【2025年最新】サスペンス小説のおすすめランキングTOP49

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ふくちい

皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らし...

皆さま、はじめまして。わたくし、『小説ヨミタイ』編集長の「ふくちい」と申します。夜の森で獲物を見つけるように、わたしの鋭い目で、世に埋もれた素晴らしい物語たちを見つけ出し、皆さまにお届けするのが仕事です。星の数ほどある物語の中から、あなたの心を照らす一編を見つけ出すお手伝いをさせてください。これからどうぞ、よろしくお見知りおきを。

目次

はじめに:心を揺さぶるサスペンス小説の魅力

先の読めない展開にページをめくる手が止まらない、そんな経験はありませんか? サスペンス小説は、私たち読者の心を掴んで離さない、特別な魅力を持った文学ジャンルです。 その最大の魅力は、物語を通して味わう「ハラハラドキドキ」するような緊張感にあります。

サスペンスの語源は「宙吊り」を意味し、その言葉通り、読者の心を不安や緊張感でいっぱいにさせます。 物語の結末がどうなるのか、登場人物は無事なのか、そんな宙吊り状態でページを読み進めるうちに、すっかり物語の世界に没頭してしまうのです。 この記事では、そんな心を揺さぶるサスペンス小説の選び方から、最新のおすすめランキングまで、その魅力を余すことなくお届けします。

サスペンス小説の選び方

一口にサスペンス小説といっても、その種類はさまざまです。 謎解きが中心のミステリー要素が強いものから、人間の狂気を描くサイコサスペンス、未知の存在が恐怖をもたらすホラーサスペンスまで、多岐にわたります。 自分にぴったりの一冊を見つけるためには、どんな点に注目して選べばよいのでしょうか。

この記事では、サスペンス小説を選ぶための3つの切り口をご紹介します。まずは、物語の結末で世界がひっくり返るような「結末の衝撃度」。次に、警察ものや社会派といった「物語のジャンル」。そして、初心者でも安心して楽しめる「映像化された名作」。これらのポイントを参考に、あなたの心を鷲掴みにする一冊を探してみてください。

結末の衝撃度で選ぶ【どんでん返し・イヤミス】

サスペンス小説の醍醐味といえば、なんといっても予想を裏切る結末ではないでしょうか。物語の最後に全ての伏線が回収され、想像もしなかった真実が明らかになる「どんでん返し」は、読者に大きな衝撃と快感を与えてくれます。 それまで信じていた世界がガラガラと崩れ落ちるような感覚は、一度味わうとやみつきになること間違いなしです。

また、後味の悪さに思わず顔をしかめてしまうような物語、「イヤミス」も人気のジャンルです。 人間の心の奥底に潜む悪意や狂気を描き出し、読後になんとも言えない嫌な気持ちを残します。しかし、その独特の魅力に惹きつけられる読者も少なくありません。衝撃的な結末を迎えたい方は、ぜひ「どんでん返し」や「イヤミス」の作品を手に取ってみてください。

物語のジャンルで選ぶ【警察小説・社会派・ホラー】

サスペンス小説は、さまざまなジャンルと掛け合わされることで、さらに多様な魅力を生み出します。例えば、警察組織を舞台に、刑事たちが事件の真相に迫る「警察小説」は、リアルな捜査の描写や、警察内部の人間ドラマが魅力です。

また、現代社会が抱える問題を鋭く描き出す「社会派サスペンス」は、物語を通して社会の矛盾や人間の業を考えさせられます。 一方で、正体不明の殺人鬼や超常的な存在が恐怖をもたらす「ホラーサスペンス」は、人間の本能的な恐怖を刺激し、ページをめくる手が震えるほどのスリルを味わえます。 あなたがどんな世界に没頭したいか、ジャンルを軸に選んでみるのもおすすめです。

初心者向け|まずは映像化された名作から

「サスペンス小説に興味はあるけれど、どれから読めばいいかわからない」という初心者の方には、映像化された名作から入るのがおすすめです。映画やドラマになっている作品は、多くの人に支持されている面白さが保証されているだけでなく、ストーリーや登場人物をイメージしやすいというメリットがあります。

先に映像作品を観てから原作を読むと、物語の理解が深まり、登場人物の心情や伏線などをより細かく味わうことができます。逆に、原作を読んでから映像作品を観れば、物語がどのように表現されるのか、原作との違いなどを楽しむこともできるでしょう。 まずは話題になった映像化作品から、サスペンス小説の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

【2025年最新版】サスペンス小説のおすすめランキングTOP49

ここからは、いよいよサスペンス小説のおすすめランキングをご紹介します。手に汗握る展開が魅力の傑作から、衝撃のどんでん返しが待ち受ける話題作、そして読後に嫌な気持ちになる「イヤミス」の代表作まで、幅広いジャンルの作品を厳選しました。

このランキングを参考に、あなたの心を揺さぶる最高の一冊を見つけてください。ページをめくる手が止まらなくなる、スリリングな読書体験があなたを待っています。

1位『告白』 湊かなえ

告白 湊かなえ 小説
引用:告白

中学校の教室、終業式の日。一人の女性教師による衝撃的な告白から、この物語は幕を開けます。「私の娘は、このクラスの生徒に殺されました」。この一言を皮切りに、事件に関わる登場人物たちの独白形式で、恐ろしい真相が次々と明かされていきます。

本書は、「イヤミス」ブームの火付け役ともいえる作品で、その圧倒的な筆力で読者を物語の世界に引き込みます。人間の心の奥底に潜む悪意や身勝手さが、これでもかと描かれており、読後はなんとも言えない後味の悪さに包まれるでしょう。2009年の本屋大賞を受賞し、映画化もされた不朽の名作です。

ふくちい

「イヤミス」の代表作だね。人間の悪意をここまで克明に描く筆致は、もはや芸術的と言えるだろう。

この本を読む

2位『殺戮にいたる病』 我孫子武丸

殺戮にいたる病 我孫子武丸 小説
引用:Amazon.co.jp: 新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫) 電子書籍: 我孫子武丸: Kindleストア

猟奇的な連続殺人事件を追う元刑事と、永遠の愛を求める殺人鬼。二つの視点から描かれるこの物語は、読者をかつてない混乱と衝撃の渦へと巻き込みます。残虐な描写が続く中で、犯人の異常な心理が克明に語られていきます。

本書の最大の特徴は、巧みに仕掛けられた叙述トリックにあります。読み進めるうちに感じる違和感の正体が、最後の最後で明らかになったとき、あなたもきっと絶叫し、そしてもう一度最初から読み返したくなるはずです。サイコ・サスペンスの傑作として、多くの読者にトラウマと賞賛を与え続けています。

ふくちい

本作における叙述トリックの巧妙さは、読者の認知の脆弱性を的確に突いており、極めて高度な技術を感じざるを得ない。

3位『白夜行』 東野圭吾

白夜行 東野圭吾 小説
引用:白夜行 (集英社文庫) | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon

