【2025年最新】20代におすすめの恋愛小説ランキングTOP40

小説ヨミタイ編集部 監修者
株式会社viviane
小説ヨミタイ編集部

あらゆる面白いおすすめ小説を紹介する小説専門サイト「小説ヨミタイ」の編集部です。

目次

20代の心に響く、おすすめの恋愛小説

20代は仕事や恋愛、将来のことなど、人生の大きな節目に立つことが多い時期ですよね。そんな多感な時期に、恋愛小説はそっと心に寄り添い、共感や感動を与えてくれるんです。

登場人物に自分を重ね合わせると、悩みを乗り越える勇気をもらえたり、新しい価値観に気づかされたりすることも少なくありません。甘酸っぱい青春の物語から、ほろ苦い大人の恋、涙なしには読めない切ない別れの物語まで、さまざまな愛の形に触れることができるでしょう。

【2025年最新】20代におすすめの恋愛小説ランキングTOP40

ここからは、2025年の最新情報をもとに、20代の皆さんにぜひ読んでほしい恋愛小説をランキング形式で40作品ご紹介していきますね。

きっとあなたの心に響く一冊が見つかるはずです。ぜひ、お気に入りの作品を探してみてくださいね。

1位『汝、星のごとく』凪良ゆう

2023年の本屋大賞を受賞した、凪良ゆうさんによる感動の恋愛小説です。瀬戸内の小さな島を舞台に、心に孤独を抱える高校生の暁海(あきみ)と櫂(かい)の15年間にわたる愛の物語が描かれています。

家庭環境や周囲の偏見によってすれ違いながらも、互いを想い続ける二人の姿は、読む人の心を強く揺さぶるでしょう。恋愛だけでなく、人生の選択や困難に立ち向かうことの意味を問いかける、深みのある作品です。

ふくちい

本屋大賞も納得の傑作だよ。ただの恋愛小説じゃなくて、人生そのものを描いてる感じがしたんだ。

2位『君の膵臓をたべたい』住野よる

衝撃的なタイトルとは裏腹に、切なくも美しい愛の物語が描かれ、多くの読者の涙を誘った住野よるさんのデビュー作です。映画化やアニメ化もされ、社会現象を巻き起こしましたね。

偶然、クラスメイトである山内桜良が膵臓の病で余命わずかであることを知ってしまった「僕」。正反対の性格の二人が、残された時間を通して心を通わせていく姿は、命の尊さや一日一日を大切に生きることの意味を教えてくれるでしょう。

ふくちい

タイトルにびっくりするけど、読んだら絶対泣いちゃうやつだよ。命の大切さを考えさせられるんだ。

この本を読む

3位『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』七月隆文

京都の美大に通う学生・南山高寿が、電車の中で一目惚れした女性・福寿愛美との40日間の恋を描いたファンタジー恋愛小説です。2016年には福士蒼汰さんと小松菜奈さん主演で映画化もされ、大きな話題となりましたね。

初めてのデート、初めて手を繋ぐ、そんな当たり前の日常が、彼女にとってはすべてが特別で、なぜか涙を流します。物語が進む中で明かされる彼女の大きな秘密を知ったとき、きっとあなたも涙が止まらなくなるでしょう。

ふくちい

切なすぎる設定に涙が止まらなかったよ。もう一回読み返したくなること間違いなしなんだ。

4位『余命10年』小坂流加

数万人に一人という不治の病にかかり、余命10年を宣告された二十歳の茉莉(まつり)の物語です。著者の小坂流加さん自身がモデルとなっており、そのリアルな心情描写が多くの読者の胸を打ちました。

未来を諦め、淡々と日々を過ごしていた茉莉でしたが、地元の同窓会で和人と出会ったことで、彼女の人生は大きく動き出します。恋はしないと決めていたはずなのに、和人に惹かれていく茉莉の葛藤と、残された時間を必死に生きる姿に涙が止まりません。

