【2025年最新】住野よるの小説おすすめランキングTOP13

住野よるの小説おすすめランキングTOP13を紹介

住野よるさんは、デビュー作『君の膵臓をたべたい』が累計300万部を超える大ヒットを記録し、一躍人気作家の仲間入りを果たしました。高校時代から執筆活動を始め、もともとは小説投稿サイト「小説家になろう」で活動していました。その作品は、青春の痛みや若者の心の機微を繊細に描き出す作風で知られ、多くの読者の共感を呼んでいます。

この記事では、デビュー作から話題の最新作まで、住野よるさんのおすすめ小説をランキング形式でご紹介します。心温まる物語から、少しビターな青春小説まで、あなたの心に響く一冊がきっと見つかるはずです。

住野よるの小説おすすめランキング

それでは早速、住野よるさんのおすすめ小説ランキングTOP13を見ていきましょう。

デビュー作にして圧倒的な人気を誇るあの作品から、心温まる日常を描いたシリーズ作品、そして少し不思議な恋愛小説まで、多彩なラインナップでお届けします。

1位: 『君の膵臓をたべたい』

堂々の1位は、住野よるさんのデビュー作にして代表作である『君の膵臓をたべたい』です。膵臓の病気で余命わずかな女子高生・山内桜良と、クラスで孤立している「僕」が偶然出会い、一緒に過ごす日々を描いた物語。桜良がつけていた日記帳『共病文庫』を「僕」が拾ったことから、二人の交流が始まります。

衝撃的なタイトルですが、その意味が明かされるラストは多くの読者の涙を誘いました。2016年の本屋大賞で第2位に輝き、実写映画や劇場アニメにもなるなど、社会現象を巻き起こした一冊です。人と関わることの意味や、一日一日を大切に生きることの尊さを教えてくれます。

2位: 『また、同じ夢を見ていた』

2位は、住野よるさんの2作目となる『また、同じ夢を見ていた』です。主人公は、おませな小学生の女の子・小柳奈ノ花。彼女が、手首にたくさんの傷がある「南さん」、格好いい「アバズレさん」、そして優しい「おばあちゃん」といった、年の離れた友人たちとの交流を通して「幸せとは何か」という問いの答えを探していく物語です。

奈ノ花が様々な人と出会い、言葉を交わす中で成長していく姿が描かれています。物語の終盤で明かされる事実に、温かい感動が広がることでしょう。人生や幸せについて深く考えさせられる、心温まる一冊です。

3位: 『青くて痛くて脆い』

3位にランクインしたのは、青春の光と影を鮮烈に描き出した『青くて痛くて脆い』です。大学1年生の田端楓が、理想に燃える秋好寿乃と出会い、二人で秘密結社サークル「モアイ」を立ち上げるところから物語は始まります。しかし、秋好がいなくなった後、サークルは楓の理想とはかけ離れた姿に変貌してしまいます。

楓は、大切な居場所と仲間を取り戻すため、そして変わり果てた「モアイ」を壊すために、ある計画を実行します。青春時代のキラキラした部分だけでなく、人間関係の痛みや自分本位になってしまう心の脆さもリアルに描かれており、多くの読者の共感を呼びました。2020年には吉沢亮さんと杉咲花さんのW主演で実写映画化もされています。

4位: 『よるのばけもの』

4位は、少し不思議な設定が魅力の『よるのばけもの』です。主人公の安達は、夜になると六つの足と八つの目を持つ黒い化け物に変身してしまうという秘密を抱えています。ある夜、化け物の姿で学校に忍び込んだ安達は、クラスでいじめられている同級生の矢野さつきと出会います。

昼間の学校ではいじめを見て見ぬふりをする安達と、夜の学校でだけは心を通わせる二人。「本当の自分とは何か」を問いかける、深く切ない物語です。住野よるさん自身がインタビューで「100人中3人が好きと言ってくれるような作品」と語るほど、挑戦的な一作となっています。

5位: 『か「」く「」し「」ご「」と「』

5位は、特殊な設定が光る青春ミステリー『か「」く「」し「」ご「」と「』です。高校のクラスメイトである5人の男女、ミッキー、ヅカ、える、パラ、京。彼らはそれぞれ、人の感情や状態が「文字」として見えるという特殊な能力を持っています。

ある日、クラスで起きた出来事をきっかけに、5人はそれぞれの能力を使い、隠された真実を探り始めます。人の内面が視覚化されるというユニークな設定を通して、友情や恋、そして思春期ならではの複雑な感情が巧みに描かれています。

6位: 『麦本三歩の好きなもの』

6位は、住野よるさん初のシリーズ作品『麦本三歩の好きなもの』です。主人公は、大学図書館で働く20代の女性、麦本三歩。彼女の何気ない日常と、彼女が愛する「好きなもの」たちが優しく描かれています。