1973年、大阪で質屋の店主が殺害された。容疑者は次々と浮かぶものの、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りとなります。しかし、被害者の息子・桐原亮司と、容疑者の娘・西本雪穂、二人の少年少女の周りでは、その後も不可解な事件が続いていくのでした。

この物語は、亮司と雪穂の19年間にわたる軌跡を、彼らを取り巻く人々の視点から描いています。二人の間に何があったのか、彼らの関係性は一切語られません。ただ、彼らの周りで起こる事件の断片から、その歪で残酷な愛の形が浮かび上がってきます。読者の想像力を掻き立てる、東野圭吾作品の中でも屈指の名作です。

ふくちい

二人の関係が直接描かれないからこそ、想像が膨らんで切なくなるんだ…。わたし、こういうの弱いです。

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4位『悪の教典』 貴志祐介

悪の教典 貴志祐介 小説
引用:Amazon.co.jp: 悪の教典(上) (文春文庫) 電子書籍: 貴志 祐介: Kindleストア

生徒から絶大な人気を誇り、同僚や保護者からも信頼の厚い高校教師、蓮実聖司。しかし、その完璧な仮面の裏には、共感性や良心の呵責を全く持たない、生まれながらのサイコパス(反社会性パーソナリティ障害)という恐ろしい本性が隠されていました。彼は自らの目的のためなら、躊躇なく他人を操り、そして排除していきます。

物語は、蓮実が引き起こす些細なトラブルから、やがて学校全体を巻き込む血塗られた惨劇へとエスカレートしていきます。その圧倒的な悪意と暴力の描写は、読者に強烈なインパクトと恐怖を与えるでしょう。映画化もされ、大きな話題を呼んだサイコ・ホラーの傑作です。

ふくちい

主人公の行動原理は、徹頭徹尾、自己の利益追求にのみ集約される。そこに一切の情動の介在を許さない描写は、サイコパスという存在の本質を的確に捉えていると言えよう。

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5位『葉桜の季節に君を想うということ』 歌野晶午

葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 小説
引用:Amazon.co.jp: 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) 電子書籍: 歌野 晶午: Kindleストア

フィットネスクラブに通う傍ら、悪徳商法の片棒を担いで日銭を稼ぐフリーターの成瀬。ある日、彼は「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵の久我に、ある女性の調査を依頼されます。しかし、その調査をきっかけに、成瀬は思わぬ事態に巻き込まれていくのでした。

一見すると、少し変わった青春ミステリーのようにも読める本作。しかし、物語の最後に待ち受ける一行で、それまでの全てがひっくり返るという、鮮やかなどんでん返しが仕掛けられています。その衝撃は「叙述トリックの最高傑作」と称されるほど。ミステリー好きなら絶対に読んでおくべき一冊です。

ふくちい

え、え、そういうことだったの!?って絶対になるよ。わたしもまんまと騙されちゃった…。

6位『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介

向日葵の咲かない夏 道尾秀介 小説
引用:Amazon.co.jp: 向日葵の咲かない夏 (新潮文庫) : 秀介, 道尾: 本

夏休み前、一学期の終業式の日。小学校に通うミチオは、欠席した友達のS君の家へプリントを届けに行きます。しかし、そこで彼が見たのは、首を吊って死んでいるS君の姿でした。衝撃的な光景に動転し、警察にも知らせずに逃げ帰ってしまったミチオ。一週間後、彼の前にS君が「生まれ変わった」という蜘蛛の姿で現れます。

S君はミチオに「自分は殺されたんだ」と告げ、犯人を一緒に探してほしいと頼みます。少年たちの奇妙な夏休みの冒険が始まる一方で、物語は不気味で嫌な雰囲気に満ちています。そして、最後に明かされる真相は、読者に強烈な衝撃と後味の悪さをもたらすでしょう。ミステリーとホラーが融合した、道尾秀介の代表作です。

ふくちい

この話、すごく不気味なんだよね…。読み終わった後、しばらく引きずっちゃうタイプのやつだよ。

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7位『そして誰もいなくなった』 アガサ・クリスティー

そして誰もいなくなった アガサ・クリスティー 小説
引用:そして誰もいなくなった (クリスティー文庫) | アガサ・クリスティー, 青木 久惠, 青木久惠 | 英米の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

「インディアン島」と呼ばれる孤島に、互いに面識のない10人の男女が招待されます。しかし、島の主は姿を現さず、彼らを迎えたのは奇妙な童謡の歌詞と、10体のインディアン人形だけでした。やがて、童謡の歌詞になぞらえるように、招待客が一人、また一人と殺されていきます。

電話も無線も通じない、外部から遮断された孤島(クローズド・サークル)で起こる連続殺人。犯人は誰なのか、次は誰が殺されるのか。登場人物たちが疑心暗鬼に陥っていく様は、まさにサスペンスの王道です。ミステリーの女王アガサ・クリスティーが仕掛けた完璧なプロットと衝撃の結末は、時代を超えて多くの読者を魅了し続けています。

ふくちい

ミステリーの古典だけど、今読んでも全然色褪せない面白さだよ。クローズド・サークルのハラハラ感がたまらない!

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8位『方舟』 夕木春央

方舟 夕木春央 小説
引用:Amazon.co.jp: 方舟 : 夕木 春央: 本

大学時代の友人たちと山奥の地下建築を訪れた主人公の柊一。しかし、突如発生した地震によって、彼らは建物の中に閉じ込められてしまいます。さらに、水が流入し始め、一週間後には完全に水没するという絶望的な状況。そんな中、一人が殺害されているのが発見されます。

脱出するには、誰か一人を犠牲にして、残りのメンバーの誰かが救助を呼びに行くしかありません。犯人が誰かわからないまま、命がけのタイムリミットと犯人探しが始まります。極限状態に置かれた人々の心理描写と、二転三転する展開から目が離せません。最後に待ち受けるどんでん返しも必見の、新感覚クローズド・サークルミステリーです。

ふくちい

究極の選択を迫られる状況が、読んでいて本当に苦しい…。でも、ページをめくる手が止まらないんだよね。

9位『連続殺人鬼カエル男』 中山七里

連続殺人鬼カエル男 中山七里 小説
引用:Amazon.co.jp: 連続殺人鬼カエル男 (宝島社文庫) 電子書籍: 中山七里: Kindleストア

埼玉県飯能市で、口にフックをかけられ、高層マンションの13階から吊るされた女性の死体が発見されます。その傍らには、子供が書いたような稚拙な犯行声明文が残されていました。この事件を皮切りに、同じ手口による猟奇的な殺人が次々と発生します。

世間を震撼させる「カエル男」による連続殺人事件。埼玉県警の古手川刑事と渡瀬警部補は、犯人を追いますが、捜査は難航します。グロテスクな描写と、二転三転するスリリングな展開が魅力のサイコ・サスペンスです。そして、物語の最後に待ち受ける衝撃の結末は、多くの読者にトラウマを植え付けました。

