皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。
今村昌弘(いまむら まさひろ)さんは、1985年生まれの推理小説家です。 岡山大学医学部保健学科を卒業後、診療放射線技師として働きながら小説を執筆していたという異色の経歴を持っています。
2017年に『屍人荘の殺人』でデビューすると、いきなり「このミステリーがすごい! 2018」で1位に輝くなど、主要なミステリー賞を総なめにし、ミステリー界に衝撃を与えました。 今村さんの作品の最大の魅力は、本格的な謎解きと、奇想天外な特殊設定が見事に融合している点です。
代表作である「剣崎比留子シリーズ」は、刊行順に『屍人荘の殺人』『魔眼の匣の殺人』『兇人邸の殺人』と読み進めるのがおすすめです。 この順番で読むことで、シリーズの壮大な謎を最大限に楽しむことができますよ。
ここからは、今村昌弘さんのおすすめ小説をランキング形式でご紹介します。デビュー作にしてミステリー界を震撼させたあの作品から、人気シリーズ、そして異色のミステリーまで、どれも一気読み必至の傑作ばかりです。
まだ今村作品を読んだことがない方はもちろん、次の一冊を探しているファンの方もぜひ参考にしてください。それでは、早速ランキングを見ていきましょう!
堂々の1位は、今村昌弘さんの衝撃的なデビュー作『屍人荘の殺人』です。 この作品は「このミステリーがすごい!」や「本格ミステリ・ベスト10」などで軒並み1位を獲得し、デビュー作にして国内主要ミステリー賞4冠という快挙を成し遂げました。
物語は、大学のミステリ愛好会に所属する葉村譲と明智恭介、そして謎の美人探偵・剣崎比留子が、山奥のペンションで夏合宿に参加するところから始まります。 しかし、彼らは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、ペンションでの籠城を余儀なくされます。 外部と完全に遮断された状況下で、次々と起こる不可解な連続殺人事件。 クローズド・サークルという王道の設定に、前代未聞の要素が加わったことで、唯一無二のミステリー体験が味わえます。
わたしも初めて読んだ時は、あまりの展開に声が出ちゃったよ!本格ミステリとパニックホラーの融合、最高だね!
ランキング2位は、人気シリーズ第2弾の『魔眼の匣の殺人』です。 前作『屍人荘の殺人』で生き残った葉村譲と剣崎比留子が、事件の背後にある謎の組織「班目機関」を追い、新たな事件に挑みます。
舞台は、予言者と恐れられる老女が住む人里離れた施設「魔眼の匣」。 そこで彼らは「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」という不吉な予言を告げられます。 予言通りに橋が燃え落ち、外界から孤立した中で次々と殺人が起きていくのです。 「予知能力」という超常的な要素を本格ミステリーの謎解きにどう結びつけるのか、その斬新なアイデアに最後まで翻弄されること間違いなしです。
予言と論理のぶつかり合いがたまらないんだよね。わたしもこんな風に先の展開が読めたらいいのになあ。
シリーズ第3弾となる『兇人邸の殺人』が3位にランクインしました。 謎の組織「班目機関」の秘密に迫るため、葉村と比留子は廃墟テーマパークにある不気味な屋敷「兇人邸」へと足を踏み入れます。
彼らを待ち受けていたのは、大鉈を振り回す隻腕の巨人による、圧倒的な恐怖と殺戮でした。 巨人の襲撃から逃げ惑うパニックホラー的な展開に加え、その裏で進行する人間同士の殺人事件の謎。 シリーズ随一のスリルとサスペンスが味わえる、息もつかせぬ一作です。
本作における無機質なまでのシンプルな語り口からは作者の覚悟をひしひしと感じざるを得ない。
4位は、『屍人荘の殺人』に登場した強烈なキャラクター、明智恭介が主人公のスピンオフ短編集です。 物語の時系列は『屍人荘の殺人』の前日譚となっており、今は亡き彼の元気な姿に再び会うことができます。
「神紅のホームズ」を自称する明智が、助手の葉村を振り回しながら、大学内で起こる盗難事件や試験問題の漏洩、さらには自身の泥酔事件といった「日常の謎」に挑む5つの物語が収録されています。 本編の壮大なスケールとは一味違う、軽快でコミカルな学園ミステリーが楽しめ、二人のファンにはたまらない一冊です。
明智先輩、やっぱり最高!本編ではあんなことになっちゃったけど、こうして活躍が読めるのは嬉しいな!
5位は、今村昌弘さん初のノンシリーズ長編となる『でぃすぺる』です。 「ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ」と銘打たれた本作は、これまでの作品とは一味違った魅力にあふれています。
田舎町を舞台に、オカルト好きな小学6年生のユースケと現実主義者のサツキ、そして転校生のミナの3人組が、1年前に起きた未解決殺人事件の真相に迫ります。 調査の鍵となるのは、被害者であるサツキの従姉が残した「町の七不思議」。 子供たちの冒険譚でありながら、大人も唸る本格的な謎解きが繰り広げられます。 そして、その結末は誰もが予想しなかった衝撃的なものでした。
小学生が主人公って新鮮だよね。オカルトとロジック、どっちを信じるか最後までドキドキしちゃった。
ランキングの最後を飾るのは、広瀬すずさんと櫻井翔さんが主演したことでも話題となったドラマ『ネメシス』の小説版です。 今村昌弘さんはこの作品に脚本協力として参加しており、小説版も自ら執筆しています。
物語は、横浜にある探偵事務所「ネメシス」を舞台に、天才すぎる助手の美神アンナと、ポンコツ探偵の風真尚希の凸凹コンビが難事件に挑むというもの。 ドラマの面白さはそのままに、小説ならではの緻密な伏線や心理描写が加わり、より深く物語の世界に没入できます。 ドラマを観た方も、まだ観ていない方も楽しめる、極上のミステリーエンターテインメントです。
ドラマも面白かったけど、小説で読むとまた違った発見があるんだよね。アンナと風真のコンビ、大好き!