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ファンタジー小説のおすすめランキングTOP15【2025年最新】

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ファンタジー小説とは?魅力あふれる異世界の世界観

ファンタジー小説とは、現実には存在しない世界や生き物、魔法などの要素を取り入れた物語のジャンルです。壮大な冒険や英雄譚、不思議な生き物との交流など、読者の想像力を最大限に刺激する魅力があります。

日本でも海外でも古くから多くの名作が生まれ、世代を超えて愛され続けています。映画やアニメ、ゲームなど他メディアへの展開も多く、その世界観は私たちの文化に深く根付いています。

ファンタジー小説の魅力は何といっても「非日常への逃避」と「普遍的なテーマの探求」のバランスにあります。異世界を舞台にすることで現実の制約から解放され、それでいて勇気や友情、成長といった普遍的なテーマを深く掘り下げることができるのです。

今回は2024年時点で特に人気の高いファンタジー小説を、古典的名作から比較的新しい作品まで幅広くランキング形式でご紹介します。あなたのファンタジー読書の旅の指針になれば幸いです。

ファンタジー小説のおすすめランキングTOP15

第1位 十二国記シリーズ『月の影 影の海』

著者:小野不由美
発売日:1992年
シリーズ累計発行部数:1280万部以上

『十二国記』シリーズの第1作目であり、小野不由美の代表作とも言える不朽の名作です。中華風の異世界「十二国」を舞台に、突如として異世界に召喚された女子高生・中嶋陽子の苦難と成長を描いています。

物語は陽子が水の精・景麒(けいき)によって「十二国」へと連れ去られることから始まります。そこで待っていたのは、異国の言葉も通じない孤独な環境と、自分を追い詰める謎の怪物たち。絶望の淵に立たされながらも、陽子は徐々に自分の使命と向き合っていきます。

『十二国記』の最大の魅力は、圧倒的なスケールの世界観と緻密な設定にあります。中国の古典や神話を基にした独自の文化や制度が細部まで作り込まれており、読めば読むほど深みが増す傑作です。

読みたガール

中国神話モチーフなのにこんなに新鮮な世界観があるなんて驚いた!陽子が絶望から少しずつ強くなっていく過程が本当に感動的だよ。

第2位 指輪物語『旅の仲間』

著者:J.R.R.トールキン
発売日:1954年(原著)、1972年(日本語版)

現代ファンタジーの祖とも言われる一大叙事詩的作品で、その後のファンタジー創作に計り知れない影響を与えました。『ホビットの冒険』の続編として書かれた物語で、小柄な種族「ホビット」のフロドが、強大な力を秘めた「一つの指輪」を冥王サウロンから守るために旅に出る冒険を描いています。

トールキンが作り上げた「中つ国」は、独自の言語や歴史、地理、神話を持つ完全な異世界です。エルフ、ドワーフ、人間、オーク、トロルなど様々な種族が登場し、それぞれの文化や特性が細部まで描かれています。

映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作の原作でもあり、世界中で愛されているファンタジーの金字塔的存在です。

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トールキンの作った世界の広大さに圧倒されるよ!エルフ語まで作っちゃうなんて本当に凄い…。細部までこだわられた設定を知るたびにゾクゾクする感覚がたまらない。

第3位 精霊の守り人

著者:上橋菜穂子
発売日:1996年

『守り人シリーズ』の第1作目で、シリーズ累計で約325万部の大ヒット作です。中央アジアをモチーフにした架空の世界「新ヨゴ皇国」を舞台に、女用心棒バルサが王子チャグムと精霊を守るために戦う物語です。

物語は、水の精霊「にょろにょろ」に取り憑かれた王子チャグムを守るよう依頼されたバルサから始まります。チャグムの体内に宿った精霊は、重要な秘密を握っていましたが、それを狙う勢力との戦いが始まります。

上橋菜穂子の繊細かつ力強い筆致で描かれる冒険は、子どもから大人まで幅広い読者を魅了しています。2016年にはNHKで実写ドラマ化され、Netflixでも配信されました。

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バルサのかっこよさに惚れ惚れする!強くて優しくて複雑な過去を持つ女性主人公っていうのが珍しくて新鮮だった。中央アジア風の世界観も独特で引き込まれるよ。