ふくちい

本作における犯行態様の異常性は、社会秩序に対する明確な挑戦であり、読者に根源的な恐怖を喚起させる。その結末の是非については、議論の余地があるだろう。

10位『スマホを落としただけなのに』 志駕晃

スマホを落としただけなのに 志駕晃 小説
引用:Amazon.co.jp: スマホを落としただけなのに (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ) : 志駕 晃: 本

主人公の稲葉麻美は、恋人がタクシーの中にスマートフォンを置き忘れたことから、思いもよらない恐怖に巻き込まれていきます。スマホを拾った何者かが、麻美のSNSに不正ログインし、彼女になりすまして投稿を始めたのです。やがて、その魔の手は麻美の個人情報全てに及び、彼女の日常は少しずつ崩壊していきます。

誰の身にも起こりうる、現代ならではのリアルな恐怖を描いた作品です。スマホという個人情報の塊が、いかに危険なものであるかを痛感させられます。SNS社会の闇と、サイバー犯罪の恐怖を描いた本作は、映画化もされて大きな話題となりました。スマホを持つすべての人にとって、他人事ではないサスペンスです。

ふくちい

これ、本当に怖いよ!スマホを落としただけで、こんなことになるなんて…。読んだ後、絶対にパスワード変えたくなるはず。

11位『怒り』 吉田修一

怒り 吉田修一 小説
引用:中公文庫 怒り (上)

八王子で凄惨な夫婦殺人事件が発生。現場には「怒」という血文字が残されていました。犯人は顔を整形し、全国に逃亡を続けています。事件から一年後、千葉の漁港、東京の都心、沖縄の離島という3つの場所に、それぞれ素性の知れない3人の男が現れます。

漁港で働く洋平、都心で暮らす優馬、離島に引っ越してきた泉。彼らは、それぞれが出会った男たちを愛し、信頼を深めていきます。しかし、テレビで公開された犯人のモンタージュ写真を見て、「もしかしたら、愛するあの人が犯人なのでは?」という疑念に苛まれていくのです。「信じること」の難しさを問いかける、重厚な人間ドラマが胸に迫ります。

ふくちい

人を信じるって、こんなに苦しいことなんだって考えさせられるよ。誰が犯人なのか、最後までドキドキしっぱなしだった…。

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12位『火車』 宮部みゆき

火車 宮部みゆき 小説
引用:火車 (新潮文庫) | みゆき, 宮部 |本 | 通販 | Amazon

休職中の刑事、本間俊介は、遠縁の青年から失踪した婚約者・関根彰子の捜索を依頼されます。しかし、彼女の足跡を追ううちに、本間は彰子が全くの別人であったことを突き止めます。彼女は一体誰なのか、そしてなぜ姿を消したのか。謎を追う本間がたどり着いたのは、カード破産という現代社会の闇でした。

多重債務や自己破産といった、バブル崩壊後の日本が抱える社会問題を背景に、一人の女性の壮絶な人生を描き出した社会派ミステリーの金字塔です。緻密な取材に基づいて描かれるカード社会の恐怖は、非常にリアルで説得力があります。山本周五郎賞を受賞した、宮部みゆきの代表作の一つです。

ふくちい

クレジットカードの怖さが身に染みる一冊だよ。ミステリーとしても面白いけど、社会の問題を深く考えさせられるんだ。

13位『ハサミ男』 殊能将之

ハサミ男 殊能将之 小説
引用:ハサミ男 (講談社文庫 し 68-1) | 殊能 将之 |本 | 通販 | Amazon

美しい黒髪の女子高生ばかりを狙い、喉をハサミで突き刺して殺害する連続猟奇殺人犯「ハサミ男」。彼は次のターゲットとして、新たな獲物を見つけ出します。しかし、いざ犯行に及ぼうとした矢先、そのターゲットが何者かによって自分と同じ手口で殺害されているのを発見します。

自分の手口を真似た模倣犯の存在を許せないハサミ男は、自らが犯人だと疑われないようにしながら、真犯人を探し出すという奇妙な事態に陥ります。殺人鬼の視点から事件の謎を追うという斬新な設定と、巧みに張り巡らされた伏線、そして衝撃の結末。ミステリーファンから絶大な支持を得ている傑作です。

ふくちい

殺人鬼が探偵役になるなんて、設定がすごすぎるよね!最後の最後まで、完全に騙されたよ…。

14位『さまよう刃』 東野圭吾

さまよう刃 東野圭吾 小説
引用:Amazon.co.jp: さまよう刃 (角川文庫) : 東野 圭吾: 本

男手一つで育ててきた中学生の娘・絵摩を、惨たらしい暴行の末に殺害された父・長峰重樹。悲しみに暮れる彼のもとに、犯人の名と居場所を告げる一本の密告電話がかかってきます。警察の捜査が進まない中、長峰は自らの手で犯人への復讐を果たすため、行動を開始します。

被害者遺族が加害者となり、警察に追われる立場になるという皮肉な状況。果たして、彼の復讐は正義なのか、それとも悪なのか。少年犯罪や被害者遺族の苦悩といった重いテーマを扱いながら、読者に「法とは何か」「正義とは何か」を鋭く問いかけます。感情を揺さぶられる、社会派サスペンスの傑作です。

ふくちい

お父さんの気持ちを考えると、本当に胸が張り裂けそうになる…。正義って何なのか、すごく考えさせられる物語だよ。

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15位『リバース』 湊かなえ

リバース 湊かなえ 小説
引用:リバース (講談社文庫 み 67-1) | 湊 かなえ |本 | 通販 | Amazon

平凡なサラリーマンの深瀬和久。彼の唯一の取り柄は、美味しいコーヒーを淹れることでした。そんな彼の人生に、越智美穂子という恋人ができます。しかし、彼女のもとに「深瀬和久は人殺しだ」という告発文が届いたことから、彼の平穏な日常は崩れ始めます。

物語は、深瀬がひた隠しにしてきた10年前の「事件」の真相を、関係者たちの証言から少しずつ明らかにしていく構成になっています。湊かなえ作品ならではの、人間の心の奥底にある嫉妬や後悔、罪悪感といった感情が巧みに描かれています。タイトルの「リバース」が意味するものとは何なのか。最後まで読むと、その本当の意味に気づき、胸を締め付けられるでしょう。

ふくちい

湊かなえさんの作品は、人間の嫌な部分を描くのが本当にうまいよね。読み終わった後に、タイトルの意味が分かってゾッとしたよ。

16位『爆弾』 呉勝浩

爆弾 呉勝浩 小説
引用:Amazon.co.jp: 爆弾 : 呉 勝浩: 本

東京・渋谷のスクランブル交差点で爆発事件が発生。容疑者として確保されたのは、スズキタゴサクと名乗る初老の男でした。彼は、都内に複数の爆弾を仕掛けたと告げ、警察との交渉を開始します。彼の要求は、テレビ番組で首相と公開討論を行うこと。さもなければ、次の爆弾が爆発するというのです。