ふくちい

作者の実体験が元になってるから、言葉の重みが違うんだ。生きるってことを全力で考えさせられるよ。

この本を読む

5位『桜のような僕の恋人』宇山佳佑

カメラマンの夢を諦めかけた晴人と、美容師の美咲の儚くも美しい恋を描いた物語です。中島健人さん主演で実写映画化もされ、話題となりましたね。

美咲に恋をした晴人は、彼女に認めてもらいたい一心で再びカメラと向き合います。しかし、幸せな日々も束の間、美咲は人の何十倍もの速さで年老いていく難病を発症してしまいます。

甘いラブストーリーと、残酷な運命が織りなす切ない展開に、涙なしでは読めないでしょう。

ふくちい

桜のように儚い恋の物語だよ。美しくて、でも残酷な運命に胸が締め付けられるんだ。

この本を読む

6位『傲慢と善良』辻村深月

婚活をテーマに、現代の恋愛と結婚のリアルを描き出した辻村深月さんの長編小説です。マッチングアプリで出会った架と真実の恋愛模様を通して、人が人を好きになるときに働く「傲慢さ」や「善良さ」とは何かを問いかけます。

恋愛や結婚に悩む20代、30代の女性から多くの共感を集めています。自分自身の恋愛観や価値観を見つめ直すきっかけになる一冊となるでしょう。

ふくちい

恋愛や婚活のリアルが刺さりまくるよ。自分の中の『傲慢さ』と『善良さ』について考えちゃったな。

この本を読む

7位『陽だまりの彼女』越谷オサム

新人営業マンの浩介が、仕事の取引先で中学時代の同級生・真緒と10年ぶりに再会するところから物語は始まります。かつていじめられっ子だった真緒は、魅力的な女性に変身していました。

再会をきっかけに恋に落ち、結婚を決意する二人ですが、真緒には誰にも言えない不思議な秘密がありました。ファンタジックな設定でありながら、温かく優しい気持ちになれるラブストーリーです。

ふくちい

ファンタジーだけど、すごく心温まるラブストーリーなんだ。読み終わった後、優しい気持ちになれるよ。

8位『世界の中心で、愛をさけぶ』片山恭一

2000年代に社会現象を巻き起こした、純愛小説の金字塔です。高校生の朔太郎と、白血病を患う恋人アキの、切なく透明感あふれる恋愛模様が描かれています。

「セカチュー」の愛称で親しまれ、映画やドラマにもなりました。愛する人を失うことの悲しみと、それでもなお残る愛の温かさを描き、多くの人々の涙を誘った作品です。

ふくちい

純愛小説の金字塔だよね。わたしも『助けてください!』って叫びたくなったよ。

9位『マチネの終わりに』平野啓一郎

天才クラシックギタリストの蒔野と、海外の通信社に勤務するジャーナリストの洋子。40代の二人が織りなす、大人のための切ない恋愛小説です。

初めて会った時から強く惹かれ合う二人ですが、洋子には婚約者がいました。愛しているからこそ、すれ違い、別れを選択する二人の姿は、甘いだけではない恋愛の複雑さと深みを感じさせます。

恋愛だけでなく、人生や芸術についても考えさせられる一冊です。

ふくちい

大人の恋愛って感じがして、すごく深かったな。言葉の選び方が美しくて、うっとりしちゃうんだ。

この本を読む

10位『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦

京都を舞台に繰り広げられる、ユニークな恋愛ファンタジー小説です。クラブの後輩である「黒髪の乙女」に恋をした「先輩」が、彼女の気を引くために奇妙な事件に次々と巻き込まれていきます。

森見登美彦さんならではの独特な文体と、奇想天外なストーリー展開が魅力です。個性豊かなキャラクターたちが織りなす、ユーモラスで不思議な恋の物語に、あなたもきっと引き込まれるはずですよ。

ふくちい

奇想天外な展開が面白すぎる!森見登美彦ワールド全開で、一気に読んじゃったよ。

11位『ノルウェイの森』村上春樹

1987年に発表されて以来、世代を超えて読み継がれる村上春樹さんの代表作です。主人公の「僕」が、高校時代の親友の恋人だった直子と、大学で出会った緑という二人の女性の間で揺れ動く様を描いています。