第4位 ハリー・ポッターシリーズ『賢者の石』

著者:J.K.ローリング
発売日:1997年(原著)、1999年(日本語版)

魔法使いの少年ハリー・ポッターの冒険を描いた7部作シリーズの第1作目です。世界累計発行部数5億部を超え、映画化もされた20世紀最大のファンタジー小説と言えるでしょう。

両親を亡くし、意地悪な親戚の家で育ったハリーは、11歳の誕生日に自分が魔法使いであることを知らされます。魔法学校「ホグワーツ」に入学したハリーは、親友ロンとハーマイオニーと共に数々の冒険に巻き込まれていきます。

成長物語でありながら、徐々にダークファンタジーの要素も強まっていく緻密な物語構成と、魅力的なキャラクターたちが世界中の読者を虜にしました。

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何度読んでも「私もホグワーツに行きたい!」って思っちゃう…。魔法世界のディテールが細かすぎて、本当にどこかに存在するんじゃないかって錯覚するほどリアルなんだよね。

第5位 鹿の王

著者:上橋菜穂子
発売日:2014年

2015年本屋大賞受賞作品で、上橋菜穂子の代表作の一つです。帝国の岩塩鉱で奴隷として働いていた元軍人のヴァンが、謎の病「黒狼熱」の大流行から奇跡的に生き残り、幼い少女ユナと共に旅を始める物語です。

北欧を思わせる冷涼な自然を背景に、病気や医療、生命の尊厳といったテーマが深く掘り下げられています。単なるファンタジーを超えた文学性の高さも評価され、2021年にはアニメ映画化もされました。

特に医療描写の緻密さが特徴で、著者自身の民族学の知識を生かした世界観構築は見事の一言です。

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疫病がテーマなのに、コロナ禍の前に書かれていたなんて予言者みたい…。人間と自然の関係性について深く考えさせられる作品だよ。北欧的な雰囲気もたまらない!

第6位 レーエンデ国物語

著者:多崎礼
発売日:2022年

2024年本屋大賞にノミネートされた全5巻の大作ファンタジー小説です。時代を超えた物語が連なる壮大な年代記で、第1巻ではイジョルニ帝国の領主の娘・ユリアが主人公として登場し、レーエンデ国で琥珀の瞳の射手・トリスタンと出会う旅を描いています。

シリーズが進むにつれて時代や主人公が変わり、前作の登場人物が歴史上の人物として語られるという構成が特徴的です。各巻の物語が緩やかに繋がりながら、一つの国の歴史を紡いでいく様は圧巻の一言です。

中世ヨーロッパを思わせる世界観と緻密な設定、そして繊細な心理描写が多くの読者を魅了しています。

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最近のファンタジーで一番衝撃を受けた作品かも!各巻で主人公が変わるのに全体で一つの大きな物語になっていくの、すごく斬新で引き込まれるよ。

第7位 獣の奏者

著者:上橋菜穂子
発売日:2006年

『闘蛇編』と『王獣編』の二部作からなるファンタジー小説で、巨大獣と心を通わせることができる「獣の奏者」になった少女・エリンの成長を描く物語です。

幼い頃に母を失ったエリンは、王国の貴重な財産である「闘蛇」を育てる一族の秘密を知ってしまったことから逃亡生活を余儀なくされます。その後、孤独な少女が「獣の奏者」として覚醒し、伝説の「王獣」と呼ばれる生き物と心を通わせていく過程が描かれます。

生命の尊厳や人間と自然の関係性といったテーマを深く掘り下げた作品で、2009年にはアニメ化もされています。

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エリンの純粋で誠実な心に何度も泣かされた…。動物が大好きな人なら特に共感できる部分が多いと思う。上橋さんの描く世界観はいつも深みがあって素敵!

第8位 モモ

著者:ミヒャエル・エンデ
発売日:1973年(原著)、1976年(日本語版)

『はてしない物語』の著者として知られるドイツの作家ミヒャエル・エンデの代表作です。古代円形劇場の廃墟に住む不思議な少女モモが、人々の時間を盗む「灰色の男たち」と対決する物語です。

モモの最大の特徴は「聞くこと」。彼女は人の話をじっくりと聞くことで、人々の心を癒やす不思議な力を持っています。しかし、効率や節約を説く「時間貯蓄銀行」の灰色の男たちによって、町の人々から「時間」が奪われていきます。

現代社会における時間の意味や、真の豊かさとは何かを問いかける寓話的な要素を持つファンタジーとして、世界中で愛されています。

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忙しさに追われる現代人にこそ読んでほしい作品だよ。「時間を節約する」って本当はどういうことなんだろうって考えさせられるんだよね。エンデってやっぱり天才!