この作品は、爆弾魔と警察の緊迫したやり取りが、ほぼ会話文のみで構成されているのが特徴です。スズキタゴサクの巧みな話術によって、警察官たちが少しずつ翻弄され、追い詰められていく様は圧巻。圧倒的な臨場感とスピード感で、読者を一気に物語の世界へ引き込みます。2023年の本屋大賞で2位に輝いた、注目のサスペンスです。

ふくちい

ほとんど会話だけで進むのに、めちゃくちゃ面白いんだ!おじいさんのペースに警察が巻き込まれていくのが、読んでてハラハラするよ。

17位『Nのために』 湊かなえ

Nのために 湊かなえ 小説
引用:Nのために [書籍]

超高層マンションの一室で、野口貴弘・奈央子夫妻の変死体が発見されます。現場に居合わせたのは、大学生の杉下希美、成瀬慎司、安藤望、西崎真人の4人。西崎が自供したことで事件は解決したかのように見えましたが、10年後、元警察官の高野は事件の真相に疑問を抱き、独自に調査を始めます。

物語は、登場人物たちのイニシャルに共通する「N」を軸に、彼らの過去と現在が交錯しながら進んでいきます。瀬戸内海の美しい島で育った彼らが、それぞれが抱える「N」への想いを守るために、どのように事件に関わっていったのか。湊かなえが得意とする、複数の視点から一つの事件を多角的に描く手法で、切ない真実が浮かび上がってきます。

ふくちい

みんなが誰かのために行動してるのが、すごく切ないんだよね…。それぞれの「N」を思う気持ちに、胸がぎゅっとなるよ。

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18位『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ

イニシエーション・ラブ 乾くるみ 小説
引用:イニシエーション・ラブ [書籍]

1980年代後半の静岡と東京を舞台に、大学生の「僕」と歯科助手の「マユ」の恋愛模様を描いた物語。合コンで出会った二人が、次第に惹かれ合い、恋に落ちていく様子が瑞々しく綴られます。しかし、「僕」が東京の会社に就職し、遠距離恋愛が始まったことから、二人の関係は少しずつ変化していきます。

一見すると甘酸っぱい青春恋愛小説ですが、この作品の本当の恐ろしさは、最後の2行で全てが覆されることにあります。巧みに仕掛けられた叙述トリックに、読者は必ず「え!?」と声を上げ、もう一度最初から読み返したくなるはずです。「必ず二回読みたくなる」というキャッチコピーで話題となり、映画化もされたミステリー史に残る傑作です。

ふくちい

完全に恋愛小説だと思って読んでたから、最後の衝撃がすごかった!わたし、見事に騙されちゃったよ…。

19位『medium 霊媒探偵城塚翡翠』 相沢沙呼

medium 霊媒探偵城塚翡翠 相沢沙呼 小説
引用:medium 霊媒探偵城塚翡翠 [電子書籍]

死者の魂を降ろし、その言葉を伝えることができる霊媒師・城塚翡翠。彼女は、その特殊な能力を使い、論理的な推理を得意とする推理作家・香月史郎と共に、数々の難事件に挑んでいきます。しかし、霊媒で犯人がわかっても、それを証拠として警察に提示することはできません。

そこで、香月が翡翠の得たヒントをもとに、論理的に推理を組み立て、犯人を追い詰めていくというスタイルで物語は進みます。特殊設定ミステリーと本格ミステリーが融合した本作の最大の見どころは、全ての前提が覆る衝撃の結末です。「このミステリーがすごい!」で第1位に輝くなど、数々のミステリーランキングを総なめにした話題作です。

ふくちい

翡翠ちゃんが本当にかわいいんだ!でも、ただのキャラミスじゃないんだよね。最後のどんでん返しには、あっと驚かされたよ!

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20位『ジェノサイド』 高野和明

ジェノサイド 高野和明 小説
引用:ジェノサイド | 高野 和明 |本 | 通販 | Amazon

元傭兵のイエーガーは、難病の息子を救うため、法外な報酬の極秘任務を引き受けます。それは、アフリカのコンゴで発生した未知のウイルスを調査し、感染者を抹殺するというものでした。一方、日本の大学院生・古賀研人は、亡き父から送られてきた謎のメールをきっかけに、人類の進化に関わる壮大な謎に迫っていきます。

アフリカでの戦闘と、日本での謎解き。全く無関係に見えた二つの物語が、やがて一つに収束していく様は圧巻です。人類の存亡をかけた壮大なスケールで描かれる、エンターテインメント超大作。手に汗握るアクションシーンと、知的好奇心をくすぐる科学的な謎解きが融合した、読み応え抜群の一冊です。

ふくちい

スケールが大きくて、まるで映画を観ているみたいだったよ!ハラハラドキドキの展開に、ページをめくる手が止まらなかった!

21位『ユリゴコロ』 沼田まほかる

ユリゴコロ 沼田まほかる 小説
引用:Amazon.co.jp: ユリゴコロ (双葉文庫) 電子書籍: 沼田まほかる: Kindleストア

実家の押し入れで、一冊のノートを見つけた亮介。それは、美紗子と名乗る女性が、自らの殺人歴を綴った手記でした。人を殺めることでしか、自分の心の拠り所を見つけられなかったという美紗子。彼女の衝撃的な告白に、亮介は戸惑いながらも、その手記に引き込まれていきます。

この物語は、「人の死」を心の拠り所(ユリゴコロ)として生きるしかなかった女性の、悲しくも壮絶な人生を描いています。グロテスクな描写の中に垣間見える、彼女の純粋さや切なさが、読者の胸を締め付けます。そして、物語の最後に明かされる衝撃の事実は、あなたに深い感動と戦慄を与えるでしょう。大藪春彦賞を受賞し、映画化もされた傑作です。

ふくちい

「イヤミス」の女王、沼田まほかるさんの代表作だね。ただ怖いだけじゃなくて、すごく切ない物語なんだ。

22位『グラスホッパー』 伊坂幸太郎

グラスホッパー 伊坂幸太郎 小説
引用:伊坂幸太郎「グラスホッパー」角川文庫

元中学校教師の鈴木は、ひき逃げで妻を殺した犯人に復讐するため、裏社会の組織に潜入します。しかし、あと一歩のところで、犯人は「押し屋」と呼ばれる殺し屋によって殺されてしまいました。復讐の相手を失った鈴木は、個性的な殺し屋たちが暗躍する、非情な裏社会の抗争に巻き込まれていきます。

自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ使いの若き殺し屋「蝉」、そして主人公の鈴木。三人の視点が交錯しながら、物語は疾走感たっぷりに展開していきます。伊坂幸太郎作品ならではの、軽快な会話劇と伏線回収の鮮やかさが光る、エンターテインメント性の高いサスペンス小説です。

ふくちい

殺し屋がいっぱい出てくるけど、どこかコミカルで読みやすいんだ。伏線が回収されていくのが、すごく気持ちいいよ!