物語は主人公が37歳の時、ハンブルク空港に到着した飛行機の中でビートルズの「ノルウェイの森」を聴き、1960年代後半の青春時代を回想するところから始まります。生と死、喪失と再生をテーマにした、深く切ない物語です。

ふくちい

村上春樹さんの代表作だね。生と死について深く考えさせられる、切ない物語なんだ。

この本を読む

12位『ナラタージュ』島本理生

高校教師と生徒の禁断の恋と、その後の再会を描いた島本理生さんの恋愛小説です。大学生になった主人公・泉のもとに、高校時代の演劇部の顧問だった葉山先生から電話がかかってくるところから物語は始まります。

卒業から数年経っても断ち切れない、葉山先生への想い。許されない恋だとわかっていながらも、惹かれてしまう泉の心情が繊細に描かれています。

ふくちい

許されない恋の切なさが、すごくリアルに描かれてるんだ。泉の気持ちに共感して苦しくなっちゃったよ。

この本を読む

13位『クジラの彼』有川浩

有川浩さんによる、自衛隊を舞台にした6つのラブストーリーが詰まった短編集です。表題作「クジラの彼」では、潜水艦乗りの男性との遠距離恋愛が描かれています。

なかなか会えない彼からの、海の中から届くロマンチックな手紙。会えない時間も愛を育む二人の姿に、胸がキュンとします。

自衛官という特殊な職業の彼を持つ女性たちの、一途で力強い恋愛模様が楽しめますよ。

ふくちい

自衛官との恋愛って、キュンキュンするね!会えない時間も愛を育むって素敵だな。

14位『いま、会いにゆきます』市川拓司

妻に先立たれた巧と、6歳の息子・佑司の前に、亡くなったはずの妻・澪が梅雨の時期に戻ってくるという、ファンタジックなラブストーリーです。映画化もされ、大ヒットを記録しましたね。

記憶を失っている澪と、再び家族としての日々を過ごす巧と佑司。しかし、梅雨が明ければ澪はまたいなくなってしまう運命でした。

家族の愛情と絆を描いた、温かくも切ない物語に涙が止まりません。

ふくちい

家族の愛に涙が止まらないよ…。雨の季節が来るたびに、この物語を思い出しちゃうんだ。

15位『この恋は世界でいちばん美しい雨』宇山佳佑

駆け出しの建築家・誠とカフェ店員の日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺で幸せな同棲生活を送っていました。

しかし、ある雨の日に事故に遭い、瀕死の重傷を負ってしまいます。突如現れた「案内人」によって、二人合わせて20年の余命を授かりますが、それはお互いの命を奪い合う日々の始まりを意味していました。

甘く切ない奇跡がカップルを襲う、感動のラブストーリーです。

ふくちい

奇跡と残酷な運命が交差する物語だよ。二人の選択に、胸がぎゅっとなるんだ。

16位『100回泣くこと』中村航

バイク事故で記憶の一部を失ってしまった主人公・藤井。彼は4年前に付き合っていた恋人・佳美と再会し、再び恋に落ちます。

しかし、彼女はなぜか自分のことを「覚えていない」と言い張ります。そこには、あまりにも切ない秘密が隠されていました。

記憶喪失と余命というテーマを扱いながらも、温かい愛に包まれた物語です。

ふくちい

タイトル通り、本当に泣ける物語だったよ。切ない秘密を知った時の衝撃が忘れられないんだ。

この本を読む

17位『愛がなんだ』角田光代

28歳のOL・テルコが、一目惚れしたマモルに寄せる一方的な恋心をリアルに描いた作品です。テルコは仕事を投げ出し、生活のすべてをマモルに捧げますが、彼の気持ちは一向にこちらを向きません。

好きという感情の暴走と、どうにもならない片思いのやるせなさを、痛々しいほどに描き出しています。恋愛の格好悪い部分やみじめさに、共感してしまう人も多いのではないでしょうか。