第9位 影との戦い ゲド戦記

著者:アーシュラ・K・ル=グウィン
発売日:1968年(原著)、1976年(日本語版)

『ゲド戦記』シリーズの第1作目で、魔法使いゲドの成長と試練を描いた物語です。才能ある少年ゲドが、傲慢さから禁断の呪文を唱えてしまい、自分の影とも言える存在を呼び出してしまうところから物語は動き出します。

「均衡」の概念を基にした独自の魔法世界「アースシー」は、多くのファンタジー作家に影響を与えました。特に、「名前」が持つ力を重視する魔法の概念や、タオイズムからの影響が見られる世界観は独創的です。

後にスタジオジブリでアニメ映画化もされましたが、原作の哲学的な深みはより一層の魅力があります。

読みたガール

「自分の影と向き合う」っていう心理学的なテーマが素晴らしいよね。魔法がただのファンタジー要素じゃなくて、哲学的な意味を持ってるのが大人の心にも響くんだよ。

第10位 新世界より

著者:貴志祐介
発売日:2008年

第29回日本SF大賞を受賞した、SF要素とダークファンタジー要素が融合した小説です。舞台は「念動力」を持つ人々が暮らす1000年後の日本。12歳の少女・渡辺早季と幼なじみたちが、謎の生物「バケネズミ」の秘密に迫っていくうちに、人類の血塗られた歴史を知っていくます。

序盤は平和な学園生活が描かれますが、徐々に明らかになる真実は残酷で、読者の予想を裏切る展開の連続です。人間社会の暗部や権力構造について深く問いかける作品として高い評価を受けています。

2012年にはアニメ化もされ、その独特な世界観が多くの視聴者を魅了しました。

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最初は普通のファンタジーだと思ったのに、途中からの展開にゾクゾクした…。社会批評としての側面も強くて、読み終わった後もずっと考えさせられるような作品だよ。

第11位 ロードス島戦記

著者:水野良
発売日:1988年

テーブルトークRPGのリプレイを小説化したことで知られる、日本ライトノベルの先駆け的存在です。戦士パーン、魔法使いスレイン、エルフのディードリットらからなる冒険者パーティーの活躍を描いています。

古典的な西洋ファンタジーの要素を多く取り入れながらも、独自の世界観と魅力的なキャラクターたちが日本のファンタジーファンの心を掴みました。特に、主人公パーンの成長と英雄への道のりは王道かつ爽快な展開で、多くの読者を魅了しています。

その後、アニメ、漫画、ゲームなど様々なメディア展開がなされ、日本のファンタジー文化に大きな影響を与えました。

読みたガール

日本のファンタジーライトノベルの原点って感じ!RPGのようなパーティー構成やクエスト形式の物語が、今読んでも新鮮で楽しいよ。ディードリットに憧れた人、多いんじゃないかな?

第12位 ホビットの冒険

著者:J.R.R.トールキン
発売日:1937年(原著)、1965年(日本語版)

『指輪物語』の前日譚として知られる作品で、平和を愛する小柄な種族「ホビット」のビルボ・バギンズが、魔法使いガンダルフと13人のドワーフたちと共に、ドラゴンに奪われた財宝を取り戻す冒険に出る物語です。

『指輪物語』と比べると、よりコミカルで読みやすい作風が特徴で、児童文学としても高く評価されています。しかし、トロルやゴブリン、巨大クモ、そして恐ろしいドラゴン・スマウグなど、数々の試練を乗り越えていく冒険は大人でも十分に楽しめる内容です。

特に、ビルボが暗闇の洞窟でゴラムと「なぞなぞ」で対決するシーンは、『指輪物語』にも繋がる重要な場面として有名です。

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「冒険なんて御免だ」って言いながらも旅に出ちゃうビルボが愛おしい!指輪物語よりも読みやすくて、ファンタジー入門としても最適な作品だと思うよ。