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23位『OUT』 桐野夏生

OUT 桐野夏生 小説
引用:Amazon.co.jp: OUT : 桐野 夏生: 本

深夜の弁当工場で働く、4人の主婦たち。リーダー格の雅子、借金に追われるヨシエ、見栄っ張りの邦子、そしてフィリピン人のクン。彼女たちはそれぞれに問題を抱え、追い詰められた日々を送っていました。そんなある日、邦子が夫を衝動的に殺害してしまいます。

雅子たちの協力で、死体の解体と遺棄は完了したかのように見えました。しかし、この事件をきっかけに、平凡な主婦たちの日常は、予測不能な狂気の世界へと転がり落ちていきます。人間の心の奥底に潜む欲望や悪意を、容赦なく描き出した本作は、日本推理作家協会賞を受賞し、海外でも高く評価されました。

ふくちい

普通の主婦たちが、どんどん追い詰められていく様子が本当にリアルで怖いんだ。人間の怖さを描いた作品だね。

24位『屍人荘の殺人』 今村昌弘

屍人荘の殺人 今村昌弘 小説
引用:屍人荘の殺人 (創元推理文庫) | 今村 昌弘 |本 | 通販 | Amazon

神紅大学のミステリ愛好会に所属する葉村譲と、会長の明智恭介。彼らは、同じ大学の美人探偵・剣崎比留子に誘われ、夏合宿に参加することになります。合宿の舞台は、いわくつきのペンション「紫湛荘」。しかし、そこで彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する異常事態でした。

この作品は、本格ミステリーに前代未聞の要素を融合させたことで、大きな話題を呼びました。クローズド・サークルという古典的な設定の中で、次々と起こる不可解な連続殺人。ロジカルな謎解きと、予測不能な展開が見事に融合した、新時代のミステリーです。「このミステリーがすごい!」など、国内の主要ミステリー賞で4冠を達成しました。

ふくちい

ミステリーとアレが合体するなんて、誰が想像したかな!?すごく斬新で、一気に読んじゃったよ!

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25位『盤上の向日葵』 柚月裕子

盤上の向日葵 柚月裕子 小説
引用:Amazon.co.jp: 盤上の向日葵 : 柚月 裕子: 本

平成6年、埼玉県の山中から白骨死体が発見されます。遺体の傍らには、名匠が作ったとされる将棋の駒が残されていました。この事件を追うベテラン刑事の石破と、若手刑事の佐野。一方、物語は昭和の時代へと遡り、一人の天才将棋棋士・上条桂介の壮絶な半生が描かれていきます。

過去と現在、二つの時間軸が交錯しながら、事件の真相と、将棋に人生を捧げた男たちの熱いドラマが明らかになっていきます。将棋の世界の厳しさと、その中で生まれる師弟の絆やライバルとの友情。ミステリーとしてだけでなく、人間ドラマとしても非常に読み応えのある作品です。2018年の本屋大賞で2位に選ばれました。

ふくちい

将棋がわからなくても、すごく感動するよ。男たちの生き様が、とにかくカッコいいんだ…。

26位『教場』 長岡弘樹

教場 長岡弘樹 小説
引用:Amazon.co.jp: 教場 (小学館文庫 な 17-2) : 長岡 弘樹: 本

警察官を目指す若者たちが集う、警察学校。そこは、厳しい規律と訓練が支配する、まさに「篩(ふるい)」のような場所です。冷徹で謎めいた教官・風間公親は、生徒たちの些細な嘘や隠し事を見抜き、適性のない者を容赦なく退校させていきます。

この小説は、警察学校という特殊な密室空間を舞台にした、連作短編集です。各章で、異なる生徒が抱える問題や秘密が、風間教官によって暴かれていきます。極限状態の中で浮き彫りになる人間の本性や、若者たちの葛藤がリアルに描かれています。ドラマ化もされた、人気の警察学校ミステリーです。

ふくちい

風間教官が、めちゃくちゃ怖いけどカッコいいんだよね。生徒たちが成長していく姿に、思わず応援したくなっちゃうよ。

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27位『去年の冬、きみと別れ』 中村文則

去年の冬、きみと別れ 中村文則 小説
引用:去年の冬、きみと別れ | 中村 文則 |本 | 通販 | Amazon

新進気鋭のルポライターである「僕」は、ある猟奇殺人事件の容疑者で、天才カメラマンの木原坂雄大に取材を申し込みます。彼の狙いは、事件の真相を暴き、その過程を本にすること。しかし、木原坂との面会を重ねるうちに、「僕」は彼の巧みな罠に絡めとられ、次第に深みにはまっていきます。

純文学の旗手として知られる中村文則が、初めて本格的なサスペンスに挑んだ意欲作。人間の心の闇や、芸術と狂気の境界線といったテーマを扱いながら、物語は二転三転し、予測不能な結末へと突き進みます。巧みに張り巡らされた伏線と、最後に明かされる驚愕の真実。その構成力は高く評価され、映画化もされました。

ふくちい

どこまでが本当で、どこからが罠なのか…。読んでるこっちまで、だんだん混乱してくるんだ。最後のどんでん返しは必見だよ!

28位『贖罪』 湊かなえ

贖罪 湊かなえ 小説
引用:Amazon.co.jp: 贖罪 (双葉文庫) : 湊 かなえ: 本

のどかな田舎町で、一人の少女エミリが殺害されます。事件の直前まで彼女と一緒にいた4人の同級生は、犯人の顔を目撃していました。しかし、なぜかその顔を思い出すことができず、事件は迷宮入りとなってしまいます。悲しみに暮れるエミリの母は、4人の少女たちに「犯人を見つけなさい。それができないのなら、私が納得できるような償いをしなさい」と告げます。

この言葉が呪いとなり、4人の少女たちの人生に暗い影を落としていきます。物語は、事件から15年後、それぞれが背負った「贖罪」の物語を、一人ずつの視点で描く連作形式で進みます。湊かなえならではの、人間の罪と赦しを問う、重厚なイヤミス作品です。

ふくちい

お母さんの言葉が、ずっと心に突き刺さるんだよね…。女の子たちの人生が、どんどん狂っていくのが読んでいて辛いよ。

29位『凍りのくじら』 辻村深月

凍りのくじら 辻村深月 小説
引用:凍りのくじら [書籍]

少し不思議なSF(すこし・ふしぎ)な世界を描く漫画家、藤子・F・不二雄を敬愛する女子高生の芦沢理帆子。彼女は、写真家の父と二人で暮らしていますが、ある日、父が失踪してしまいます。父の行方を追う中で、理帆子は自分や家族が抱える問題、そして「ドラえもん」がいない現実と向き合うことになります。

物語の随所に散りばめられた藤子・F・不二雄作品へのオマージュが、読者の心をくすぐります。一見、青春小説のようですが、家族の秘密や心の傷といった、サスペンスフルな要素も巧みに織り込まれています。辻村深月の初期の代表作であり、青春の痛みと希望を描いた感動的な物語です。