ふくちい

好きっていう気持ちが暴走する感じ、わかるな…。テルコの痛々しさに、なぜか共感しちゃうんだ。

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18位『ジョゼと虎と魚たち』田辺聖子

足が不自由で、ほとんど家から出たことのない女性「ジョゼ」と、大学を卒業したばかりの恒夫との、少し変わった恋愛を描いた短編小説です。2003年に実写映画化、2020年にはアニメ映画化もされた名作ですね。

世間から隔絶された世界で生きるジョゼと、ごく普通の日常を生きる恒夫。二人の出会いは、お互いの世界を少しずつ変えていきます。

不思議な魅力を持つジョゼと恒夫の関係性を描いた、珠玉の作品集です。

ふくちい

ジョゼの不思議な魅力に引き込まれるよ。ちょっと変わった恋愛だけど、すごく心に残る物語なんだ。

この本を読む

19位『カフーを待ちわびて』原田マハ

沖縄の離島を舞台にした、心温まるラブストーリーです。第1回日本ラブストーリー大賞を受賞し、映画化もされました。

神社の絵馬に「嫁に来ないか」と書いた主人公・明青のもとに、ある日突然「さち」と名乗る謎の美女が現れます。彼女の正体は謎に包まれたまま、二人の奇妙な共同生活が始まります。

沖縄の美しい自然を背景に、爽やかな感動が味わえる一冊です。

ふくちい

沖縄の自然が目に浮かぶような、爽やかな物語だよ。読んだら幸せな気持ちになれるんだ。

20位『勝手にふるえてろ』綿矢りさ

芥川賞作家・綿矢りささんによる、不器用な女性の恋の葛藤を描いた小説です。主人公のヨシカは、中学時代から片思いしている「イチ」と、現実の彼氏である「ニ」との間で揺れ動きます。

脳内の恋と現実の恋、どちらも手放したくないヨシカの暴走する妄想と感情が、ユーモラスかつリアルに描かれています。愛される恋愛か、愛する恋愛か、答えのない問いに自分なりの答えを見つけたい20代におすすめの一冊です。

ふくちい

ヨシカの暴走っぷりが面白くて笑っちゃった!脳内恋愛と現実恋愛、どっちもわかる気がするな。

この本を読む

21位『きらきらひかる』江國香織

アルコール依存症で情緒不安定な妻・笑子と、同性愛者である夫・睦月。そして、睦月の恋人である紺。

そんな少し変わった形の「夫婦」と、彼らを取り巻く人々を描いた物語です。

恋愛の常識や普通とは何かを考えさせられる作品です。お互いの欠点を認め合い、支え合って生きていく三人の姿は、新しい愛の形を提示してくれます。

純度の高い恋愛小説を読みたい方におすすめです。

ふくちい

『普通』ってなんだろうって考えさせられるよ。三人の関係性が、すごくピュアで美しいんだ。

22位『君は月夜に光り輝く』佐野徹夜

不治の病である「発光病」を患い、病院から出られない少女・まみずと、彼女の願いを代わりに実行する「代行体験」をすることになった卓也の物語です。第23回電撃小説大賞で大賞を受賞しました。

死期が迫る中でも、強く明るく生きようとするまみずの姿に、卓也は次第に惹かれていきます。命の輝きと、限られた時間の中で育まれる恋を描いた、切なくも美しいラブストーリーです。

ふくちい

命の輝きを感じる物語だよ。まみずの強さに、勇気をもらえるんだ。

23位『レインツリーの国』有川浩

有川浩さんの代表作『図書館戦争』シリーズに登場する、ある本がきっかけで生まれたスピンオフ作品です。主人公の伸が、中学生時代に夢中になった本「フェアリーゲーム」の感想サイトで出会ったひとみとメールのやり取りを始めるところから物語は動き出します。