第13位 光の帝国 常野物語

著者:恩田陸
発売日:2000年

恩田陸の代表作の一つで、不思議な力を持つ一族「常野」の人々を描いた連作短編集です。それぞれが膨大な書物を暗記できたり、近い将来を見通せたりする不思議な能力を持つ常野の人々の、哀しみと優しさに満ちた物語が綴られています。

現代日本を舞台としながらも、どこか異界の雰囲気を漂わせる独特の世界観が魅力です。恩田陸特有の美しい文体と、日常に潜む不思議を描く力量は、この作品で遺憾なく発揮されています。

後に『樹の王』『水の鏡』と共に「常野物語三部作」として完結しました。

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日本の現代ファンタジーの最高峰だと思う!不思議な能力を持ちながらも、どこか儚げな常野の人々の物語に心を奪われるよ。恩田さんの美しい文体も魅力的。

第14位 かがみの孤城

著者:辻村深月
発売日:2017年

2018年本屋大賞受賞作品で、学校での居場所をなくした中学生・こころが、突然自分の部屋の鏡が光り始め、鏡の向こう側にある城のような不思議な建物に迷い込む物語です。

城には似た境遇の7人が集められており、なぜこのメンバーが集められたのか、城の秘密は何かという謎が物語の核心となっています。思春期特有の繊細な心情描写と、ファンタジー要素が絶妙に融合した作品として高い評価を受けています。

現実の問題から逃避しながらも最終的には前に進む勇気を見つける主人公たちの姿に、多くの読者が共感と感動を覚えます。

読みたガール

中学生の頃の気持ちを思い出して泣いちゃった…。辛い現実から逃げ出したくなる気持ちと、それでも前に進まなきゃいけないという葛藤が本当に繊細に描かれてるよ。

第15位 ハウルの動く城

著者:ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
発売日:1986年(原著)、1997年(日本語版)

スタジオジブリの宮崎駿監督によるアニメ映画の原作として知られるファンタジー小説です。魔女に呪いをかけられて90歳の老婆になってしまった18歳の少女・ソフィーが、魔法使い・ハウルの城で掃除婦として働くようになり、様々な冒険と恋に巻き込まれる物語です。

原作は映画とはかなり設定やストーリー展開が異なり、より軽快でユーモラスな作風が特徴です。魔法使いハウルの正体や、彼と火の悪魔カルシファーとの契約の秘密など、謎解き要素も楽しめる作品となっています。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの巧みな筆致で描かれる魔法世界は、宮崎アニメとはまた違った魅力にあふれています。

読みたガール

映画も大好きだけど、原作はまた違ったハウルとソフィーの魅力があって最高!特にハウルのわがままで自意識過剰な部分がより強調されてて、クスッと笑えるシーンが多いんだよね。

ファンタジー小説の魅力と選び方

ファンタジー小説を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介します。

まず、どんな世界観が好みかを考えてみましょう。西洋風、東洋風、異世界転生もの、現代に魔法要素があるもの、ダークファンタジーなど、様々なタイプがあります。本記事のランキングでいえば、『指輪物語』は典型的な西洋ファンタジー、『十二国記』は東洋風ファンタジーの代表格です。

次に、読みやすさも重要なポイントです。『ハリー・ポッター』や『かがみの孤城』は比較的読みやすい文体で書かれていますが、『指輪物語』のように背景設定が緻密な作品は読み応えがある半面、慣れるまで時間がかかる場合もあります。

物語のテーマ性も選ぶ基準になるでしょう。単純な冒険活劇を楽しみたいのか、それとも『鹿の王』のように社会問題や哲学的なテーマを含む作品が好みか、といった点も考慮するとよいでしょう。

最後に、シリーズものか単発作品かも選択肢の一つです。『十二国記』や『ハリー・ポッター』のようなシリーズは世界観に浸れる反面、全巻読むのに時間がかかります。まずは単発作品から試してみるのもおすすめです。

ファンタジー小説の魅力は、現実では決して体験できない冒険を疑似体験できること。そして多くの場合、「善と悪」「成長」「友情」「犠牲」といった普遍的なテーマが含まれていることで、読後に深い余韻や気づきを与えてくれることにあります。

このランキングが、あなたの新たなファンタジー小説との出会いの一助となれば幸いです。

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