ふくちい

ドラえもん好きにはたまらない一冊だよ!ミステリー要素もあるけど、読み終わった後は、心が温かくなるんだ。

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30位『ストロベリーナイト』 誉田哲也

ストロベリーナイト 誉田哲也 小説
引用:ストロベリーナイト [書籍]

警視庁捜査一課の主任で、唯一の女性班長である姫川玲子。彼女は、過去のトラウマを抱えながらも、その鋭い直感と行動力で数々の難事件に挑んでいきます。物語は、公園の池で発見された、ビニールシートに包まれた惨殺死体の捜査から始まります。

リアルな警察組織の描写と、スピーディーでスリリングな事件展開が魅力の警察小説です。個性豊かな姫川班の刑事たちとのチームワークや、警察内部の権力争いなども描かれ、重厚な人間ドラマも楽しめます。ドラマ・映画化もされた大人気シリーズの第一作です。

ふくちい

姫川主任が、とにかくカッコいいんだ!ハラハラドキドキの展開で、一気に読んじゃうこと間違いなしだよ。

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31位『希望の糸』 東野圭吾

希望の糸 東野圭吾 小説
引用:Amazon.co.jp: 希望の糸 (講談社文庫) : 東野 圭吾: 本

東京・日本橋で、一人の女性が殺害されます。捜査線上に浮かんだのは、人気作家の娘でした。事件の捜査を担当するのは、警視庁捜査一課の刑事・加賀恭一郎。彼は、事件の関係者たちの些細な嘘や心の揺れを見抜き、複雑に絡み合った人間関係の謎を解き明かしていきます。

この作品は、東野圭吾の人気シリーズ「加賀恭一郎シリーズ」の一作です。事件の謎解きだけでなく、登場人物たちの家族への想いや、人と人との絆が丁寧に描かれており、ミステリーでありながら深い感動を呼びます。「希望の糸」というタイトルに込められた意味が、最後に明らかになったとき、温かい涙が流れるでしょう。

ふくちい

事件は悲しいけど、読み終わった後に心が温かくなるんだ。加賀さんの優しさが、本当に心に沁みるよ…。

32位『嗤う淑女』 中山七里

嗤う淑女 中山七里 小説
引用:Amazon.co.jp: 嗤う淑女 (実業之日本社文庫) : 中山 七里: 本

野々宮恭子は、多くの人々から「淑女」と慕われる、美しく聡明な女性です。しかし、彼女に相談を持ちかけた人々は、なぜか次々と不幸な事件に見舞われ、破滅していきます。彼女は、人の心の隙間に入り込み、巧みな話術で相手を操る恐ろしい毒婦だったのです。

物語は、恭子によって人生を狂わされた人々の視点から、彼女の異常な本性を描いていきます。彼女は直接手を下すことなく、言葉巧みに相手を誘導し、破滅へと導きます。その手口は悪魔的で、読んでいるうちに背筋が寒くなるでしょう。後味の悪さが癖になる、ダークなサスペンスです。

ふくちい

この女の人、本当に怖いんだよ…。言葉だけで人をここまで操れるなんて、信じられない。まさに「イヤミス」だね。

33位『AX アックス』 伊坂幸太郎

AX アックス 伊坂幸太郎 小説
引用:AX アックス [書籍]

兜(かぶと)は、文房具メーカーに勤める、ごく普通のサラリーマン。しかし、彼の裏の顔は、「恐妻家」で「超一流」の殺し屋でした。妻には頭が上がらず、息子の反抗期に悩むという、どこにでもいそうな父親が、ひとたび仕事となれば、驚異的な身体能力と冷静な判断力でターゲットを仕留めていきます。

伊坂幸太郎の人気シリーズ「殺し屋シリーズ」の一作で、コミカルな日常と、ハードボイルドな裏稼業のギャップが魅力です。家族を思う父親の姿と、非情な殺し屋の姿。二つの顔を持つ男の葛藤と活躍を描いた、スタイリッシュで心温まるサスペンスです。

ふくちい

殺し屋なのに、奥さんに頭が上がらないっていう設定が面白いよね!アクションもカッコいいし、家族愛にほっこりもするんだ。

34位『六人の嘘つきな大学生』 浅倉秋成

六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成 小説
引用:Amazon.co.jp: 六人の嘘つきな大学生 (角川文庫) : 浅倉 秋成: 本

成長著しいIT企業の最終選考に残った、6人の就活生。彼らに与えられた課題は、一カ月後の最終面接までに、6人で協力して最高のグループディスカッションを作り上げるというものでした。しかし、本番直前、課題の変更が告げられます。それは、「6人の中から、一人の内定者を決める」というものでした。

協力関係にあったはずの6人は、突如としてライバルとなり、互いの評価を落とすための探り合いを始めます。SNSや履歴書に隠された嘘や秘密が、次々と暴露されていく様は、まさに密室での心理戦。二転三転する展開と、最後に明かされる衝撃の真実。就職活動というリアルな舞台設定が、物語の緊張感を一層高めています。

ふくちい

就活の裏側って、こんなにドロドロしてるの!?って怖くなっちゃうよ。誰が嘘をついているのか、最後まで目が離せない!

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35位『満願』 米澤穂信

満願 米澤穂信 小説
引用:満願 [書籍]

この作品は、人間の心の奥底に潜む闇や業をテーマにした、6つの短編が収められています。表題作の「満願」では、ある殺人事件の裁判で、被告人の女性が語る「願い」の本当の意味が、読者に衝撃を与えます。どの話も、読後にぞっとするような後味の悪さを残す「イヤミス」の傑作です。

ミステリーとしての完成度が非常に高く、山本周五郎賞をはじめ、数々の文学賞を受賞しました。短い物語の中に、巧みな伏線と鮮やかな結末が凝縮されており、米澤穂信の筆力の高さを感じさせます。一話読むごとに、人間の持つ複雑さや恐ろしさに、ため息が出ることでしょう。

ふくちい

短編なのに、どの話もすごく読み応えがあるんだ。特に表題作の結末は、本当にゾッとしたよ…。

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36位『理由』 宮部みゆき

理由 宮部みゆき 小説
引用:理由 (朝日文庫 み 19-1) | 宮部 みゆき |本 | 通販 | Amazon

東京の超高層マンションで、男女4人の惨殺死体が発見されます。しかし、被害者とみられていた家族は、全く別の場所で無事に保護されていました。では、殺された4人は一体誰なのか。そして、なぜこの部屋で殺されなければならなかったのか。

この小説の最大の特徴は、事件の関係者たちのインタビューや証言を積み重ねることで、物語が進んでいくドキュメンタリー形式の構成です。様々な人々の視点から、事件の背景にある現代社会の闇や、家族の問題が少しずつ浮かび上がってきます。直木賞を受賞した、宮部みゆきの社会派ミステリーの代表作です。

ふくちい

たくさんの人の話から、少しずつ事件の全体像が見えてくるのが面白いんだ。まるでドキュメンタリー番組を観ているみたいだよ。

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37位『カラスの親指』 道尾秀介

カラスの親指 道尾秀介 小説
引用:Amazon.co.jp: カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫) 電子書籍: 道尾秀介: Kindleストア