会いたいという伸に対し、頑なに会うことを拒むひとみ。実は彼女には、ある秘密がありました。

顔も知らない相手とのメールから始まる、ピュアで心温まるラブストーリーです。

ふくちい

メールから始まる恋って、ドキドキするよね。顔も知らない相手を想うピュアな気持ちに、心があったかくなったよ。

この本を読む

24位『百瀬、こっちを向いて。』中田永一

冴えない高校生・相原ノボルが、ある日突然、学年一の美少女・百瀬陽に「恋人のフリをしてほしい」と頼まれることから始まる、4つの恋の物語を収めた短編集です。表題作は映画化もされましたね。

嘘から始まった関係が、いつしか本物の恋に変わっていく切なさや、青春時代の甘酸っぱい感情が巧みに描かれています。誰もが経験したことのあるような、ほろ苦い初恋の記憶が蘇る一冊となるでしょう。

ふくちい

嘘から始まる恋の切なさがたまらないんだ。青春時代のほろ苦い記憶が蘇ってくるよ。

25位『図書館戦争シリーズ』有川浩

メディアの検閲が合法化された近未来の日本を舞台に、本を守るために戦う「図書隊」の隊員たちの活躍と恋愛模様を描いた大人気シリーズです。アニメ化、映画化もされ、多くのファンを魅了しましたね。

鬼教官・堂上篤と、猪突猛進な新人隊員・笠原郁の、もどかしくも甘い恋愛模様は「ベタ甘」と評され、多くの読者をキュンキュンさせています。アクションあり、笑いあり、そして胸キュンありのエンターテイメント作品です。

ふくちい

堂上教官と郁の『ベタ甘』な関係が最高!アクションもあって、読んでてすごくワクワクするんだ。

この本を読む

26位『植物図鑑』有川浩

ごく普通のOL・さやかが、ある夜、マンションの前で倒れていた青年・樹を拾うことから始まるラブストーリーです。樹は、さやかの家に「半年間」という約束で居候することになります。

樹が作る美味しい野草料理を通して、二人の距離は少しずつ縮まっていきます。何気ない日常の中にある幸せと、心温まる恋を描いた物語です。

読んだ後、道端の草花を見る目が変わるかもしれませんね。

ふくちい

道端の草花がごちそうになるなんて、素敵だね。何気ない日常の幸せを教えてくれる物語だよ。

この本を読む

27位『阪急電車』有川浩

兵庫県を走る片道15分のローカル線「阪急今津線」を舞台にした、心温まる連作短編集です。電車に乗り合わせた人々の人生が、少しずつ交差し、影響を与え合っていきます。

婚約者を後輩に奪われたOL、DV彼氏と別れられない女子大生、ママ友との付き合いに悩む主婦など、様々な悩みを抱える登場人物たちが、小さな出会いをきっかけに前を向いていく姿が描かれています。読後、優しい気持ちになれる一冊です。

ふくちい

電車で乗り合わせた人たちの人生が交差するって、面白いな。読んだ後、優しい気持ちになれる一冊だよ。

28位『三日間の幸福』三秋縋

未来を悲観した青年クスノキが、自分の寿命の残り30年分を「30万円」で売り払い、残された三ヶ月間をどう生きるかを描いた物語です。寿命を買い取ってもらった彼のもとに、監視員としてミヤギという女性が現れます。

