本格ミステリーが好きな読者におすすめの、独創性あふれる一冊です。

13位『少女庭国』矢部嵩

目が覚めると、少女たちは「庭国」と呼ばれる謎の場所にいました。そこには無数の少女たちがおり、彼女たちは「病気」によって次々と死んでいきます。生き残る方法はただ一つ、他の少女を殺すこと。殺した相手の「寿命」を奪うことで、自分の命を永らえさせることができるのです。

独特の世界観と詩的な文章で描かれる、残酷で美しい物語。少女たちの繊細な心理描写と、閉鎖された世界での絶望的な戦いが読者の心に深く突き刺さります。グロテスクな描写も含まれますが、他にはない読書体験を求める方におすすめの作品です。

14位『ダンガンロンパ/ゼロ』小高和剛

大人気ハイスピード推理アクションゲーム「ダンガンロンパ」シリーズの生みの親である小高和剛自らが執筆した公式ノベライズ作品です。物語は、ゲーム本編の前日譚を描いており、「希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件」の真相に迫ります。

記憶喪失の主人公・音無涼子と、「超高校級の神経学者」である松田夜助を中心に物語は展開します。ゲームをプレイしたファンはもちろん、未プレイの方でも楽しめるように作られていますが、ゲームの世界観を知っているとより深く楽しめるでしょう。シリーズの謎が明かされる、ファン必読の一冊です。

15位『パズル』山田悠介

ある日、進学校の特進クラスが武装集団にジャックされます。犯人たちは、生徒たちに命がけの「ゲーム」を強要。それは、校内に隠されたピースを探し出し、パズルを完成させるというものでした。しかし、ゲームには恐ろしい罠が仕掛けられていました。

学校という日常的な空間が、突如として非日常的なデスゲームの舞台へと変貌する恐怖を描いた作品です。なぜ犯人たちはこのようなゲームを仕掛けたのか、その目的とは。スリリングな展開の中に、現代社会へのメッセージ性も込められた、山田悠介ならではのサスペンス・スリラーです。

16位『マーダーゲーム』アンソニー・ホロヴィッツ

イギリスの孤島に集められた10人の男女。彼らはリアリティ番組の撮影と聞かされていましたが、そこで待ち受けていたのは本物の殺人ゲームでした。参加者たちは、次々と出される課題をクリアしながら、自分たちの中に潜む「殺人鬼」を見つけ出さなければなりません。

「カササギ殺人事件」などで知られるミステリーの巨匠、アンソニー・ホロヴィッツによるデスゲーム小説。巧みな伏線とどんでん返しが満載で、ミステリーファンを唸らせる一作です。海外作品ならではの洗練された雰囲気と、息もつかせぬ展開が魅力です。

17位『リセット』乾くるみ

「イニシエーション・ラブ」で知られる乾くるみが描く、一風変わったデスゲーム小説。人生に絶望した人々が集まるサイト「自殺倶楽部」。そこで知り合った男女は、集団自殺を計画しますが、その裏では彼らを被験者とした恐ろしいゲームが進行していました。

本作は、複数の視点から物語が描かれる構成になっており、読み進めるうちに点と点が繋がり、驚愕の真実が明らかになります。「どんでん返しの名手」の異名を持つ作者ならではの、巧妙な叙述トリックが光る作品です。最後まで読むと、タイトルの「リセット」の意味に戦慄することでしょう。

18位『カウントダウン』新井素子

地球滅亡まであとわずか。そんな終末の世界で、生き残りをかけたゲームに参加させられる若者たちの姿を描いたSFデスゲーム小説です。ゲームの勝者には、地球を脱出できる宇宙船への乗船権が与えられます。

極限状態の中で、登場人物たちは何を考え、どう行動するのか。新井素子ならではの軽妙な文体で描かれるキャラクターたちの会話劇と、シリアスな状況とのギャップが独特の読後感を生み出します。SF設定とデスゲームが見事に融合した、隠れた名作です。

19位『スクエア』古処誠二

四角い部屋に閉じ込められた4人の男女。部屋にはモニターが設置されており、そこから出される指示に従ってゲームを進めていかなければなりません。ゲームに失敗すれば、部屋は少しずつ狭くなっていくという、シンプルながらも息が詰まるような設定です。

なぜ彼らは集められたのか、誰がこのゲームを仕組んだのか。謎が深まる中、閉鎖空間で追い詰められていく4人の心理描写が巧みに描かれています。会話劇を中心に物語が進行し、登場人物たちの過去や人間性が徐々に明らかになっていく過程は、まるで舞台劇を観ているかのようです。静かな緊張感が続く、通好みの心理スリラーです。

おすすめのデスゲーム小説をランキングで読み解き、次の一冊を見つけよう

今回は、スリルと興奮に満ちたデスゲーム小説のおすすめランキングTOP19をご紹介しました。王道のサバイバルものから、ミステリーやSF要素の強いものまで、さまざまなタイプの作品がありましたね。

極限状況に置かれた人間たちの心理や行動を通して、普段は考えないような生と死について深く考えさせられるのも、デスゲーム小説の魅力の一つです。このランキングを参考に、ぜひあなたの心を揺さぶる一冊を見つけて、手に汗握る読書体験を味わってみてください。