過去の失敗から、裏社会に生きるしかなかった詐欺師のタケとテツ。ある日、彼らのもとに、一人の少女とその姉、そして猫が転がり込んできます。ひょんなことから始まった奇妙な共同生活。しかし、彼らの背後には、非情なヤクザの影が迫っていました。

タケとテツは、大切な仲間たちを守るため、人生を賭けた一世一代の大勝負に挑むことを決意します。コミカルな会話と、スリリングな展開が魅力のコンゲーム小説(詐欺師を主人公にした物語)です。しかし、物語の最後には、温かい感動と、切ない真実が待ち受けています。日本推理作家協会賞を受賞した、道尾秀介の傑作です。

ふくちい

詐欺師たちの話だけど、すごく温かい気持ちになるんだ。最後のどんでん返しには、驚きと感動で涙が出ちゃったよ。

38位『幻夜』 東野圭吾

幻夜 東野圭吾 小説
引用:幻夜 [書籍]

阪神淡路大震災の混乱の中、父親を殺してしまった水原雅也。絶望の淵にいた彼を救ったのは、新海美冬と名乗る、謎めいた美女でした。彼女の助けで東京へ逃げた雅也は、美冬の恐るべき野望を実現するため、彼女の指示通りに犯罪に手を染めていきます。

美冬は、雅也を愛しているのか、それとも利用しているだけなのか。彼女の本当の目的は何なのか。謎が謎を呼ぶ展開に、ページをめくる手が止まりません。この作品は、『白夜行』の続編ともいわれ、悪女の魅力と恐怖を存分に味わうことができます。東野圭吾が描く、ダークで危険なサスペンスです。

ふくちい

美冬っていう女の人が、本当に怖くて美しいんだ…。彼女の魅力に、主人公と一緒で逆らえなくなっちゃうよ。

39位『愚行録』 貫井徳郎

愚行録 貫井徳郎 小説
引用:Amazon.co.jp: 愚行録 : 貫井 徳郎: 本

週刊誌の記者である田中は、一年前に起こった一家惨殺事件の真相を探るため、被害者夫婦の関係者たちに取材を始めます。誰もが羨むエリートサラリーマンの夫と、美しい妻。理想の夫婦に見えた彼らでしたが、関係者の証言から、その完璧なイメージとはかけ離れた、衝撃的な素顔が次々と明らかになっていきます。

人間の嫉妬や見栄、エゴといった醜い部分を、インタビュー形式で容赦なく暴き出していく本作。登場人物たちの愚かな言動の記録(愚行録)を読み進めるうちに、読者は人間の本質的な嫌らしさを見せつけられます。そして、最後に明かされる事件の真相は、まさに悪夢そのもの。強烈な後味の悪さを残す、イヤミスの傑作です。

ふくちい

人間の嫌なところが、これでもかってくらい描かれてるんだ。読み終わった後、どっと疲れちゃうけど、それが癖になるんだよね。

40位『模倣犯』 宮部みゆき

模倣犯 宮部みゆき 小説
引用:模倣犯1 (新潮文庫) | 宮部 みゆき |本 | 通販 | Amazon

東京の下町で、若い女性の右腕とショルダーバッグが発見されます。これは、世間を震撼させる連続誘拐殺人事件の始まりに過ぎませんでした。犯人は、テレビ局に声明文を送りつけ、劇場型犯罪で世間を挑発し続けます。警察、マスコミ、被害者家族、そして犯人。様々な視点から、事件の全貌が壮大なスケールで描かれていきます。

宮部みゆきが構想に15年、執筆に5年をかけたという超大作。緻密なプロットと、圧倒的な筆力で、読者を物語の世界に引き込みます。人間の心の闇や、現代社会が抱える問題を鋭く描き出した、社会派ミステリーの金字塔です。毎日出版文化賞特別賞を受賞しました。

ふくちい

すごく長い話だけど、面白くて一気に読んじゃうよ。たくさんの登場人物の視点から事件が描かれるから、臨場感がすごいんだ。

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41位『慟哭』 貫井徳郎

慟哭 貫井徳郎 小説
引用:Amazon.co.jp: 慟哭 (創元推理文庫) 電子書籍: 貫井 徳郎: Kindleストア

連続する若い女性の誘拐殺人事件。犯人は、身代金を奪った後、人質を惨殺するという残虐な手口を繰り返していました。この事件を追う警視庁捜査一課の刑事たちの苦闘。一方で、物語は、子供を産み、育てることに悩む一人の男のモノローグが挿入されながら進んでいきます。

一見、無関係に見える二つの物語。しかし、それらが交錯したとき、読者は想像を絶する衝撃の真実を目の当たりにします。巧みに仕掛けられた叙述トリックと、人間の心の闇を抉り出すような重厚なテーマ。ミステリーファンから「伝説の傑作」として語り継がれる、衝撃的な一冊です。

ふくちい

これは…本当に衝撃的だったよ。最後の最後まで、全く気づかなかった。読んだ後、しばらく放心状態になっちゃうかも。

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42位『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎

ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎 小説
引用:ゴールデンスランバー [書籍]

仙台で宅配便の運転手として働く青柳雅春。ある日、彼は旧友から「お前は首相暗殺の犯人にされる。早く逃げろ」と、謎の警告を受けます。その直後、本当に首相が暗殺され、青柳は身に覚えのない罪で、巨大な権力から追われることになります。警察やマスコミによって、彼はどんどん犯人として仕立て上げられていきます。

絶体絶命の状況の中、青柳はかつての友人や、見知らぬ人々の助けを借りながら、必死の逃亡劇を繰り広げます。伊坂幸太郎ならではの、軽快なユーモアと伏線回収の鮮やかさが光る、エンターテインメント小説です。人間の善意や信頼といったテーマが、温かい感動を呼びます。本屋大賞、山本周五郎賞を受賞しました。

ふくちい

ハラハラドキドキの逃亡劇だけど、不思議と暗い気持ちにならないんだ。人の優しさに触れて、最後は元気をもらえるよ!

