皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...
皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。
【2025年最新】松井玲奈の小説おすすめランキングTOP3！全作品を解説
PR
目次
女優から作家へ：松井玲奈が小説で描く世界の魅力とは？
元SKE48のメンバーで、現在は女優として活躍する松井玲奈さん。実は、小説家としても高い評価を得ていることをご存じでしょうか。
2018年に文芸誌『小説すばる』で発表した「拭っても、拭っても」で小説家デビュー。この作品を収録した初の短編集『カモフラージュ』は、第3回日本ど真ん中書店大賞を受賞するなど、その才能は大きな注目を集めています。
松井さんの小説の魅力は、なんといっても日常に潜む狂気や人間の歪んだ感情を巧みに描く点にあります。読後に心がざわつくような、独特の世界観が癖になると評判です。
松井玲奈の小説おすすめランキングTOP3
ここからは、さっそく松井玲奈さんの小説おすすめランキングTOP3をご紹介します。
デビュー作から最新作まで、松井さんならではの魅力が詰まった作品ばかりなので、どれから読もうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
1位『カモフラージュ』
堂々の第1位は、松井玲奈さんのデビュー作にして代表作といえる短編集『カモフラージュ』です。
本作は、恋愛、ホラー、サスペンスなど、バラエティ豊かな6つの物語で構成されています。どの話も、人間の隠された欲望や狂気がじわりと浮かび上がる、独特の不穏な空気が漂っています。
特に「食」をテーマにした描写が多く、物語に一層の生々しさを与えています。「読んだ後にゾクッとする感覚がたまらない」と、多くの読者を虜にしている一冊。松井玲奈さんの世界観に初めて触れる方に、まず手に取ってほしい作品です。
ふくちい日常に潜む違和感が、じわじわ恐怖に変わっていく感覚がたまらない…。読んだ後、しばらく周りの人が信じられなくなったよ。
この本を読む
2位『累々』
第2位は、松井玲奈さん初の連作短編集『累々』です。
恋人に振られた主人公が、その相手がSNSで憧れていたインフルエンサーと付き合い始めたことを知り、彼女に近づいていく物語。SNS時代の承認欲求や嫉妬、自己肯定感の低さといった、現代を生きる私たちの心に突き刺さるテーマが描かれています。
主人公たちの危うい行動にはハラハラさせられますが、そのリアルな心理描写に共感してしまう部分も多いはず。ミステリー要素もあり、ページをめくる手が止まらなくなる一冊です。
ふくちいSNSの光と影がリアルに描かれていて、胸が苦しくなったよ。誰しもが持つ嫉妬や承認欲求に、そっと寄り添ってくれる作品だね。
この本を読む
3位『カット・イン／カット・アウト』
第3位は、3作目の小説集となる『カット・イン／カット・アウト』です。
この作品は、女優である松井さん自身の経験が色濃く反映された、映像・演劇業界を舞台にした物語が多く収録されているのが特徴です。
夢を追いかける人々の葛藤や、華やかな世界の裏側にあるリアルな人間模様が、ビターな筆致で描かれています。デビュー作『カモフラージュ』の不穏さとはまた一味違った、切実で胸に迫る物語が楽しめます。
ふくちい華やかな世界の裏側にある葛藤が、すごくリアルに伝わってきたな。夢を追うことの痛みと輝きを同時に感じられる物語だよ。
この本を読む
小説だけじゃない！松井玲奈のおすすめエッセイ2選
松井玲奈さんの魅力は小説だけにとどまりません。彼女の素顔や考え方に触れられるエッセイも、非常に魅力的です。
ここでは、数あるエッセイの中から特におすすめの2冊を厳選してご紹介します。小説のあの独特な世界観が、どんな視点から生まれてくるのか、そのヒントが見つかるかもしれません。
『ひみつのたべもの』
まずご紹介するのは、初のエッセイ集『ひみつのたべもの』です。
タイトル通り「食」をテーマにした一冊で、メロンパンやうなぎ、かき氷など、様々な食べ物にまつわる思い出やこだわりが、松井さんらしいユニークな視点でつづられています。
小説で見せる少しダークな雰囲気とは打って変わって、チャーミングで親しみやすい人柄が伝わってきます。読めばきっと、松井さんのことがもっと好きになるはず。そして、お腹が空いてくること間違いなしです。
ふくちい食べ物の描写が本当においしそうで、読んでるだけで幸せな気分になるよ！松井さんの食への愛が詰まった、素敵な一冊だね。
この本を読む
『私だけの水槽』
次におすすめするのは、2冊目のエッセイ集『私だけの水槽』です。
このエッセイでは、日常の中で感じたことや考えたことが、より深く、率直な言葉で語られています。趣味のアニメや漫画への熱い愛、仕事への真摯な姿勢など、松井玲奈という一人の人間の思考に触れることができます。
彼女の小説がなぜあれほどまでに人の心を惹きつけるのか、その源泉を垣間見ることができる一冊です。ファンはもちろん、物事を創作するすべての人におすすめしたい内容となっています。
ふくちい松井さんの頭の中をそっと覗いているような感覚になるエッセイだね。彼女の創作の源に触れられて、すごく興味深かったよ。
この本を読む
松井玲奈の小説を読んで新たな読書体験を
ここまで、松井玲奈さんのおすすめ小説とエッセイをご紹介してきましたが、いかがでしたか。
彼女の作品は、人間の心の奥底に隠された感情を巧みに描き出し、私たちに新たな視点を与えてくれます。日常が少し違って見えるような、ゾクッとする読書体験は、一度味わうと癖になるでしょう。
女優として、そして作家として、ますます表現の幅を広げる松井玲奈さん。まだ彼女の作品に触れたことがない方は、ぜひこの機会に手に取ってみてください。きっと、あなたの心を揺さぶる一冊に出会えるはずです。