何をやってもうまくいかず、価値がないと思っていた自分の人生。しかし、ミヤギと過ごす三ヶ月間で、クスノキは生きることの意味を少しずつ見出していきます。

幸福とは何かを問いかける、切なくも美しい物語です。

ふくちい

自分の人生の価値ってなんだろうって、深く考えさせられたよ。幸福の意味を見つけ出す物語なんだ。

29位『パラレルワールド・ラブストーリー』東野圭吾

人気ミステリー作家・東野圭吾さんが描く、異色の恋愛小説です。主人公・崇史が迷い込んだ二つの世界。

一つの世界では、親友の恋人である麻由子と付き合っており、もう一つの世界では、麻由子が親友の恋人のままです。

どちらが現実で、どちらが虚構なのか。記憶が混乱していく中で、崇史は愛と友情の狭間で苦悩します。

ミステリー要素と恋愛要素が巧みに絡み合った、最後まで目が離せない一作です。

ふくちい

どっちが現実なの!?って、頭が混乱しちゃったよ。ミステリーと恋愛の融合がすごすぎるんだ。

この本を読む

30位『小説 君の名は。』新海誠

2016年に公開され、記録的な大ヒットとなったアニメーション映画『君の名は。』の新海誠監督自身によるノベライズ作品です。東京に暮らす男子高校生・瀧と、山深い田舎町に住む女子高校生・三葉の心と体が入れ替わる不思議な体験を描いています。

映画のストーリーをより深く理解できるだけでなく、登場人物たちの心情が細やかに描かれており、小説ならではの感動を味わうことができます。映画を観た人も、まだ観ていない人も楽しめる一冊です。

ふくちい

映画も最高だけど、小説で読むと心情がより深くわかって感動も倍増だよ。まだ読んでない人はぜひ!

31位『あの花が咲く丘で、また君と出会えたら。』汐見夏衛

現代の女子中学生・百合が、1945年の戦時中の日本にタイムスリップしてしまう物語です。そこで出会ったのは、特攻隊員の彰でした。

戦争という過酷な状況の中で、彰に惹かれていく百合。しかし、彼には「特攻」という変えられない運命が待ち受けていました。

平和な現代を生きる私たちに、戦争の悲惨さと命の尊さを教えてくれる、涙なくしては読めない恋愛小説です。

ふくちい

戦争の時代にタイムスリップなんて…。彰の運命を思うと、涙が止まらないよ。

この本を読む

32位『僕が愛したすべての君へ』乙野四方字

人々が日常的に「パラレルワールド」間を移動していることが証明された世界。両親の離婚により、母親と暮らすことを選んだ主人公・暦の物語です。

『君を愛したひとりの僕へ』と対になる作品で、読む順番によって結末の感じ方が変わるという仕掛けが話題になりました。

こちらの世界で暦が出会うのは、クラスメイトの和音。彼女との出会いが、暦の運命を大きく変えていきます。

選択によって変化する未来と、一途な愛を描いたSFラブストーリーです。

ふくちい

読む順番で結末の感じ方が変わるなんて、すごい仕掛けだよね。SF好きにはたまらないラブストーリーだよ。

33位『君の話』三秋縋

記憶を改変する技術が普及した世界で、主人公の天谷千尋は、存在しないはずの幼馴染・夏凪灯花と出会います。彼女の正体を追ううちに、千尋は世界の真実と残酷な運命に直面することになります。

ミステリアスな展開と、切ない恋の物語が融合した、一気読み必至の作品です。

ふくちい

記憶がテーマの物語って、切ないよね…。真実を知った時の衝撃がすごくて、しばらく動けなかったよ。

34位『恋空―切ナイ恋物語』美嘉

2000年代にケータイ小説として絶大な人気を博し、女子中高生を中心に社会現象を巻き起こした作品です。主人公・美嘉と、同級生のヒロの、壮絶ながらも純粋な愛の物語が描かれています。

いじめ、妊娠、そして病魔。次々と襲いかかる過酷な運命に翻弄されながらも、お互いを想い続ける二人の姿は、多くの読者の涙を誘いました。

恋愛の喜びも痛みもすべてが詰まった、伝説的なラブストーリーです。

ふくちい

ケータイ小説の伝説だよね。美嘉とヒロの壮絶な恋に、当時はみんな泣いてたんだよ。

35位『サヨナライツカ』辻仁成

婚約者がいながら、謎めいた美女・沓子と情熱的な恋に落ちてしまうエリートビジネスマンの豊。バンコクを舞台に、25年という長い歳月を経てもなお色褪せない、激しくも切ない大人の恋愛を描いた物語です。