朝寝坊やチーズ蒸しパン、本や漫画など、三歩の好きなものに溢れた日々は、ドラマチックな出来事が起こるわけではありませんが、読む人の心をほっこりと温めてくれます。「自作品の登場人物の誰かになれるとしたら、僕は麦本三歩になりたい」と作者が語るほど、愛すべきキャラクターが魅力の作品です。

7位: 『腹を割ったら血が出るだけさ』

7位は、青春の痛みと複雑な感情を描いた『腹を割ったら血が出るだけさ』です。主人公の女子高生・糸林茜寧は、「愛されたい」と願うあまり、本当の自分を隠して偽りの自分を演じながら日々を過ごしています。彼女の唯一の心の拠り所は、自分そっくりの主人公が登場する小説『少女のマーチ』でした。

そんなある日、茜寧は『少女のマーチ』の登場人物「あい」にそっくりな青年・宇川逢と出会います。この出会いをきっかけに、茜寧の日常は大きく揺れ動いていきます。アイドルやその熱狂的なファン、アンチといった現代的なテーマも織り交ぜながら、自分自身と向き合うことの難しさと大切さを描いた意欲作です。

8位: 『この気持ちもいつか忘れる』

8位には、ロックバンド「THE BACK HORN」とのコラボレーションで生まれた恋愛小説『この気持ちもいつか忘れる』がランクインしました。退屈な日常に絶望していた高校生のカヤが、ある日、目と爪しか見えない異世界の少女・チカと出会うところから物語は始まります。

使われなくなったバス停で真夜中の邂逅を重ねるうち、二人は惹かれ合っていきます。しかし、ある出来事をきっかけに二人は会えなくなってしまいます。小説と音楽が融合した新しい形の作品で、切なくも美しい恋の物語が魂を揺さぶります。

9位: 『恋とそれとあと全部』

9位は、住野よるさんのデビュー10作目となる青春恋愛小説『恋とそれとあと全部』です。主人公は、クラスメイトの「サブレ」に片思いをしている高校生の「めえめえ」。夏休み、自殺した親戚について調べるというサブレの「不謹慎な」旅に、めえめえも同行することになります。

夜行バスで始まる特別な四日間の旅を通して、二人の関係性が少しずつ変化していく様子が丁寧に描かれています。「死」という重いテーマを扱いながらも、恋の甘酸っぱさやドキドキ感が詰まった、胸キュン必須の物語です。本作は第72回小学館児童出版文化賞を受賞しました。

10位: 『麦本三歩の好きなもの 第二集』

10位は、人気シリーズの続編『麦本三歩の好きなもの 第二集』です。主人公は、引き続き図書館勤務の麦本三歩。彼女の愛すべき日常が、前作同様の優しい筆致で描かれています。

特別なことは起こらないけれど、好きなものに囲まれた三歩の毎日は、読む人に小さな幸せと癒やしを与えてくれます。仕事や人間関係で少し疲れた時に読むと、心がふっと軽くなるような一冊です。

11位: 『告白撃』

11位は、2024年5月に発売された『告白撃』です。物語は、三十歳を目前に婚約した主人公の千鶴が、長年自分に想いを寄せている親友の響貴に「告白させて、それを断る」という、とんでもない計画を立てるところから始まります。

響貴が前に進めるように、という願いから始まった「告白大作戦」は、共通の友人・果凛も巻き込み、予想外の展開を見せていきます。大人の男女のこじれた恋と友情を描いた、新しい形のラブコメディです。

12位: 『歪曲済アイラービュ』

12位は、2024年12月に発売予定の『歪曲済アイラービュ』です。まだ詳細は明かされていませんが、これまでの住野よる作品とは一味違った、新たな挑戦が期待される一冊です。

タイトルからして、一筋縄ではいかない物語が展開されそうな予感がします。住野よるファンはもちろん、これまで作品を読んだことがない方も、ぜひ注目してみてください。

13位: 『麦本三歩の好きなもの 第三集』

13位には、人気シリーズの最新刊『麦本三歩の好きなもの 第三集』がランクイン。発売日は2025年6月11日が予定されています。

おっちょこちょいだけど愛すべき主人公・麦本三歩の日常が、さらにパワーアップして描かれることが期待されます。彼女の「好きなもの」リストに、次はどんな素敵なものが加わるのでしょうか。発売を心待ちにしましょう。

住野よるのおすすめ小説を読んでみよう

ここまで、住野よるさんのおすすめ小説をランキング形式でご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

住野さんの作品は、心に響く言葉選びと、登場人物たちのリアルな心の動きが魅力です。どの作品も、読んだ後に大切な何かを心に残してくれます。気になった一冊があれば、ぜひ手に取って、その世界に浸ってみてください。