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43位『何者』 朝井リョウ

何者 朝井リョウ 小説
引用:Amazon.co.jp: 何者 : リョウ, 朝井: 本

就職活動を目前に控えた5人の大学生。彼らは、対策本部と称して一つの部屋に集まり、情報交換をしながら就活戦線を乗り切ろうとします。SNSで互いの状況を報告し、励まし合う日々。しかし、内定の当落が見え始めるにつれて、彼らの関係性は少しずつ歪み、隠された本性が露わになっていきます。

SNS時代の若者たちのリアルな心理を、鋭い観察眼で描き出した本作。誰もが「何者」かになりたいと願い、もがく姿は、読んでいて胸が痛くなるほどです。ミステリーやサスペンスの要素を含みながら、現代社会を生きる若者たちの自意識やコミュニケーションのあり方を問いかけます。直木賞を受賞した、朝井リョウの代表作です。

ふくちい

就活のリアルな感じが、読んでてすごく苦しくなる…。SNSの裏側とか、人間の見栄とか、グサグサ心に刺さるよ。

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44位『アヒルと鴨のコインロッカー』 伊坂幸太郎

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎 小説
引用:アヒルと鴨のコインロッカー [書籍]

大学進学のために仙台へ引っ越してきた椎名。アパートの隣に住む、河崎と名乗る奇妙な男から、いきなり「一緒に本屋を襲撃しないか」と誘われます。彼の目的は、広辞苑を盗むこと。断りきれずに手伝うことになった椎名ですが、この出来事をきっかけに、過去に起こったある切ない物語に巻き込まれていきます。

伊坂幸太郎作品の魅力である、巧みな伏線と時間軸の交差が存分に楽しめる一冊です。物語の冒頭に散りばめられた謎が、最後に一つにつながったとき、タイトルの本当の意味が明らかになり、胸を締め付けられるような感動に包まれます。ミステリーでありながら、青春の痛みと輝きを描いた傑作です。

ふくちい

最初は不思議な話だなって思うんだけど、全部わかった時に涙が止まらなくなるんだ。タイトルの意味を知って、もう一度読み返したくなるよ。

45位『紙の月』 角田光代

紙の月 角田光代 小説
引用:Amazon.co.jp: 紙の月 : 角田 光代: 本

銀行の契約社員として働く、平凡な主婦の梅澤梨花。真面目な仕事ぶりで、顧客からの信頼も厚い彼女でしたが、年下の大学生との出会いをきっかけに、その人生は大きく狂い始めます。彼に貢ぐため、梨花は顧客の預金に手を付けてしまうのです。

最初はほんの出来心だったはずの横領。しかし、一度踏み入れた道から、彼女はもう引き返すことができませんでした。平凡な女性が、なぜ巨額の横領事件を起こすに至ったのか。その心の軌跡を、繊細な筆致で描き出しています。誰の心にも潜むかもしれない欲望や孤独をテーマにした、リアルで切実なサスペンスです。ドラマ・映画化もされ、大きな話題を呼びました。

ふくちい

普通の主婦が、どんどん堕ちていくのがすごくリアルで怖いんだ。もしかしたら、自分も…って考えさせられちゃうよ。

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46位『変な家』 雨穴

変な家 雨穴 小説
引用:変な家 | 雨穴 |本 | 通販 | Amazon

ウェブライターである主人公は、知人から「購入を検討している中古物件の間取り図がおかしい」という相談を受けます。一見、ごく普通の一軒家。しかし、よく見ると、そこには謎の空間や、不自然な子供部屋など、不可解な点がいくつも存在していました。興味を惹かれた主人公は、設計士の栗原と共に、この家の謎を解き明かそうとします。

間取り図に隠された秘密を追ううちに、彼らはこの家で過去に起こった、ある恐ろしい事件にたどり着きます。YouTubeの動画から火が付き、書籍化・映画化もされた新感覚の不動産ミステリー。間取り図を見ながら読み進めることで、じわじわと恐怖がこみ上げてくる、新しい読書体験ができます。

ふくちい

間取り図を見ながら読むのが、すごく面白いんだ!なんでここに窓が?とか考えてると、だんだん怖くなってくるよ…。

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47位『64(ロクヨン)』 横山秀夫

64 ロクヨン 横山秀夫 小説
引用:64(ロクヨン) [書籍]

昭和64年、わずか7日間で終わった年に、D県警管内で少女誘拐殺人事件が発生します。世間を震撼させたこの事件は、犯人の特定に至らないまま、未解決となっていました。そして14年後、時効が目前に迫る中、警察庁長官の視察が決定します。この視察をきっかけに、止まっていた「ロクヨン」の時間が、再び動き始めます。

物語の主人公は、D県警の広報官・三上義信。彼は、記者クラブとの対立や、警察内部の軋轢に苦しみながら、事件の真相に迫っていきます。警察組織のリアルな描写と、重厚な人間ドラマが魅力の警察小説の傑作です。「このミステリーがすごい!」で第1位に輝き、映画化もされました。

ふくちい

警察の中の人間関係が、すごくリアルに描かれていて引き込まれるよ。主人公の三上さんの苦悩に、思わず感情移入しちゃうんだ。

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48位『殺人鬼フジコの衝動』 真梨幸子

殺人鬼フジコの衝動 真梨幸子 小説
引用:Amazon.co.jp: 殺人鬼フジコの衝動 (徳間文庫) : 真梨幸子: 本

一家惨殺事件の唯一の生き残りである少女、フジコ。彼女は、その壮絶な過去から、幸せを渇望するようになります。しかし、彼女が求める幸せは、常に他人の不幸の上に成り立っていました。愛を求めるあまり、彼女は少しずつ狂気の殺人鬼へと変貌を遂げていきます。

この物語は、一人の女性が、なぜ十数人もの人々を殺害するに至ったのか、そのおぞましくも悲しい一生を、関係者の証言から再構築していく構成になっています。読めば読むほど胸が悪くなる、強烈な「イヤミス」作品です。その衝撃的な内容から、多くの読者にトラウマを植え付け、カルト的な人気を博しています。

ふくちい

本作は、人間の精神が極限状況下でいかに変容するかを描き切っている。その読後感の悪さは、物語の完成度の高さを逆説的に証明していると言えよう。

49位『容疑者Xの献身』 東野圭吾

容疑者Xの献身 東野圭吾 小説
引用:容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7) | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon

弁当屋で働く花岡靖子は、別れた元夫を衝動的に殺害してしまいます。絶望する母娘の前に現れたのは、隣に住む、しがない高校教師の石神でした。彼は、天才的な数学の頭脳を使い、母娘を救うために完璧な隠蔽工作を計画します。しかし、彼の前に、大学時代の友人であり、警視庁の天才物理学者・湯川学が立ちはだかります。

東野圭吾の人気シリーズ「ガリレオシリーズ」の代表作であり、直木賞を受賞した傑作です。論理的な謎解きだけでなく、犯人である石神の、あまりにも深く、そして純粋な愛が描かれており、ミステリーでありながら究極のラブストーリーとしても読むことができます。ラストに明かされる「献身」の本当の意味に、多くの読者が涙しました。

ふくちい

ミステリーとしても最高に面白いけど、石神さんの愛が切なすぎて、最後は号泣しちゃった…。これぞ究極の愛だね。

まとめ

ここまで、サスペンス小説のおすすめランキングをご紹介してきましたが、気になる一冊は見つかりましたか? 衝撃のどんでん返しが待ち受ける作品、人間の心の闇を描いたイヤミス、手に汗握る警察小説など、サスペンス小説の世界は実に多彩です。

日常では味わえないスリルや緊張感を疑似体験できるのが、サスペンス小説の大きな魅力です。この記事を参考に、ぜひあなたのお気に入りの一冊を見つけて、ページをめくる手が止まらなくなるような、刺激的な読書体験を味わってみてください。

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