愛しているのに結ばれない、運命に翻弄される二人の姿は、読む人の心を締め付けます。本当の愛とは何か、幸せとは何かを考えさせられる、感動的なラブストーリーです。

ふくちい

25年経っても色褪せない愛ってすごいな。激しくて切ない、大人の恋愛に酔いしれたよ。

36位『恋愛中毒』山本文緒

過去の恋愛のトラウマから、人を愛せなくなってしまった翻訳家の水無月。彼女が、彼女の閉ざされた心に強引に踏み込んでくる風変わりな男・創路と出会うことから物語は始まります。

恋愛における依存や執着、そしてそこからの再生をリアルに描いた作品です。恋愛に悩み、傷ついた経験のある人なら、きっと水無月の姿に共感する部分があるはずです。

自分らしい愛し方を見つけるヒントをくれる一冊です。

ふくちい

恋愛の依存とか執着って、誰にでもあるかも。水無月の姿に、自分のことかと思ってドキッとしちゃった。

37位『黄色い目の魚』佐藤多佳子

美術部に所属する高校2年生の村田みのりは、絵を描くのが好きなサッカー部員の木島悟に片思い中。彼に絵のモデルを頼まれたことから、彼女の世界は変わり始めます。

絵を描くことを通して、自分の内面と向き合い、成長していくみのりの姿が瑞々しく描かれています。高校生の淡い恋心と、芸術にかける情熱が交差する、爽やかな青春恋愛小説です。

ふくちい

絵を描くことを通して近づく二人、すごく青春だね!爽やかで甘酸っぱい気持ちになれるよ。

38位『放課後の音符』山田詠美

名門音楽学校を舞台に、様々な悩みを抱える少年少女たちの恋愛模様を描いた短編集です。クラシック音楽の美しい調べと共に、思春期ならではの揺れ動く繊細な感情が描かれています。

恋愛、友情、そして将来の夢。不器用ながらも懸命に自分の道を探す彼らの姿は、どこか懐かしく、甘酸っぱい気持ちにさせてくれます。

音楽の知識がなくても楽しめる、青春小説の傑作です。

ふくちい

クラシック音楽と青春の組み合わせって、なんだかお洒落だよね。繊細な感情の描写がとても綺麗なんだ。

39位『うさぎパン』瀧羽麻子

パン作りが好きな高校生の優子は、ある日、クラスメイトの富田と一緒にパン屋巡りをすることに。パンを通して、二人の距離は少しずつ縮まっていきます。

焼きたてのパンの香りが漂ってきそうな、温かくて優しい物語です。何気ない日常の中にある小さな幸せと、ゆっくりと育まれる恋の行方に、心がほっこりします。

読んだ後、美味しいパンが食べたくなること間違いなしの一冊です。

ふくちい

焼きたてのパンの香りがしてきそう!読んだら絶対パンが食べたくなる、心温まる物語だよ。

この本を読む

40位『塩の街』有川浩

ある日突然、空から巨大な塩の結晶が降り注ぎ、人々が塩の塊になって死んでしまうという謎の現象「塩害」に見舞われた世界。そんな崩壊した東京で、静かに暮らす元戦闘機パイロットの秋庭と、彼を慕う少女・真奈の物語です。

有川浩さんのデビュー作であり、『空の中』『海の底』と並ぶ「自衛隊三部作」の一つです。過酷な世界で寄り添い、お互いを支え合って生きる二人の姿は、愛の強さと希望を感じさせてくれます。

ふくちい

有川浩さんのデビュー作なんだ。過酷な世界だけど、二人の愛に希望を感じて胸が熱くなったよ。

ランキングを参考に20代のあなたにぴったりの恋愛小説を見つけよう

ここまで、20代におすすめの恋愛小説をランキング形式で40作品ご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。気になる一冊は見つかりましたか?

恋愛小説は、私たちにときめきや感動を与えてくれるだけでなく、人生の様々な局面でそっと背中を押してくれる存在です。ぜひこのランキングを参考に、あなたの心に響く素敵な一冊を見つけて、物語の世界に浸ってみてくださいね。

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